ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

大甚中店 (2) @名古屋市中区・伏見

2018年12月04日 | 名古屋(中区)

平日の午後5時前。ちょっと早くに用事を終えることが出来たので、そのまま伏見へ。この時間でというと「大甚」か「伏見地下街」ということになるが、外から覗いてすでに満席に近い「大甚本店」は別として、ゆっくりと座りたい気分だったのですぐ近くの「大甚中店」へ。外壁の”甚”の文字が落ちているのはこの秋の台風でかな。暖簾をくぐって中に入ると予想通り先客2名のみの静かな店内。調理場のおばちゃん2名と給仕の若いのといういつもの布陣。同じ賀茂鶴の菰樽が置かれている姉妹店だが、どうしてこうも違うのか(笑)。お兄さんに樽酒を”鈍燗”(ぬる燗)でお願いして、立って酒肴の並ぶ小さなカウンターへ。まだ数少ない皿の中から選んだのは「小イカの煮物」。

席に戻って一緒に届いた樽酒を徳利から猪口に注ぎグイッと。…滲みるナー(←まだ時間が早いからね)。小イカは甘辛く煮てあり子持ちだった。透き通っていてしみじみと旨い。ゆっくりと静かに杯を重ねる。電球色の照明、AMラジオの音が微かに聴こえる静かな店内、正直本店と比べて見劣りする酒肴の種類…。でも嫌いじゃないんです、この雰囲気。スカスカだけど何だかイイ。あえてこちらに来る他の御仁もきっとそうなんじゃないかナ。普段なら次は何、次は…となるのだが、どういう訳かこの日はこれでいいやという気分になり、お兄さんが「お酒何かお持ちしましょうか?」と言ってくれたけれど、これで勘定にしてもらい、滞在時間20分で店を後にした。(勘定は¥780)

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酒房 大甚中店

愛知県名古屋市中区栄1-6-9

 

( 名古屋 なごや 伏見 ふしみ 大甚 だいじんなかみせ 大甚本店 だいじん 居酒屋 老舗 酒場 樽酒 賀茂鶴酒造 )

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いかわ @岐阜県岐阜市

2018年12月04日 | 岐阜県(岐阜)

柳ヶ瀬・日ノ出町商店街の天ぷら「いかわ」へ。隣はとんかつの「清楽」。こちら「いかわ」にもフライ物があるはずなので揚げ物の店が並んでいる。いつ頃からある店なのか記憶にないが、外看板が新しいからか古くは感じさせない。でも中に入るとしっかりと年季の入った佇まい。角が丸いステンレス製の棚などが”昭和”を思い出させる。カウンター席とテーブル席が1つ(2階もあるとか)。ご夫婦でやっていらっしゃる。カウンター上に貼ってある昼の品書きを見ると6種のみのよう。中から選んだのは「天ぷら定食」。この日は岐阜バスのホリデーパスで移動していたので(訪問11月)女将さんにお酒をつけてもらった。銘柄は分からないが特に何も言わないと燗酒になるようだ。酒を頼んだので定食のご飯は抜いてもらう。

主人の調理が始まる。その頃には後から客が何組も入ってきたが年配の客が多い。座るやいなや「今日は〇✕。」と注文していたりして、みんな勝手知ったるという感じ。酒が先に、そして後から「天ぷら定食」が登場。酒はやや小さめの徳利で、正1合はないだろうか。熱めの燗で古いタイプの味。調子は正直いまひとつ。こういう酒、ある意味懐かしいかも。定食には味噌汁と冷奴が付いている。天ぷらは海老が5本も。やや小さめの海老ではあるが、これを肴に酒をやる。塩とかは無いのでおろし生姜のついたつゆにしっかり浸けていただいた。他の天ぷらは茄子とさつまいも、それに大葉。どれもカリッとした衣でいい感じ。よく出汁の効いた味噌汁で締めて勘定してもらった。(勘定は¥1,450)

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↓ 長良橋通沿いの柳ヶ瀬のバス停前にある文房具店「加木鉃」。創業は明治30年。いつも主人が渋い顔で立っているので(笑)、写真が撮り難かったが、めでたい大黒様の看板をパチリ。”鉄”の文字は金を失わないように”矢”になっているらしい。

 


 

天ぷら いかわ

岐阜県岐阜市日ノ出町1-4

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬商店街 いかわ 井川 天婦羅 天麩羅 てんぷら フライ 定食 ランチ いかわ定食 かきてつ 加木鉃帳簿店 加木鉄 加木鉄帳簿店  )

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