まだまだ続く東濃地方の”カツ丼亜種”行脚。今回訪れたのは土岐市の「味乃家」。幹線道路には面していないが、店の前まで来ると数台停められる駐車場はいっぱい(隣の土地はOKなのかな?)。店内はテーブル席が4つ、小上り席が3つだがしっかりと先客で埋まっていた。もちろん地元の人ばかりの様子。テーブル席に相席で座らせてもらった。品書きには中華そばを含む麺類が揃っていて、目当てのカツ丼の札には”玉子カツ丼も作ります”と書かれている。これはもちろん「普通のカツ煮玉子とじタイプのカツ丼も出来ますよ」という意味だろう。そう、こちら土岐市は”てりかつ丼”の地。「ちちや」や「旭家食堂」が有名だが、まだ他にもいくつか気になるカツ丼が点在するようなのだ。もちろん「カツ丼」を注文して待つ。
しばらくして運ばれた「カツ丼」には上にのったカツに半分くらい”てりたれ”がかかっている。早速たれを舐めてみると…上記2軒とは違いケチャップ感は少なめで、洋食を出す古い食堂にあるデミソースといった感じの味わい。たれの量は多くないが強めのとろみがあり、味は濃い。記憶が頼りないが雰囲気は多治見の「みかわ家」に似ているかな。カツの厚さは薄めで、細かいパン粉をまぶしてしっかりめに揚げてある。サクサクとした口当たりが旨い。カツとご飯の間には千切りキャベツが挟んである。同じ土岐市内でも違うんだなァ、面白い。添えられていたしっかりとガラで取られただろう鶏のスープとたくあんを挟みながら一気にいただいた。(勘定は¥730)
↓ 久しぶりに土岐市駄知町近辺を散策。今回は自転車があったので以前より細かく観察出来た。まずは「駄知小売商業協同組合(旧・駄知信用組合)」(昭和7年・1932・建造)◇。駄知町の町中って赤い円柱郵便ポストがすごく沢山残っていて素敵。
↓ その隣には素敵な門柱があり、駄知信用組合の沿革などを記した石碑(昭和26年・1951・建造◇)が大事に奉られている。読むのは諦めた(笑)。
↓ 町内を流れるの岸辺に隠れた近代建築が(建築詳細不明)◇。平屋根、壁、窓上の装飾に何とも言えない風格が宿る。建物の表に廻ってみたが他の建物の裏に当たり観ることは叶わず。せめて川を降りて近くでと思ったが降りられる場所が見当たらなかった…。
お食事処 味乃家
岐阜県土岐市土岐口北町1-35
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