ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

さくら豊月 @名古屋市南区・桜

2024年06月16日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

南区呼続(よびつぎ)の名鉄「桜」駅近くの旧・東海道から路地に入った所にある「さくら豊月」へ。”豊月”の屋号といえば千種と瑞穂にも店があるので同じ系列なのかな。店の横にある駐車場に車を停めて店内へ。看板には”手打うどん”とあり、中には麺打ち場も見える。入口近くに囲炉裏を模したテーブル席があり、そこに案内された。品書きを眺めるとうどんにだけ”手打ち”の文字が。他はそうでない? 品書きの先頭もうどん。でもこの日の気分は蕎麦だったので「小えびかき揚げ天ざる」というのをお願いした。

待っていると年配のグループ客がどやどやと入って来た。自分の座っている囲炉裏席に相席で向かいになったが、年甲斐もなくはしゃいで盛大におしゃべり。お元気なのは結構だが収束気味とはいえコロナに罹患している人もまだまだ多いらしいのでヒヤヒヤ。幸いその喧しさに気付いた給仕女性が空いたテーブル席に移動させてくれたのでよかったが…。

閑話休題。「小えびかき揚げ天ざる」が運ばれた。かき揚げは高さがあって大迫力。海老も”小えび”と呼ぶには大きなサイズのものがたっぷり10尾ほど。他には分厚く切った椎茸、イカなんかが入っている。かき揚げは粗いのですぐに崩れてはしまうが海老のプリッとした歯応えが存分に楽しめて旨い。せいろに盛られたそばは2段。刻み海苔がたっぷりと振られている。店によっては風味に難ありのことが多い刻み海苔だが、こちらのは大丈夫。別皿に刻みネギとわさび、大根おろし。そば切りは麺肌の白っぽい更科で細切り。濃い色のつゆはかき揚げが大きいからか猪口ではなく小碗に入っていて、徳利にもたっぷりと入っている。そばをどっぷりと浸けて手繰る。わさびを付けたり、崩れた天玉をつゆに入れたりしてたっぷり2枚平らげた。(勘定は¥1,550)

 

 


 

↓ 大高北小学校近くの常滑街道沿いにある「学区資料保管庫(奉安殿)」(昭和3年・1928・建造、平成9年復元)。かつて戦前の国民学校に建てられた天皇・皇后両陛下の御真影と教育勅語を納めた奉安殿。戦後はGHQの指令によってほとんどが解体されたが、こちらは戦後に埋められたものを平成9年に発掘し復元されたもの(何で埋めた?)。菊の紋章は当時のままのものだそう。市内に残っている奉安殿は残り2つくらいなのかな。

 

↓ すぐ近くの常滑街道を挟んだところには塀で囲まれた立派なお屋敷が。この街道沿いは探せばまだ名も知らぬ古い建造物が残っていそう。

↓ 尾頭橋に「中日スタヂアム(ナゴヤ球場)」が出来るまでプロ野球でも使われたという「鳴海球場」。現在は敷地跡が「名鉄自動車学校」になっているが、そのすぐ西の住宅街にある洋館(建築詳細不明)。ドイツ壁で、戸袋が朱あるいはピンク色に塗られていたりとなかなか素敵な外観。地味だが門柱上部にも装飾が。

 

 

 


 

手打うどん さくら豊月

愛知県名古屋市南区桜本町2-22

 

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