ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

比那屋 @岐阜県土岐市

2025年01月19日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県多治見市の「岐阜県現代陶芸美術館」で開催されていた「美濃のラーメンどんぶり展」(終了)が面白そうだったので見に行った際に、少し足を延ばして土岐市の駄知方面へ(訪問11月)。そこで昼食に寄ったのは、以前から一度入ってみたいと思っていた食堂「比那屋」。道を挟んだ駐車場に車を停めて暖簾をくぐる。店内はカウンタ―席とテーブル席が4つのみだが奥に座敷があって大人数の予約が入っているようで給仕のおばちゃんが何人も居て準備に忙しそう。メニュー(英語メニューも有り)には近年になって加わったと思しき色々な創作丼も載っているが、あまりそういうのには興味が無いので、創業時からあるという「かつ丼」をお願いした。田舎にしてはやや高めの値付け。

座敷の方の準備で時間がかかるかなと思っていたが、意外と早く「かつ丼」が完成。味噌汁と漬物(刻みたくあん)が付いている。「かつ丼」はかつを玉ねぎとつゆで煮込み玉子でとじた一般的なかつ煮タイプ。亜種が豊富な岐阜のこちらの地方でこれが出てくると逆に驚く(笑)。かつはご飯の上一面に敷かれ、その上に更に2切れのっている。刻んだカマボコも入っているのが珍しい。つゆの加減は甘過ぎず旨い。食べ進んでいくうちにちょっと多めかなと思っていたつゆがご飯に滲み込み丁度いい具合に。合わせ味噌の味噌汁と漬物を挟みながら綺麗に平らげ箸を置いた。次は餃子などの中華にしてみようかな。(勘定は¥1,000)

 


 

↓ セラミックパークMINO内の美術館で開催された「美濃のラーメンどんぶり展」。思っていたよりも歴史あるラーメン屋の丼の展示数は多くなかったが、ラーメン丼の90%がこの地方で生産されているのだそう。知らなかった。

 


 

 

御食事 比那屋

岐阜県土岐市駄知町1468-3

 

( 土岐 とき 駄知 だち ひなや 食堂 大衆食堂 麺類食堂 洋食 中華 丼物 カツ丼 美濃焼 ラーメンどんぶり 東濃地方 )

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ますき @岐阜県恵那市

2024年11月21日 | 岐阜県(東濃・老舗)

曇天どころかパラパラと雨模様のある日、妻と違って”そんな日は家でゆっくり”、なんて出来ない性分なので、車で岐阜県恵那市まで出掛けてみた。駅前の市営駐車場に車を停めて付近を散策。以前はささっと入ることの出来たみたらし団子の「あまから本店」には長蛇の列が出来ているし、食堂の「ひかり」にも待ち客が。まさかこんな田舎にもインバウンドの波かしら。そちらは避けて向かったのは駅から少し西に歩いた先にある「和洋亭ますき」。元々は「萬寿喜旅館」として大正12年(1923)に創業し、平成になってから「和洋亭ますき」となったそう。店の中に入ってびっくり。中は老若男女の客で大盛況。1人だったので壁に向かった小さいカウンター席に何とか座ることが出来た。注文したのは「たまごとじ味噌カツ丼」。

喧騒に囲まれて落ち着かないが、しばらくして盆にのった「たまごとじ味噌カツ丼」が運ばれた。味噌汁と漬物付き。もうメニュー名で大体どんなのか想像がついてしまっているが、蓋付きの丼にはぎっしりとカツが敷きつめられ、玉ねぎの入ったつゆが玉子でとじられて煮込まれている(多分)。さっそく箸でカツを持ち上げてまずひと口。玉子をとじたつゆはやや多めで濃いめの味わい。次はごはんと一緒に持ち上げいただいていく。旨いカツ丼ではあるが、つゆが濃いので味噌の存在が埋もれてしまっていてなかなか感じ取ることが出来ない。ちょっと拍子抜け。せっかく”味噌”と謳っているのでもっと味噌の風味を前面に出した味を食べてみたかったなァ。(勘定は¥1,070)

 


 

↓ 店の横の路地にあった旅館跡(建築詳細不明)。旧・国鉄の駅周辺のこの界隈、昔はこういう旅館がひしめいていたんだろうなァ。

 

↓ 食後は「中山道広重美術館」へ。浮世絵が好きで広重の画集などを集めているので定期的に立ち寄っている。ただ残念ながら本物は1枚も持っていない。やはり本物の浮世絵は画集で見るものと違ってテクスチャーの違いも感じられて別物。

 


 

 

和洋亭 ますき (ますき本店

岐阜県恵那市大井町245-12

 

( 恵那 えな ますき ますき本店 わようていますき 満寿喜旅館 和食 洋食 食堂 レストラン みそかつ丼 たまごとじみそかつどん 味噌カツ丼 亜種 かつ丼 廣重 )

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みかわ屋 @岐阜県多治見市 (2)

2024年11月08日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県多治見市への夜訪問。「八百義」で軽く呑んだ後、暗くて人通りのほとんどない「ぎんざ商店街」を抜けて歩いていると、以前にカツ丼の亜種を食べ歩いていた時に訪れた「みかわ屋」に明かりが灯って暖簾が掛かっている。ここのところ店が開いている時に巡り会えていなかったので、つい暖簾をくぐってしまった。先客はおらず主人が1人のみ。まずはビール(キリンラガー中瓶)をお願いした。独特のソースのかかった「かつ丼」のある店だが、品札は「かつ丼」と書いてあるだけだし、特にそれを売りにしている訳ではない(そこがいい)。久しぶりにあれを食べてみたいがご飯はもう要らない。そこで主人に「かつ丼のアタマだけいただけますか?」と訊いてみた。主人は「アタマ?」と解せず。こちらには単品の「味噌かつ」があるがそれとは違うと思うし…。そこで「かつ丼のかつの部分だけ」と改めてお願いした。

テーブル席でビールをやりながら出来上がりを待つ。だんだん揚げ音が大きくなってきた。しばらくして出されたかつ丼のアタマは千切りキャベツと紫大根のスライスが付け合わせ。ソースのかかったかつを箸でつまんでひと口。うん、久しぶりだがやっぱりこれは味噌などではなく、少し塩気の強いデミグラスソースと言っていい洋食系の味わい。どちらかというと和風の品が多いこの店に昔からこのソースがあるのが面白い。旨いなァ。量は多くないのでパクパクッといただいてビールを呑み干し、勘定してもらった。無理言ってスイマセン。(勘定は¥1,200)

以前の記事はこちら (1

 


 

↓ 土曜の夜だが、開いている店も歩いている人も1人も居ない「多治見銀座商店街」。ひっそり。

 


 

 

お食事処 みかわ屋 (みかわ屋新町店)

岐阜県多治見市新町1-10-3

 

( 多治見 たじみ みかわや 三河屋 みかわ屋新町店 大衆食堂 麺類食堂 かつどん カツ丼 デミかつ丼 ドビかつ丼 てりかつ丼 長い散歩 亜種 )

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プリオール @岐阜県美濃加茂市

2024年09月18日 | 岐阜県(中濃)

ある日、昼食を摂ろうと岐阜県坂祝町の木曽川沿いにある喫茶店に入ってメニューを探すも食事メニューが見当たらない。店の人に尋ねると食事はもう止めちゃったのだそう。それでは仕方が無いと店を出て別の昼食先を探す。美濃加茂市深田町にある古い喫茶店「プリオール」に入ってみた。年季の入った店内は、ビニール・ソファのテーブル席が沢山。漫画や雑誌がいっぱいあってなかなか広い。水を持って来てくれた年配の給仕女性がいきなり「何にしましょ?」と。「メニューは…」と尋ねると自分の後ろの壁を指差して教えてくれた。壁に貼られたメニューは10種類ちょっとと多くない。「焼肉定食」や「ハンバーグ」「カレー」なんかがあったが、中から選んだのは「カツ丼(赤だし付)」。奥の調理場には年配の女性。女将さんかな。

しばらくして大きな丼(というか鉢)に盛られた「カツ丼」が運ばれた。キュウリの酢の物、漬物、ナスの入った味噌汁付き。カツ丼には上から大きめにちぎった海苔が沢山かけられており、所謂玉ねぎとカツがつゆで煮込まれ玉子でとじた”カツ煮”タイプのもの。カツ丼の”亜種”が多い岐阜でこのタイプが出てくると逆に驚く(笑)。早速箸を入れてカツを持ち上げてみると…カツがよく揚げを通り越して焦げ気味。さほど忙しい風ではなかったけれど…。つゆの加減も悪くなくベースはいいけれど、主役のカツの衣のコゲは味も風味もいかんともしがたい。次は別の品にしてみよう。(勘定は¥700)

 

プリオール

岐阜県美濃加茂市深田町3-10-12

 

( 美濃加茂 みのかも 喫茶 喫茶店 喫茶プリオール かつ丼 定食 洋食 コーヒー )

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おかき屋辰心 @愛知県知多市

2024年08月29日 | 愛知県(三河)

暑い日が続く7月のある休日、三河まで足を延ばして古い建物が残る愛知県知多市の岡田を訪ねた。散策前に腹ごしらえ。立ち寄ったのは「おかき屋辰心」。店名通り製菓店が営む直売所。そちらは創業昭和21年(1946)だそう。そこに食堂があり、評判のかつ丼がある。かつ丼の亜種を食べ歩いている身としては1度食べてみたかった念願のかつ丼だ。店は古い町並みのある地域の玄関口といってもいい通り沿いにあり、昭和時代によくあった広い駐車場のある”ドライブイン”といった感じ。店に入ると左側に食堂、奥がおみやげ屋になっている。券売機で目当ての「岡田かつ丼」を購入して調理場へ持っていく。調理も給仕も女性ばかり大勢。カウンターに腰掛けて出来上がりを待った。

しばらくして「岡田かつ丼(汁付)」が登場。吸物付き。給仕女性が「たれはかかってますが、足りなかったらこれを。」とボトルに入ったたれを置いてくれた。丼の中はかつの上にゆるい目玉焼きが2つ。かつは細かくカットしてあり丼いっぱいに敷き詰められている。たれはかつにかかっていて煮込んだりはしていない。まずは黄身を潰さないよう慎重にかつを取り出し味わってみる。たれのベースはソースとも醤油ともとれる味わい。どちらかというと醤油よりかな。これだけでももちろん旨いが、満を持して黄身を崩し一緒に口に入れていく。目玉が2つもあるのでマイルドになり過ぎた時には少したれを足したりしてあっという間に平らげた。ただこの吸物は要らないかな。このタイプのかつ丼、元々はかつてこの地域にあった2つの食堂で出していたものを参考に平成21年から出し始めて評判になったそう。その古い食堂にも行ってみたかったなァ。(勘定は¥900)

 


 

↓ 初めて訪れた知多岡田の古い町並み。かつて江戸時代から昭和初期にかけて”知多木綿””知多晒”の産地として栄えた場所。なまこ壁の蔵があったり、古い防火水槽が残っていたり、煉瓦塀が現れたり。古い建物が当たり前のように残っていて現役なのが素敵。散策好きには堪らない地域だ。

 

 

 

 

↓ ゆるい坂道を上っていくと「知多岡田簡易郵便局(旧・岡田郵便受取所)」(明治35年・1902・建造)が見えてきた。昭和41年に閉鎖後、家具屋や八百屋の倉庫になり、平成5年に簡易郵便局として復活。鬼瓦にはもちろん逓信省の「〒」のマーク(写真下4枚目)。現役局舎としては県内最古だそう。国の登録有形文化財に指定されている。

 

 

 

↓ 「竹之内資郎邸」(天明年間頃・1781~1789・建造)。知多木綿の木綿買継問屋の鑑札を受け開業し、現在も当時の長屋門と木綿蔵が残っている。綺麗に手入れされて普通に人が暮らしているのが凄い。

 

↓ 「旧・知多貯蓄銀行岡田支店(岡田なごやかサロン)」(建築詳細不明)。明治34年から大正7年まで18年間という短い営業期間だったそう。ごく普通の一般住宅に見えるが金庫とかは残っているのかな。現在は高齢者の施設として利用されている様子。屋外にある水槽に「YOSUI」とローマ字で書いてあるのが可笑しい(写真下6枚目)。

 

 

 

↓ その向かいに建つ「旧・竹中商店」(建築詳細不明)。江戸初期から米や肥料を扱った商店だったそう。蔵は地下に荷馬車を入れる構造だったそうだが、現場ではよく分からなかった。現在も普通に人が住んでいる。

 

 


 

 

おかき屋 辰心 本店 (竹新製菓株式会社

愛知県知多市岡田登り27

 

( 知多 ちた 知多岡田 ちたおかだ たつしん ドライブイン おかきやたつしん 岡田のかつ丼 かつどん きらく食堂 中野食堂 知多木綿 国登録有形文化財 近代建築 )

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小池 @岐阜県海津市

2024年01月11日 | 岐阜県(西濃)

ある天気の良い秋の日に、バイクで以前から気になっていた岐阜県海津市の「とんかつ自慢・小池」へ。店は長良川の堤防道路沿いにある。創業は昭和38年(1963)だそう。駐車場にバイクを停め店内へ。まだ営業開始したばかりの時間とあって先客は無し。テーブル席に腰掛けた。自分の席からは見えないが座敷なんかもあるみたい。品書きにはとんかつへのこだわりが書き連ねてある。川端の店だから洋食だけでなく鰻なんかもある。最初は普通にロースかつにしようと思っていたが、”ドビソースのかつ丼”というのが気になって「特製かつ丼」にしてみた。

しばらくして大きな丼に盛られた「特製かつ丼」が運ばれた。赤出汁とカクテキが付いている。かつの上には目玉焼きがのっていて、脇にはケチャップ味のスパゲッティ―、千切りキャベツや水菜もご飯の上に一緒に盛られている。実はメニューには写真が載ってしまっていて大体の予想はついていたのだが。創業当時から伝わるというドビソースはかつの上からかけられているが思ったよりも控えめな量。マイルドな口当たりで酸味は弱め。かつは粗衣で歯切れ良く、肉質がいい。上の目玉焼きは焼き面がしっかりめなので少々硬く、白身がかつとあまり馴染まない。スパの味や生野菜は丼物としての一体感を邪魔しているし、食べ進めてみてもとんかつ定食を丼に盛っただけという感じが拭えない。それぞれは旨いのでもっと良くなると思うんだけれど昔からこのタイプなのかな。水菜を食べるといつも思うが、昔は今ほど出回っていなかったし、味としても苦味や食感の問題もあって、彩り以外丼物にはなかなか難しい食材だと思うんだけれど…。次は”特製”でなく普通の「かつ丼」にしてみようか。(勘定は¥1,050)

 

とんかつ自慢小池

岐阜県海津市平田町勝賀1247

 

( 海津 かいづ ひらたちょう 小池 こいけ とんかつじまんこいけ とんかつ小池 美濃ヘルシーポーク ドビソース 鰻 カツ丼 亜種 )

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なか川 @岐阜県多治見市 (2)

2023年12月24日 | 岐阜県(東濃)

久しぶりに岐阜県多治見市の多治見駅前にある食堂「なか川」へ。昼にはちょっと遅い時間に着いたが、店内の6つ並んだテーブル席は1つを除いて満席の盛況ぶり。意外と若い人が何人も座っていた。この日の「日替り定食」は魚フライ。その気分ではなかったのでMENUをじっくり眺める。選んだのは「海老天丼」。ご高齢の女将さんに告げると「ちょっと今は出来ない…。」との返事。困ったなともう一度MENUを眺め「かつ丼」をお願いした。

しばらくして「かつ丼」が完成。蓋付きの少し小振りな丼で運ばれた。たくあんとしば漬け付き。東濃地方はかつ丼の”亜種”の宝庫だが、こちらの「かつ丼」は玉子でとじたもの。普通っぽいと逆にびっくりする(笑)。でも所謂カツ煮タイプではなく、とじ玉子を上からかけてある東海地方で多いタイプかもしれない(←判然としない)。かつは3つにカットされていて、つゆの量は多め。つゆの加減良く、旨い。大きめに切られた玉ねぎの食感もいい感じ。食べていると奥から主人が出て来て暖簾を仕舞い始めた。13時過ぎでギリギリだったか。(勘定は¥650)

以前の記事はこちら (1

 


 

↓ 多治見市大畑で見つけた一般住宅(建築詳細不明)。瓦屋根の日本家屋に下見板張りの壁と上げ下げ窓という洋風な意匠が合体。

 


 

和風食堂 なか川

岐阜県多治見市本町1-14

 

( 多治見 たじみ 多治見駅 駅前 なかがわ なか川食堂 和食処 和風食堂 大衆食堂 洋食 定食 ランチ うなぎ 鰻 カツ丼 亜種 )

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平和 @岐阜県中津川市

2023年10月15日 | 岐阜県(東濃・老舗)

まだまだ暑かった9月の初め、車で中津川までドライブ。行き当たりばったりで八百津方面から恵那市に入って中津川方面へ。しっかり計画していた訳ではなかったが、途中たまたま「坂折棚田」を通ったら田んぼが黄金色に輝いていた。素晴らしい景色に何だか得した気分。

中津川駅前の市営駐車場に車を停めて向かったのは駅前のビルにある食堂「平和」。創業は昭和21年(1946)だとのこと。店のHPに当時の駅前の写真が載っていたが賑やかなこと。今の日本が下り坂にあるのがはっきり分かる…。店内はテーブル席が4つ、小上がり席が3つ。2階にも席があるみたい。いかにも駅前の食堂って感じ。ご高齢の方とばかり思っていたら代替わりしているのか思ったより若い夫婦でやっていらっしゃった。品書きの種類はそう多くないが、駅前なので酒類といくつかの酒肴がある。いいなァ…。快活な若女将にお願いしたのは「カツ丼 汁付」。

しばらくして「カツ丼」が供された。ここ東濃地方は日本でも屈指のカツ丼亜種が点在する地域なのでどんなのが出てくるかとワクワクしたが、カツ煮タイプの(全国的には)オーソドックスなもの。しば漬け、たくあんと味噌汁が付いている。煮込まれたカツは薄めで丼物に適したサイズ。つゆは甘過ぎずいい感じ。旨い。最初はちょっとつゆが多めかなと思っていたが、食べ進むうちにご飯に吸われいい具合になった。あっという間に平らげて勘定してもらう。「根の上そば」もあることだし、中津川に電車で来られないかな。そしたらここで一杯も。(勘定は¥830)

 


 

↓ 快晴の空の下、黄金色になった田んぼが美しい「坂折棚田。平野部はまだ夏真っ盛りだが、この辺りはもうすぐ稲刈りだろうか。

 

 


 

食事処 平和

岐阜県中津川市太田町2-1-11 再開発ビルA2

 

( 中津川 なかつがわ 中津川駅 へいわ 平和食堂 食堂 麺類食堂 大衆食堂 かつ丼 棚田 さかおりたなだ )

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一正亭 (5) @名古屋市東区・代官町

2022年11月20日 | 名古屋(東区・北区 老舗)

東区の代官町にあるレストラン「一正亭」。創業が昭和3(1928)年という歴史のある店。今まで何度か寄らせてもらっているが、ずっと駐車場は無いと思っていた。この日はバイクで立ち寄ったが、店のはす向かいの建物1階に1台分の駐車場があるのに気付く。そうか、それならもっと寄る機会が増えるかも。バイクを停めて店内へ。店の様子はコロナ前と変わらず。奥にはご高齢の大女将さんの姿もちらっと見える。ヨカッタ。メニューからお願いしたのは「かつ丼」。こちらで食べるのは初めて。

しばらくして蓋付きのやや小さめのプラスチック製丼に盛られた「かつ丼」が登場。たくあん付き。蓋を開けると一面にかつがのっており、他の具材は玉ねぎと長ネギが同居。上に目玉の玉子が落とされているちょっと変わったタイプのかつ丼だ。さっそく箸でかつをつまみ上げる。しっかり揚げのかつで、玉子ではとじてないので炒め煮したようなネギ2種と一緒に口へ運んだ。甘辛い味付けがかつと合ってなかなか旨い。最近は”つゆだく”状態のかつ丼が多いが、こちらはつゆに沈むようなことはない。ではそろそろと玉子の黄身を潰すが、とろりと流れるかと予想した黄身は半熟にもなっていない硬めの茹で加減。こんなかつ丼もあるんだなァ。勝手に”亜種”と称してこの地方の色々なカツ丼を食べ歩いているが、こうしてまだまだ食べたことのないカツ丼に出逢う。面白い。自分の後から入って来た女性1人客が、入るなり「生ビール・中」を頼んでグイッとやっている。そうそうこちらは生ビール推しなんだよな。旨そうだ…。(勘定は¥630)

以前の記事はこちら (1)(2)(3)(4

この後の記事はこちら (6

 

レストラン 一正亭

愛知県名古屋市東区代官町13-9

 

( 名古屋 なごや 代官町 だいかんちょう いっしょうてい 一正亭食堂 コーライヨク 高麗肉 合いの子 あいのこ カレービフ ハヤシビフ 代官町商店街 洋食 食堂 )

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ひかり (4) @岐阜県恵那市

2022年10月30日 | 岐阜県(東濃・老舗)

妻と息子とドライブで棚田を観た後に昼食を摂る為に恵那市へ。駅の横の市営駐車場に車を停め、歩いて向かったのは食事処「ひかり」。店に到着すると入場を制限している旨の貼紙があった。その前に先客が居たので後ろに並んで待つ。少し経って店内から呼ばれ中へ。もちろん満席の盛況ぶりだ。妻はこの食堂がモデルになったというNHKの朝ドラを観ていたので、そのポスターを壁に見付けて感慨深げ(といってもドラマの食堂とは全然似ていないらしいが)。土間のテーブル席に腰掛けメニューを眺める。お願いしたのは自分が「かつ丼」、妻が「飛騨牛丼」、息子は「ロースカツ定食」のごはん大盛。

しばらくして運ばれた「かつ丼」は砥部焼の蓋付きの丼に盛られている。蓋を取ると中はとじ玉子後のせタイプのかつ丼だった。かつがデカい。びっしり一面に敷き詰められている。早速メニューに”伝統の味”とあった「かつ丼」に箸を付ける。とじ玉子には玉ねぎが使ってあり、やや甘めの味加減のつゆ。玉ねぎは軽く火を入れてあるだけのようでシャクシャクとした歯触りが残っていて、玉子にはまだとろっとした部分も残っていていい感じ。旨い。ワシワシと喰らっていく。妻の「飛騨牛丼」は丼といっても重箱に盛られていて、温泉玉子と紅生姜が添えられている。少しもらったが、甘いすき焼き風の味付け。息子の「ロースカツ定食」は、これまたかつがデカい。平皿からはみ出るサイズ。そして分厚い。ご飯も丼に山盛り。この店にこんながっつり傾向があったとは。さして大食いでない息子は食べる前から怯んでいる。結局、2切れ程こちらに回ってきたが、意外やさらっとしたデミグラスソースがかかっていてなかなかいい感じ。息子も何とか完食。3人とも満腹にしてもらって店を出た。(勘定知らず)

以前の記事はこちら (1)(2)(3

 

 

和洋食めん処 お食事処 ひかり (ひかり食堂)

岐阜県恵那市大井町251

 

( 恵那 えな ひかり食堂 ひかり 大衆食堂 麺類食堂 洋食 かつ丼 亜種 連続テレビ小説「半分、青い。」 つくし食堂 大盛 デカ盛 )

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