ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

一八食堂 (3) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2019年06月28日 | 岐阜県(岐阜)

ずっと気になっていた丼ぶりの品名「半丼」。自分の知る限り岐阜市の2つの食堂にしかなく、先日そのうちのひとつ、真砂町の「太田屋本店」で実際に注文してみた。残りのひとつがここ昭和町の「一八食堂」。こちらでは何度いつもと違う物を食べてみようと訪れても、結局毎度名物「カツめし」の吸引力に負けてしまうので(笑)、今度こそという意気込みで暖簾をくぐる。この日はまだ混んでおらず、小上がりで家族連れが全員「中華そば」を食べていた。あれも旨そうだナ。テーブル席に腰掛け、厨房から女将さんに「何にしましょう?」と訊かれたので、迷いなく「半丼」を声高らかに注文した。テレビのニュースを眺めながら出来上がりを待つ。

しばらくして運ばれた「半丼」は…、でたっ、やっぱり”あの海老天”!。こちらもドーンと丼ぶりの半分にあの海老天(正確に言うと海老天の衣・笑)が横たわっている。そしてこちらのもう半分は「玉子丼」。やや甘めのつゆで玉ねぎととじられた玉子がご飯を覆っている。そうか、こちらはとじ玉子か。つまり海老天丼と玉子丼で「半丼」。面白い。全長約15cmの海老天(うち海老は尻尾を入れて4cm・笑)は、しっかりと煮込まれていてご飯との相性は間違いなし。少し七色(七味唐辛子)を振ったりもしてガツガツと胃の腑に掻き込み落としていく。この日の付け合わせは小皿のいんげんとほうれん草のお浸し、それにいつもの大根おろし、そしてたくあんと白菜漬けの香の物。具だくさんの味噌汁(ちょっとぬるかったが)も付いてバランスも言うことなし。旨かった。果たして”半丼”のある店はまだ他にあるのかな。(勘定は¥530)

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※「伊藤天ぷら店」が廃業されましたので、もう「半丼」は食べられないと思われます(令和2年1月現在)

 


 

↓ 金文字看板がある同じ昭和町の「松本酒店」(建築詳細不明)。”コトブキ”と読めるようだが崩れてしまっている。どこの銘柄なのかな。

 


 

一八食堂

岐阜県岐阜市昭和町1-15

※閉店されたとのことです(令和4年9月現在)

 

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コメント (2)
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