ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Mel @岐阜県美濃加茂市

2019年06月08日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県の可児市、美濃加茂市近辺はブラジル人居住者が多い。以前は仕事でそちら方面に行く事が何度もあったのだが、オーバーだけれど日中に外を歩いている人みなブラジル人というような感じだった。リーマン・ショック後は随分と減ったようだが、今でもしっかりとコミュニティーが作られているようで、ブラジル人向けのスーパーや教会がいくつもある。一度そういうスーパーに入ったことがあるが、食材や商品が完全にあちらの国仕様になっていて興味深かった。仕事で会った向こうの方にコーヒーをごちそうになったことがあったが、甘過ぎて飲み干すことが出来なかったなんてことも(笑)。いつかは向こうの方が普通に使うレストランに入ってみたいなァと思っていたがなかなか勇気が無く…。今回入ってみたのは可児市の土田(どた)にある食堂「メル」。地域誌だったか何かに目を通した時に紹介されていてメモっておいた店。

店はマンションの1階テナントにあったが、構えが素っ気なくちょっとたじろぐ。勇気を出して扉を開けるとテーブルに家族が集まって食事中。その人達が「イラッシャイマセー」と言ってくれたので店の人達が昼食を摂っていたようだ。一部には日本語で書いてあるものも見えるが雰囲気は完全にブラジル旅行先。こちらはいわゆるファストフード的な店のよう。後客はブラジル人トラック・ドライバーで、厨房からも客席からも日本語は全く聞こえてこない。でもなぜかテレビは「クレヨンしんちゃん」(笑)。厨房の中に入った店長さんらしき方は日本語がペラペラでひと安心。テーブルに座って若い男性店員が持って来てくれたメニューを眺める。この店員が着ていたのが「クレヨンしんちゃん」シャツ(笑)。流行っているのかな? 何しろブラジル料理の経験はほぼゼロなので、最初からあちらの料理はあれだろうと”LANCHES”というページから無難なハンバーガーを選んでみる(←日和った)。ちゃんと日本語でも内容物が書いてあるので問題ない。選んだのは「X-Bacon」。そしてさすがにハンバーガーだけでは面白くないと「PASTEL」という包み揚げのようなものの中から「Palmito」(ヤシの新芽)というのを頼んでみた。飲み物は「ガラナ」を。

しばらくして運ばれた「X-Bacon」は…デカいっ。バンズもデカけりゃ中のパテもデカい。メニュー通り、ハンバーガーパン、ハンバーガーパテ、ベーコン、モッツァレラチーズ、レタス、トマトという内容で、大きく平たいバンズに挟まれている。意外とあっさりとした味付け。ケチャップとマヨネーズも用意されたので、これで調節して食べるんだろう(使わなかったが)。ベーコンは好みの堅焼き。パンもパテも日本的な物とは違って独特で、チーズも風味が濃厚。旨いなァ。近年”野口英世”超えの高級ハンバーガー流行りの日本だが、正直こっちの方が…。後から運ばれたパステウは揚げたての熱々。小さい方のサイズを頼んだけれど1人で(ましてやデカいハンバーガーとセットでは)は怯むサイズ。ナイフとかフォークは無かったので手で火傷しそうになりながら食べる。もちろんヤシの新芽なんて生まれて初めて食べたが、味付けが薄いこともあってちょっと風味の変わったタケノコといった感じ。ポロポロとこぼしながら熱々をそのまま食べたけれど食べ方合ってるかな?(笑)。トラックの運ちゃん達が食べているPLATOS(定食)の肉が旨そう…。やっぱりブラジルなら肉かなァ。気に入ったので次は定食で肉を。(勘定は¥1,230)

Mel Pastel Fast Food (メル)

岐阜県可児市土田3872 曽我マンション 101

 

( 可児 かに メル ブラジル料理 ブラジル ブラジリアン Brazil Mega Mel フェイジョン パステウ パステル グルメバーガー ランチ 定食 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする