ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

松月 (3) @名古屋市中区・栄 (※閉店)

2019年06月15日 | 名古屋(中区 老舗)

栄町ビル地階の天婦羅「松月」へ。広小路通を挟んだ向かいの丸栄百貨店が取り壊された跡地に食をテーマとした商業施設が出来ると最近発表があったが一時的な物らしく、この栄町ビルも含めた再開発という方針は変わっていないようだ。相変わらず1階は都心の商業ビルとは思えないほどガランとしているし、地階の”グルメフロア”も、とんかつの「いし河」が店を閉めてしまったりと寂しい。ただ「うめや」の後に寿司屋が入ったりと、何とか踏み留まってはいる。今入っている店は将来的には新しい商業施設の方に移転、そしてビルを取り壊し、なんてことになるのだろうか(※)

(※)入店している「バナナレコード」のHPによると、現在のところ取り壊し予定はまだないそう。

閑話休題。こちら中休みが無い便利な店なのだが、店に入ると半端な時間にも関わらず、5組ほども入っていて盛況。まずは(なぜか壁の品書きに書いていないが)「日本酒」をぬるめでお願いする。ご飯を食べる気は無かったので天ぷらは「天ぷら盛合せ」をお願いする。天つゆと守口漬が用意され、「大関・上撰」の小瓶が運ばれた。この日の揚げ方は若い衆と兄貴分の2人。まだ要領を得ない若い衆に兄貴分がイライラ。客も多く、天ぷらを出す順番が一緒でないのでやや混乱。確かにこれカウンターに座った人全ての順番を覚えないとダメだもんなァ。

まず小さめの海老が2本、分厚いかぼちゃ、ピーマン、穴子、鱚(きす)がやや間を開けながら置かれる。ちょっと時間がかかっているので酒を追加。「大関・しぼりたて・生貯蔵酒」の小瓶。隣の女性が「天ぷら定食」を注文していたので、タネは同じように出てくるのかと思いきや、定食の方がタネが多く、椎茸、玉ねぎ、かしわなどが置かれている。しかもこっちの「盛合せ」が終わった時に定石通り「これで終わりです」と言ってくれなかったので、まだ何か出てくるのかと待ってしまった。こちらから訊くと、もう全部出ています。」との事。うーん、今まで盛合せを頼むことが多くても気にならなかったが、酒は余してしまうし、これなら100円高くても「天ぷら定食」を頼んでご飯を遠慮した方が絶対お得だ。横に定食の人が居なきゃ気付かなかったが…(笑)。(勘定は¥1,800)

以前の記事はこちらこちら

 


 

↓ 近い将来取り壊しが確実な「栄町ビル」(昭和39年・1964・建造)の地階への階段にある店舗のハニカム看板。こういうデザインは昭和でなけりゃなかなか出てこない。

↓ 長いことそのままだった「明治屋栄ビル」(昭和13年・1938・建造)もやっと取り壊しが決まったそうだ。明治屋が撤退してからすぐに取り壊しだと思っていたら、長いことそのまなのでひょっとして存続?なんて思っていたのに…。もう見納めかと一周回って姿を記録しておいた。

 

 

 

 

 


 

天婦羅 松月 (松月栄町店)

愛知県名古屋市中区錦3-23-31 栄町ビルBF

 

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コメント (3)
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