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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

徳重屋 @名古屋市中区・東陽通 (2)

2023年08月12日 | 名古屋(中区 老舗)

麺類食堂ながら以前に立ち寄って居酒屋使いさせてもらった東陽通の「徳重屋」へ裏を返しに訪れた。この日も昼を過ぎて他の店は中休みで閉まっている時間帯。テーブル席に腰をかけたが、壁の品書きを見るためにもう一度立って冷蔵庫まで。日本酒も列挙してあるが、冷蔵庫内の日本酒のラインナップは品書きのままではないようなので、結局主人に言って選んでもらった。まずは「ばくれん・生酒」(亀の井酒造・山形)。ガラス・コップに注いだのを持って来てくれる。酒肴は「板わさ」と「クリームチーズいぶりがっこ」。

「ばくれん」は生酒だからかやや甘い口当たり。辛口のイメージがあったがこういう酒もあるんだ。「板わさ」は赤縁のカマボコがたぷり9切れ。ちゃんと飾り切りしてあって、わさびを葉っぱの形に盛り付けるところなんざ、ニクイ。「クリームチーズいぶりがっこ」は、いぶりがっこの上にクリームチーズのせかと思いきや刻んだものの混ぜ合わせ。へー、面白い。辛味が結構入っていて辛い。ここの若主人は本当に呑んべえのこと分かってるなァ。通し営業で(※)、色んな酒を集めて、酒肴も充実と、麺類食堂とは思えない使い勝手の良さ。(※最近通しでないこともあります。営業情報は主人のツイッターで。)

酒の追加は「富士錦・純米吟醸ヌーウォー」(富士錦酒造・静岡)。こんな限定酒まであるとは。ちょっと華やかな甘さのある生原酒。これもいい酒だ。酒肴は「玉子焼」を追加。丁寧に焼かれていて大根おろし付き。味付けは少し甘くしてあるが濃くはない。焼いた後、多分巻き簾で整えてあるんじゃないかな。年季の入った居酒屋であるようなこういうひと手間を加えるところがニクイ。いつも流れっぱなしの衛生放送の時代劇チャンネルを眺めながらゆっくりといただいた。まだ麺類に行き着かない(笑)。(勘定は¥2,900)

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和食 手打ちうどん 徳重屋

愛知県名古屋市中区栄5-24-4

 

( 名古屋 なごや 東陽通 とうようどおり 矢場町 とくしげや 食堂 麺類食堂 大衆食堂 居酒屋 酒場 日本酒  )

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かめ壽本店 @名古屋市中区・栄 (2)

2023年07月01日 | 名古屋(中区 老舗)

平日しか営業していないのでなかなか訪れる機会のない池田公園近くの麺類食堂「かめ壽」。戦前からやっているという歴史のある店で、中休みの無い通し営業なのも有難い。昼の時間を外した遅めの時間帯に暖簾をくぐった。そんな時間にも関わらず店内は盛況。店員が増えたのか主人以外にハキハキとした若いのが男女4名も居て活気がある。この日は仕事ではなかったので「お酒」を所望。どん燗(ぬる燗)でつけてもらった。つまみは「どて煮」を。

すぐに徳利と猪口で酒が出され「どて煮」も届いた。普通居酒屋でいただく「どて煮」はこんにゃくや大根でかさ増ししてあることが多いが、こちらのはたっぷりのホルモンに刻みネギ。赤味噌で味付けしてあり出汁の効いた濃いめの味わいだが、味噌のカドも取れていて、旨い。しっかりと肉厚の食感なのが嬉しい。あぁ、昼間の酒は旨いナー。酒を続けるか飯にするかで迷ったが、以前から店内に貼ってあるポスターに「どんな犯人も、自白する。」とある「かつ丼」で締めることに。

しばらくして運ばれた「かつ丼」はご飯にのせたかつの上から出汁でとじたトロトロの玉子をかける、東海地方の古い食堂で一番多いタイプのもの。大振りに切ったたくあんと味噌汁も付いている。ご飯を少なめで頼んだのだがしっかりとした量。かつは一面にのせてあり、その上から少し醤油色に染まった玉子がかかっていて食欲をそそる。玉ねぎでなく長ネギ。さっそく箸を付け口に運ぶ。旨い。最近はつゆの量が多くて丼の底に溜まるほどの店も多いが、こちらはそんなことも無く、味付けも量もいい塩梅。やってない犯罪も自白してしまいそうだ(笑)。ご飯の一粒残さず平らげると、2時をとっくに過ぎているのにまた待ちが出来始めたので席を立って勘定してもらった。(勘定は¥2,100)

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かめ壽本店

愛知県名古屋市中区栄5-4-1

 

( 名古屋 なごや 栄 さかえ 女子大小路 かめじゅ かめじゅほんてん 食堂 麺類食堂 大衆食堂 カツ丼 うどん 蕎麦 そば )

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徳重屋 @名古屋市中区・東陽通

2023年06月23日 | 名古屋(中区 老舗)

丸田町交差点近くのアンティーク・ショップを冷やかした後に東陽通の食堂「徳重屋」を訪れた。創業は昭和26年(1951)だそう。現在は3代目だとか。中2階の入口から暖簾をくぐる。店内はテーブル席と小上がり席。奥の調理場に居る若いのが当代のようだ。給仕は御母堂かな(先代主人も後から店に入って来た)。こちら所謂麺類食堂だが、色々な日本酒や酒肴を置いているらしいと知っての訪問。ただ卓上に品書きが無く、どんな酒を置いているのかは冷蔵庫上のボードで確認しなければならない。字が小さいので立って眺めると、なかなか通好みの酒が揃っているようだ。こういう店には珍しい「農口尚彦研究所・純米」をお願いする。女将さんでは分からないらしく、若主人が出て来て冷蔵庫の中の4合瓶を探してくれたが切らしているとのこと。そこで「上喜元」(山形)をお願いした。酒肴は「煮物小皿三点盛あわせ」を。

酒はガラスコップに約1合だろうか。女将が「先にこれ食べとって。」と枝豆を持って来てくれた。後から年季の入った盆で運ばれた煮物は、蕗と筍とつくねの煮物、ブリの南蛮漬け、椎茸と絹さやの玉子とじの3品。どれも日本酒にはピッタリだ。旨い。暇な時間帯だったからか、若主人がそば猪口に「天青」(熊澤酒造・神奈川)の雄町を試飲と称して少し分けてくれた。少し色付いていて甘味のある酒。もちろん礼儀として1合お願いする。テレビの時代劇を眺めながら美味しい酒をゆっくりいただいた。

もう昼は済ましていたのでそう入らないが、品書きで気になった「和牛すじ肉煮込」を単品で追加。これが小鉢か何かだろうと思っていたのに小土鍋にたっぷりの量で運ばれてきてビックリ(後からよく見たらちゃんと”ハーフ”っていうのがあった…)。終わった…(苦笑)。宮崎牛を使ったという煮込は大根、ネギ、こんにゃくも一緒にとろとろに煮込まれ、玉子の黄身も落としてある。すき焼きのような濃い味付けで旨い。しかもここでまた「明太子きゅうり」のサービス!。もう少し腹具合が良ければ延々と呑んでいられるのに。もう腹は張り裂けそうだったが、意地で全部平らげて勘定してもらった。中休み無し(※)で使い易いし、酒肴もまだ色々。締めの麺類まで行き着けるか分からないが、また居酒屋使いしてみようっと。(勘定は¥2,900程) ※時々変わるようです。営業状況は主人のツイッターで確認出来ます。

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和食 手打ちうどん 徳重屋

愛知県名古屋市中区栄5-24-4

 

( 名古屋 なごや 東陽通 とうようどおり 矢場町 とくしげや 食堂 麺類食堂 大衆食堂 居酒屋 酒場 日本酒  )

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冨士屋本店 @名古屋市中区・栄

2023年06月14日 | 名古屋(中区 老舗)

ある日の昼食に選んだのは栄の入江町通にある和食の「冨士屋本店」。創業は昭和12年(1937)と85年以上もの歴史がある。「西店」には何度も足を運んで酒をいただいたことがあるが、本店はなかなか機会が作れず初めて。ふぐなどを扱っていて夜は接待がらみが多いようだが、昼は魚を使った定食がいただける。暖簾をくぐるとやや民芸調の店内はほぼ満席の盛況ぶり。ちょうど支払いに立った人が出たので片付けを待ってカウンター席の端に案内された。昼の品書きは「うな丼」を含めて8種類ほど。目当ての「鯖味噌定食」をお願いするも、残念ながら売り切れ…。仕方なく”焼魚定食”の中から「かれいみりん」をお願いした。この日はもう仕事は終わっていたので「酒一合」も追加。

酒は菊正宗の一合徳利で運ばれた。風味からいくと中は樽酒。焼き場では串に刺した魚が何種類も焼かれている。しばらくして「かれいみりん」が完成。いい香りが漂っている。魚の他は、豚肉と大根の煮物、冷奴、大根おろし、漬物、オレンジ、そしてご飯と味噌汁というラインナップ。メインの骨付きのカレイは濃い醤油味醂で味付けされていて、皮がパリッと焼けている。箸でも身離れが良く、旨い。未練たらしく残しておいた酒はもちろん、ご飯は多めだけれど、これならライス・マネジメントも難しくない(笑)。全て綺麗に平らげ、デザート代わりのオレンジもいただき勘定してもらった。次こそ「鯖味噌」を。いや、夜に呑みに来ようっと。(勘定は¥1,890)

 

和食・ふぐ料理 冨士屋本店

愛知県名古屋市中区栄3-10-8

 

( 名古屋 なごや 栄 さかえ 冨士屋 ふじやほんてん 富士屋本店 日本料理 和食 ふぐ 鰻 うなぎ 定食 ランチ )

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叶 @名古屋市中区・栄 (2)

2023年06月10日 | 名古屋(中区 老舗)

久しぶりに”味噌カツ丼の元祖”を謳う栄の「叶」へ。創業は昭和24年(1949)。ずっと行列が絶えず、行列が無いのを見かけた日も暖簾をくぐるともう終わっていたりと、相変わらず何度も振られ続けて久しく足が遠のいていた。この日は開店前の時間にたまたま店の近くを通り、並びが5組とまだ短かったので後ろに着いてみた。先に前の5組が入店。自分はもっと後になるかと思いきや、すぐに呼ばれて店内へ。テーブル席に相席で案内された。店内は変わらず狭く、後ろのテーブル席の客と背中が触れそうになるくらい。平成24年に引退したという先代にお会いしたことは無いが、前回訪問時は女性が調理していたはず。現在は男性(当代?)が調理を担当している。狭い店だが給仕及び手伝いの女性は3名も。注文したのは「元祖味噌カツ丼」。約10年振りだが価格は1.5倍ほどになっている。

程なくして小振りな丼にカツと玉子がのった「味噌カツ丼」が運ばれた。カツは分厚いのがカットされて味噌だれをくぐっている。脂身の少ないところでヒレのように歯切れがいい。真ん中の玉子は黄身が流れ出るぐらいの火入れ加減。たっぷりの味噌だれの色は濃いが、味付けは甘ったるいものではなくドライ。甘さがここまで控えめできりっとしている味噌だれは他にはあまり無いかも。旨い。そんな味わいなので途中で黄身を潰し混ざったところもいい感じになる。ご飯の量は丼としては多くないが、この位が(オッサンには)ちょうどいいな。現在、水・木・土曜の昼のみ営業らしいのでなかなか再々訪は難しいが、機会があれば次は「味噌エビ丼」か「生姜焼き」を食べてみたいな。(勘定は¥1,600)

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味処 叶

愛知県名古屋市中区栄3-4-110

 

( 名古屋 なごや さかえ あじどころかのう かのう みそかつ丼 味噌かつ丼 元祖みそかつ丼 海老フライ )

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大甚本店 @名古屋市中区・伏見 (7)

2023年05月30日 | 名古屋(中区 老舗)

4月の歌舞伎観劇。芝居がはねた後は恒例の呑み会で「大甚本店」へ。いつもなら老母と2人だが、この日は姉も参加するとのこと。何でも市内に住んでいながら「大甚本店」に入ったことが無いのだとか。ついでに休みだった娘にも声を掛けると「行く、行くー。」とのこと。母、姉、娘の3世代の女性が集まって呑むことになった。昔はこの店が予約可とは思いもしなかったが結構卓に”予約席”と出ている。普段なら酒場で予約なんてしないが、今回は脚の弱い母と一緒だったので無粋を承知で1階のテーブル席を予約しておいた。店に入って階段下の席に案内される。と、そこに仕事の電話。全くタイミングが悪いんだから…。とりあえず女性陣の乾杯用瓶ビールを注文し、自分は表に出て電話対応。

やっと電話が終わり、中に入って「大きいの。どん燗で。」と賀茂鶴の樽酒を注文。ただもうお燗番の女将の姿は無い。まだ料理は持ってきていなかったのでこの店の仕組みを教えて卓に並んだ惣菜を取りに行かせる。姉と娘が取って来たのは「牛すじ玉子」「茄子の煮物」「穴子の煮つけ」「ポテサラ」など。自分は板の前まで行って「赤貝ひも付」と「くらげ」をお願いしてきた。改めて燗酒で乾杯。賑やかな雰囲気でいただく酒と酒肴の旨いこと。やっと人出も戻って来て店もほぼ満員だ。それぞれが好きな酒を追加して杯を重ねる(写真下)。

追加で持ってきたり、注文を入れたのは「つぶ貝」「イワシフライ」「串カツ・味噌」。女性店員が席を廻って盆にのった惣菜を勧めている。前はこんな事していなかったと思うが…。この日の押し売り(笑)は「鉄火巻」と「鯛のあら煮」。もちろん貰った。さんざ食べ散らかして勘定してもらう。若主人がデカい算盤を取り出してパチパチやり始めたら姉と娘が感心していた。そうか、もうこの店くらいでしか見ないもんね。さぁ、もう1軒行こう!(勘定は¥11,000程)

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大甚本店

愛知県名古屋市中区栄1-5-6

 

( 伏見 ふしみ 大甚 だいじん だいじんほんてん 老舗 居酒屋 酒場 賀茂鶴 賀茂鶴樽酒 樽酒 歌舞伎 御園座 )

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菊屋 @名古屋市中区・葵

2022年11月13日 | 名古屋(中区 老舗)

名古屋名物のひとつと言われる「外郎(ういろう)」。名古屋のういろうでは必ず名前の挙がる葵の「菊屋」へ。創業は昭和9年(1934)。実は少し前に炎天下、新栄駅からわざわざ歩いて店を訪れたら臨時休業に遭ってしまい、購入することが出来なかった。この日はバイクだったので臨休覚悟で訪れたが、無事に店が開いていてひと安心。店内に入るとガラス・ショーケースの中は箱詰めの菓子が何種類か並んでいる程度。肝心の「ういろ」はショーケースの上に置いてあった。奥から出ていらしたざっくばらんな感じの女将さんが「今日あるのは白とさくらと抹茶。」と教えてくれた。中から「さくら」をお願いする。「袋入れたげよっか?。」と訊かれたのでお願いして勘定してもらう。

袋の中の包みを手に持つと「ういろ」は何とまだホカホカ。冷ましてから切り分けたりするのかと思っていたのでビックリ。本当はこのまま齧ってみたかったが、さすがにバイクではそれも出来ない。大人しく家に帰っていただくことに。持ち帰った「ういろ」を切り分ける。2人なので棹1本は短いものを購入した。綺麗な薄桃色。分厚く切っていただく。もっちりと軟らかめの食感で、のどを通った後にほんのり桜の風味が鼻腔に残る。旨い。熱い緑茶を淹れて妻と一緒にいただいた。次は他の味や最中も買ってみよう。(勘定は¥500)

 

御菓子司 菊屋

愛知県名古屋市中区葵2-14-21

 

( 名古屋 なごや あおい きくや ういろう ういろ 外郎 和菓子 最中 名古屋名物 )

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吉田寿し @名古屋市中区・丸の内

2022年10月28日 | 名古屋(中区 老舗)

以前から店の前を通る度に建物が気になっていたが、近くの「やぶ松」を訪問した時にランチ・メニューが外に出ていたのを見て訪問を決めた丸の内にある「吉田寿し」へ。店に辿り着くと丈の短い暖簾が掛かっているが、ランチメニューは出ていない(上の写真は食事後撮影)。ま、いいやと中へ。中はL字カウンター席があり、年季が入った風情のある普請。テーブル席や小上がり席もある。中では年配の主人がちょうどランチメニューを外に出すところだった。カウンター席に腰掛けて壁に貼られたメニューを見上げると「おつまみ一品、またはおすしで・ちょいと一杯!」なんていう札があった。昼でも大丈夫か尋ねるとOKとのこと。他には「さしみ」「湯どうふ」「コーチン焼」が選べるよう。歩いて来ているのでしめしめと「すし五カン」と酒をお願いした。自分の座った席の前には「名妓連」の芸妓さんの名前の千社札が貼ってある。近いだろうからそういう方達が立ち寄るんだろうナ。

女将さんが片口に入った酒(ひや)と猪口を持って来てくれる。他には若い衆が1人奥に居るようだ。酒をクイッと。昼の酒は旨いなァ。主人が握った寿司が置かれた。鮪中トロ、イカ、白身、平貝、玉子の5つ。握りはやや小さめ。昼のタネなので特にどうということは無いが、昼間っから鮨屋で一杯やっているという気分だけで満足(笑)。この後にちょっと用事があったので追加は止めておき、サッと食べて勘定してもらった。次はゆっくり時間を取りたい。風情ある奥の建物も座敷になっているようだが、そちらに入るチャンスはあるだろうか。(勘定は¥1,650)

 

 


 

↓ 店の横には別の入口があり、建物は奥に続いている。大正時代に建てられ移築され、終戦後に料理屋として利用され始めたのだとか。中庭や茶室があるのだという。席を予約出来るようなので誰かを連れて料理をいただいてみたいな。

 

 


 

 

すし料理 吉田寿し

愛知県名古屋市中区丸の内1-11-22

 

( 名古屋 なごや よしだすし よしだずし 料理吉田 吉田寿司 料亭吉田 近代和風建築 芸妓 げいぎ 名妓連 めいぎれん )

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川村屋 (2) @名古屋市中区・新栄

2022年10月20日 | 名古屋(中区 老舗)

久しぶりに新栄の和菓子の名店「川村屋」に足を運ぶ。暑い中歩いて向かったので汗が止まらない(訪問:夏)。この後に他所に行こうとしていたので上生菓子は持って帰れないだろうと干菓子目当て。質素な佇まいの店の戸を引く。中に入るとガラス棚の中の菓子はシンプルにいくつか並ぶのみ。奥に声をかけて出ていらした女将さんに「落雁を…」と尋ねると、今は作っていないとのこと。なんでもコロナ禍によって茶会が軒並み中止になってしまい、売れないので一時製造を中止しているのだとか…。でも手ぶらで店を出てくるわけにはいかないので、この後の予定を変更して上生菓子を選ぶことに。サンプルは6つ程出ていたが、その中でも4種類しか残っておらず、それらを全て1つづつ購入することにし、箱に入れ包んでもらった。

家に帰って妻と分けっこ。購入したのは「こぼれ萩」「白蓮」「金魚鉢」「青苔」の4つ(※名前の覚えに自信ありません)。先の2つを自分が、そして後の2つを妻に。「こぼれ萩」は綺麗な緑色の餅皮にうぐいす餡。ふわっとした口当たり。「白蓮」は笹の葉に包まれていてしっとりと瑞々しく、葛を使ってあるのかプルプルとしてこぼれてしまいそう。真ん中に入っているのは名前からいくと蓮の実かな(未確認)。抹茶粉を買って帰るのを忘れたので煎茶でいただいた。茶道の盛んな名古屋だけに、茶会が無いというとこうして携わっている色々な仕事に影響が出るんだな。やっと国を挙げてコロナ感染者が出ていたとしても”日常を取り戻す”モードに入ったようなので、以前と同じとは言わないまでもだんだん回復していくことを祈る。(勘定は¥1,300程)

以前の記事はこちら

 

 

御菓子司 川村屋

愛知県名古屋市中区新栄2-18-1

 

( 名古屋 なごや 新栄 しんさかえ かわむらや 和菓子 上生菓子 落雁 干菓子 栗きんとん 藤団子 茶道 茶会 茶菓子 )

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桔梗常 (2) @名古屋市中区・矢場町

2022年06月25日 | 名古屋(中区 老舗)

久しぶりに東陽通近くの麺類食堂、創業明治25年頃(1892)という歴史ある「桔梗常」へ。到着したのはちょうど昼の時間。暖簾をくぐると洗い出しの土間のテーブル席や小上がり席にはサラリーマンと思しき客が沢山。店内には渋い金文字看板が掲げてあるが、その横のテーブル席だけ空いていたので素早く腰掛けた。ご高齢の女将さんに「カレーライス」をお願いする。

しばらくしてとても古い木の盆にのった「カレーライス」が運ばれた。紙ナプキン巻のスプーン、らっきょう、お冷ものせられている。「カレーライス」はクラシックな楕円の深皿にたっぷり。これだけの量は予想していなかった。食べ切れるかな…。具材は豚バラ肉と玉ねぎのみ。早速スプーンをいれていく。とろみのあるカレーは最初そう辛くないナと食べ進んだのだが、後から辛さがしっかりとやってくる。特に複雑な味わいのカレーではないのだが、後を引く旨さ。途中で少し味を変えようと卓上のソースをたらしたのだが思いのほか出てしまい、慌ててソース部分を口に入れる(全体的に味を変えてしまうのは嫌なので)。心配したけれど、汗だくになりながらも(笑)全部食べ切った。こちらではうどんでもよくカレーが出るみたいだが、なるほどいい感じのカレー。次は「カツカレー」を頼んでしまいそう。(勘定は¥550)

以前の記事はこちら

 

和食・めん類 桔梗常 (ききょうつね)

愛知県名古屋市中区栄5-19-27

 

( 名古屋 なごや 栄 さかえ ききょうつね 麺類食堂 大衆食堂 食堂 老舗 洋食 カレー ライスカレー )

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