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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

多門亭 @名古屋市中区・新栄

2024年11月15日 | 名古屋(中区 老舗)

新栄(しんさかえ)にある蔦が絡まる鰻屋「多門亭」へ。HPに創業して120年で現在3代目という記述があるが、後で調べてみると10年程前の何かの記事にもうすぐ”90年”とあったので実際の創業年は不明。どちらにしろ長い歴史がある。何年も前に伺ったことがあるが、その時は満席で断られてしまった。この日は口開けの時間に店に到着。相変わらず店は緑に覆われ入口は見えない程。らしき場所の奥に入ると玄関口に赤い暖簾が掛かっていた。中は入口で靴を脱いで上がるいかにも昔の料亭風情な建物。以前は別の入口(写真下3枚目)から入ることが出来た土間のある客席に案内された。席は小上がり席が4つのみ。年配のご夫婦でやっていらっしゃる。以前は天ぷらなどの品も扱っていたが、今は鰻だけのよう。丁寧な物腰の女将さんに「特製うな重」と「ビール小瓶」をお願いした。

まずはビールの小瓶(アサヒ・ドライ)が出されたのでグイッと。ここまで歩いて来るだけで汗をかいていたので堪らない(訪問9月末)。そしてしばらくして「特製うな重」が登場。盆の上の蓋付きの重箱で、肝吸いと漬物4種が付いている。少なめの品を選んだので鰻は3切れ程。濃いめのたれを纏った鰻はもちろん地焼き。旨い。お重なのでご飯が浅いこともあってたれは少々多めに感じるが、印象は選ぶサイズによって変わってくるかも。普段鰻を食べる時にお重は選ばないのでちょっと新鮮(重の良さはまだよく分からないが)。目の細かい山椒粉も使って綺麗に平らげた。(勘定は¥2,750)

 

 

うなぎ・ひつまぶし 多門亭

愛知県名古屋市東区東桜2-15-22

 

( 名古屋 なごや 新栄 しんさかえ たもんてい たもん亭 鰻 鰻丼 うな重 鰻重 うなじゅう  )

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大黒屋本店 @名古屋市中区・栄 (3)

2024年10月24日 | 名古屋(中区 老舗)

名古屋で最も繁華な場所と言っていい錦3丁目、通称錦三(きんさん)。故に町特有のすえた匂いがあり、あまり日中この辺りは通らないことが多いが(夜は別ね)、歴史ある地域だけにその中には古くからある落ち着いた店も点在している。こちら「大黒屋本店」は落雁(らくがん)で有名な和菓子屋。創業は安政元年(1854)というから凄い。喫茶を併設していて、茶や和菓子、かき氷などをいただくことが出来る。9月半ばの蒸し暑い日に立ち寄った。微かにクラシック音楽が流れるやや暗めの店内は、まだ早い時間と合って先客は無く、静か。ご高齢の主人夫婦は健在。女将さんに「特製くず切りセット」を抹茶でお願いした。

しばらくして蓋付きの椀に入ったくず切りが運ばれた。蓋を取ると半透明なくず切りが盛られている。氷と青紅葉が添えてあって見た目も涼やか。枡に入った黒蜜に漬けていただく。吉野本葛を使っていてぷるんとした口当たり。コシとまでは言わないがしっかりと張りもあっていい感じ。後から抹茶が出された。生落雁付き。小振りな茶碗で淹れられていて、苦味もちょうどいい。きな粉味の生落雁を口に入れて味わいつついただいた。外は暑いので腰を上げるのが嫌になってしまうが、そうも言ってられない。勘定してもらう時には「らくがん袋入り」と生落雁の「加加阿(3個入り)」を味見で購入。家に帰って妻と食べてみるとチョコレートのような味。知らなかったが”かかお”と読むのだそうで、カカオ豆をローストして砕いたカカオニブを使っているのだとか。歴史ある店なのに進取の気性もあるんだなァ。(勘定は¥1,780)

以前の記事はこちら (1)(2

 

大黒屋本店

愛知県名古屋市中区錦3-19-7

 

( 名古屋 なごや 錦 にしき 栄 さかえ 大黒屋 だいこくや だいこくやほんてん 和菓子 上生菓子 落雁 らくがん なまらくがん 干菓子 葛切り 葛きり 甘味 )

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大甚本店 @名古屋市中区・伏見 (9)

2024年07月18日 | 名古屋(中区 老舗)

ある日の夕方、まだ明るいうちに伏見駅を出て歩いていると珍しく「大甚本店」に開店前の並びが見当たらない。珍しい日もあるなと用事を済ませ、また戻っても待ちが出ていなかったのでつい「1杯だけ」と暖簾をくぐってしまった(笑)。それでも店内はきっちり満席。1階は1人でも座れず、若主人に「2階なら…。」と案内された。最近は早い時間には来ていなかったが相変わらずの盛況ぶりだ。自分は2階に上がるのは初めて。その2階もほとんど満席だった。窓に向かったカウンター席も埋まっていて(あそこいいなァ…)、かろうじてテーブル席が1つ空いていた。こちらは給仕の男性が2人で回している。

いつものように賀茂鶴の樽酒を”どん燗”でお願いする。何も訊かれなかったけれど大徳利で出てきた。下まで行って取って来た酒肴は「もろこ」と「白和え」。猪口に注いだ酒をグイッと。ウマイ。この時季は窓も開け放されて爽やかだから気持ちがいい(訪問5月半ば)。「もろこ」は飴色に煮込まれた小魚の甘露煮。たしかこちらの老主人の手造りのはず。この東海地方では当たり前にある魚だけれど他所の人にはあまり馴染みが無いかな。1尾は小さいが量はしっかり。「白和え」は人参、蒟蒻、ほうれん草といったところ。甘い味付け。この2品だけでいつまでも呑めちゃう(笑)。でも2合ってあっという間(笑)。結局30分も座っていなかった。もう1階は完全に若主人が回していて、お元気だが老主人は一歩下がっている感じ。あの野太い声もほとんど聞こえなくなった。上手く代を引き継いだものだ。(勘定は¥1,600)

以前の記事はこちら (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8

 

大甚本店

愛知県名古屋市中区栄1-5-6

 

( 伏見 ふしみ 大甚 だいじん だいじんほんてん 老舗 居酒屋 酒場 賀茂鶴 賀茂鶴樽酒 樽酒 もろこ つくだ煮 かんろ煮 )

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御園丸正 @名古屋市中区・伏見 (2)

2024年07月02日 | 名古屋(中区 老舗)

ある平日の昼間。用があって伏見で弁当を買うことに。向かったのは御園座の隣にある「御園丸正」。この日も開店してすぐの時間というのに既に何人もの客が入店済み。人気あるなァ。鮮魚店が出している弁当屋なので基本おかずは魚介。弁当の他に汁や惣菜、刺身なんかも売っている。この日選んだのは「丸正のり弁」。紅鮭と銀ダラがあったが銀ダラの方にした。ビニール袋に入れてもらい、目的地へ。

着いた先で機を見て弁当を広げる。どーんと銀ダラがのり、その周りを竹輪の天ぷら、白身フライ、玉子焼、きんぴらごぼう、黒豆などが囲む。銀ダラはメインというだけで、こちらにも紅鮭が入っている豪華版。敷いてある海苔とご飯の間には、鰹節、明太子、昆布佃煮がそれぞれ挟んである。のり弁を食べる時にいつも思うのだが、一枚海苔が敷いてあっておかずとの仕切りというのはもちろん分かるのだが、ご飯はひと口づつ食べにくいし、ずるっと取れてしまったりするし、どうしてこのスタイルが定着したんだろうと不思議に思う。魚は2つとも身が厚く、味付けも濃過ぎずちょうどいい塩梅。これはアレ無しではいられないと、仕事でないことをいいことにこっそりスキットルに入れてきた米のジュースをちびちびとやりながらおかずをつつき、3種の味わいのご飯をいただいて楽しい昼食になった。(勘定は¥980)

以前の記事はこちら (1

 

御園丸正

愛知県名古屋市中区栄1-7-20

 

( 名古屋 なごや 伏見 伏見 みそのまるしょう 丸正 鮮魚店 魚屋 御園座 弁当 べんとう 持ち帰り弁当 惣菜 テイクアウト )

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大須亭 @名古屋市中区・大須 (2)

2024年03月31日 | 名古屋(中区 老舗)

大須で呑んでいこうと店を思案。早い時間に開いている店をと「末廣屋」に行くも外で待っている人が居る? 居酒屋に並んでまで入る趣味はないので、移動して久しぶりに新天地通の「大須亭」へ。創業は昭和21年(1946)とのこと。口開けの時間に店に着いた。暖簾をくぐるとさすがにまだ先客は居ない。主人夫婦と若い衆でやっていらっしゃる。カウンター席に腰掛け、早速瓶ビールを注文。銘柄を選べるとのことでサッポロを所望。サッポロも黒ラベルとラガーが選べるというのでラガーをお願いした。グラスもちゃんと赤星のグラス。お通しはがんもや大根の煮物。焼物は「若鶏砂きも」「若鶏つくね」をお願いした。

グラスに注いだ冷たいビールをグイッとやり、お通しに箸をつける。焼き上がった「砂きも」は指定していないが塩2本。「つくね」は丸い粒が3つ。こちらも2本。醤油味で生姜が効いている。旨い。ビールの次は日本酒で。銘柄は「ねのひ」。”どん燗”(ぬる燗)にしてもらった。猪口はなぜか「大関」(笑)。黒板にその日のお勧めの品が書き連ねてある。「ボイルホタルイカ」を追加。生姜醤油でいただく。旨いがまだ小さい。旬はこれからなのでもっと大きくなるかな(訪問2月)。最後に「若鶏かわ」をタレで追加。少し甘いタレでクニュッとした歯応えがいい。この頃になるともう常連客が入って来て賑やかになった。次は「若鶏刺盛り」も頼んでみないと。(勘定は¥3,300程)

以前の記事はこちら (1

 

名古屋味処 大須亭

愛知県名古屋市中区大須3-44-22

 

( 名古屋 なごや 大須 おおす おおすてい 備長炭焼 焼鳥 焼き鳥 やきとり ヤキトリ 居酒屋 酒場 赤星 黒ラベル サッポロラガー )

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いば昇 @名古屋市中区・栄

2024年03月26日 | 名古屋(中区 老舗)

名古屋市の有名な鰻屋「いば昇」。でも一般的には錦三丁目の「いば昇」を指すことが大半で、メディアに出るのも大抵そっち(混同している人も多い)。今回訪れたのはプリンセス大通沿いにある「いば昇」(”いば”は変体仮名)。暖簾をくぐって戸を引くと店内はやや暗めの照明で、昭和そのままといった風情。テーブル席が6つ程あり、小上がり席もいくつもある。高齢の給仕女性(女将?)に案内されテーブル席に腰掛けた。栄のど真ん中に居ることを忘れるような、何の音もしない静かで落ち着いた店内で卓上の品書きを眺める。まずは「特選酒」と「うまき」をお願いした。燗をつけるか訊かれたが、気分でひや(常温)にする。

徳利に入った「特選酒」と猪口が用意された。徳利はやや小さめなので正一合は無さそう。にしても「特選酒」(特級酒⇔一級酒、二級酒)って、昔はよくそういう分け方をしていたなァと懐かしい気分に。ほんのり温かい「うまき」はちゃんと鰻の身の入ったのが2切れ(当たり前か)。大根おろしが付いていて、玉子焼きの味付けは甘め。「もう1本」と言うのを躊躇するくらい酒の値付けは高めなのに、この「うまき」の値付けは随分安い。あっという間に酒が無くなったので、ここで「鰻丼」を追加した。

しばらくして小振りで銘の入った蓋付きの丼で運ばれた「鰻丼」は、糸底の部分まで熱々。蓋を開けると鰻は4切れ。もちろん焼きはカリッとした地焼き。備長炭で焼いているのだそう。かなり濃いめのたれをくぐっていて、ご飯にも白いところがほとんど無いくらいたれの量は多め。これで甘かったらアレだが、きりっとしていていい感じ。旨い(でも個人的にはご飯の白いところはもう少し残っていた方が好み)。海老と三つ葉と柚子皮の浮いた吸物と、白菜、きゅうり、大根の漬物を挟みながら綺麗に平らげ、勘定してもらった。

錦三(きんさん)の「いば昇」はHPで創業が明治42年(1909)と謳っている。もちろん何らかの関係はあると思うが、あちらのHPにはきっぱりと「姉妹店はございません」との記述もある。以前、錦三の方は戦後の暖簾分けという記述を見たことがあったはずだし(未確認)、ネット上にはこちらが「いば昇本店」との表記が見られるが、店内にそう書かれたものは何も見当たらず。果たしてどういう経緯があったのか気になるな。(勘定は¥3,500程)

 

 

 

専門うなぎ いば昇

愛知県名古屋市中区栄3-8-121

 

( 名古屋 なごや さかえ いばしょう 以ば昇 いば昇本店 鰻 うなぎ 鰻丼 櫃まぶし ひつまぶし )

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寶壽司 @名古屋市中区・大須 (2)

2024年02月07日 | 名古屋(中区 老舗)

大須商店街近辺を散策。昼呑み出来る店も沢山あったが、あまりピンとこず。この日選んだのは大須観音通り東口の「寶壽司(宝寿司)」。創業は明治35年(1902)。いかにも昔からの寿司屋然とした佇まい。暖簾をくぐるとなかなか賑わっていた。入口近くのテーブル席に腰掛け、品書きを眺める。漬け場では老主人も健在。その隣の若いのは息子さんかな。お願いしたのは「ちらし寿司・赤だし付」。「お酒」もぬる燗でつけてもらうことに。落ち着いた店内で出来上がりを待つ。外から聞こえてくるのは向かいのトルコアイス売場の例の”渡さないパフォーマンス”の喧騒のみ(笑)。

銘の入った蓋付きの重箱で「ちらし寿司」が届けられた。蓋を開けるとおぼろ(でんぶ)がまぶされた酢飯の上に、まぐろ、白身、海老、穴子、たこ、玉子が敷き詰められ、いくつかのタネの上にはツメが塗ってある。色からするとかつての名古屋名物「切寿司」にも使っているあのツメだろう。紅生姜とわさび添え。なぜか時間のかかった酒も袴を履いた徳利でやっと来た。次はこれ、次はこれとタネをつつきながら酒をいただく。例のツメは所謂”煮ツメ”とはちょっと違って、色も濃くて酸味もあるし、なんとなく味噌っぽい風味もあるもの。玉子や海老にのせてあるのだが、酒のつまみとしても面白い。自分は昨今流行りの海鮮丼とかには全く興味が無く、ふだん”ちらし”は”ばらちらし”がある時しか頼まないが、このクラシックなちらしはなかなかイイ感じだった。勘定してもらうと申し訳ない位の安さ。次はカウンター席に腰掛けさせてもらおうかな。(勘定は¥1,200)

以前の記事はこちら (1

 

 


 

↓ 白川公園の南、若宮通沿いにある「古民家cafe たとか」(建築詳細不明)。ビルとビルの間にひっそりと建つ。築70年というから戦後すぐ位の建築だろうか。2019年からカフェとして営業していたそうだが、現在は休業中みたい(未確認)。

 

 


 

 

 

大須 寶寿司

愛知県名古屋市中区大須2-17-7

 

( 名古屋 なごや 大須 おおす 宝寿司 寶鮨 たからずし ちらしずし ちらし寿司 切り寿司 切寿司 きりずし 味噌にこみたから 古民家カフェ 近代建築 )

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丁子屋 @名古屋市中区・大須 (2)

2024年01月17日 | 名古屋(中区 老舗)

実際はどうあれコロナ禍が過ぎ、人混みが戻ってきた大須商店街。この日は昼から呑もうと地下鉄でやって来た。コロナ禍以前のように大陸系の観光客の姿が目立つ。少し路地に入ると以前と比べて昼飲み出来る店が増えているようで結構どこも賑わっていた。でもガチャガチャとした店は嫌だったので蕎麦屋に入って酒をいただくことに。久しぶりに暖簾をくぐったのは「丁子屋」。創業は昭和28年(1953)。ここでは時々”変わり蕎麦”をいただくことがある。外の喧騒とうって変わって静かな店内。テーブル席が3つ、囲炉裏席が1つ、小上がり席が2つある。先客は数名。若い男性の1人客が2人も居るのが意外。まず、”どん燗(ぬる燗)”の「酒 白鹿」と「焼きのり」をお願いした。

まず酒が徳利で出てきた。猪口に注いでクイッと。「焼きのり」がどんな風に出てくるか分からなかったが、ちゃんと蓋付きの焼き海苔箱(写真下)で出てきた。嬉しいなァ。名古屋市内の蕎麦屋でこうやってちゃんと出てきたのは初めてかも。蓋を開けると網の上に海苔が置いてある。下には火の着いた炭が置いてあり、海苔がパリパリのまま香り良くいただけるという寸法。ある東京の蕎麦屋(廃業済)では入れ物だけで炭が置いてない残念なこともあったなァ。1枚取って山葵と醤油をちょこんと付けて口に含み、後から酒をクイッと。あぁ、旨い。海苔の枚数も多く、ゆっくりと楽しめる。この箱、少々高いが前から欲しかった。けれど以前に買った「湯豆腐桶」と一緒で1年に数度使うだけというのは分かっているので躊躇している(←でも結局この後ポチった・苦笑)。

店には今どきらしく囲炉裏の席で写真が撮りたいので席を移らせて欲しいとわざわざ先客の皿を片付けさせる女性客も。混んでいなかったので店の人は快く受けていたが、よくそんな要求を口に出せるものだと(その図々しさに)感心する。

閑話休題。仕上げには「ざるそば」をお願いした。丸型のせいろに盛られた「ざるそば」には揉み海苔が振ってある。やや平打ちの蕎麦切り。つゆは濃いが甘くはないタイプ(いわゆる辛汁でもない)。さっと手繰ってサラッとした蕎麦湯もいただき、了。満足した。やはり落ち着いた雰囲気の店で昼間にいただく酒と焼き海苔、それに蕎麦は格別。またやろうっと。(勘定は¥2,700程)

以前の記事はこちら (1

 

手打そば処 丁子屋

愛知県名古屋市中区大須3-29-6

 

( 名古屋 なごや 大須 おおす ちょうじや 蕎麦 手打ち 手打 そば前 海苔箱 焼き海苔 ほうろ ほいろ 焙炉 ざる蕎麦 そば切り 古式手打そば )

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すゞ家 @名古屋市中区・大須 (2)

2024年01月02日 | 名古屋(中区 老舗)

コロナ禍を経て、また人がごった返すようになった大須へ。久しぶりに歩くが外国人旅行客の姿も多く以前のような賑わいが戻っている。洋食の「すゞ家」の開店時間に合わせて到着するも既に4組程の行列が出来ている。相変わらずだなァ。季節外れの陽気で外に立っていると暑いくらい(訪問11月)。店が開いて順番に中に入ったが、1人と告げると2階の席へ通された。2階に上がるのは初めてかも。最初はここで食べたことのない「エビフライ(時価)」にしてみようかなと思っていたが、店頭に「カキフライ始めました」の文字を見付けてから心は決まっていた。「カキフライ」と「ビール」をお願いする。

2階だけでも数人居る給仕の女性によって、まずは「ビール」(キリンラガー中瓶)が運ばれた。中瓶にはちょっと大きくて野暮ったいグラスなのが残念(もう少しいいのを使っても…)。次に小皿のソースと辛子が用意される。30分程も時間がかかってやっと「カキフライ」の登場(もうビールが無いヨ…)。中サイズの牡蠣が7つ程。ポテッとしたタルタルソースが付いている。付け合わせは千切りキャベツと、古い洋食屋らしいマヨネーズ感の少ないポテサラ。今シーズン初となるカキフライは薄衣にしっかりと旨味を閉じ込めていて、旨い。コレコレ。ソースをかけたり、カットレモンを絞ったりと組み合わせを変えて7つ楽しんだ。(勘定は¥2,400程)

以前の記事はこちら (1

 

すゞ家

愛知県名古屋市中区大須3-11-17

 

( 名古屋 なごや 大須 おおす すず家 すずや すゞ家赤門店 すずやあかもんてん 牡蠣フライ かきフライ 洋食 とんかつ )

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大甚本店 @名古屋市中区・伏見 (8)

2023年11月18日 | 名古屋(中区 老舗)

老母と歌舞伎観劇の後は恒例の「大甚本店」へ。恒例といっても母は脚が弱いので御園座のあるブロックから出られないだけなんだけれど(笑)。今回も昇れない2階とかに案内されないよう前もって電話を入れておいた。この呑み会には長姉と義兄も合流して計4名。まずは生ビールで乾杯し、各自が好きな惣菜を持ってきたり注文したり。ただ4時から開いているこの店、6時半に入った時にはもう刺身など売り切れている品も多い。

口頭で注文したのは刺身が「マグロ中トロ」「アオリイカ」「ミンククジラ」、焼物は「ホタテバター焼」、小鉢は「ほや酢」「きびなご酢味噌」、卓からは「きぬかつぎ」「イワシ煮」などを取って来た。他にも色々食べたと思うが思い出せない。自分はもちろん大徳利(賀茂鶴樽酒)を”どん燗”で。お燗番だった女将さん(不在)ほど適切な温度では出てこなかったが、相変わらずここの肴にはこれがピッタリ。都合3本頼んだかな。

久しぶりに義兄と相席したし、母も楽しそう。戦前生まれの母はあまり酒席とかで父とは同席しなかった世代。だからかこういう賑やかな所で呑むのが嬉しいんだと。長姉は最後の大きな算盤での勘定がお気に入り。当代主人がパチパチと算盤を弾いているのを感心しながらじっと凝視。すると主人が「ホントに勘定しとるか?って思っとるやろ(笑)。」(勘定は¥15,000程/4人)

以前の記事はこちら (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7

この後の記事はこちら (9

 

大甚本店

愛知県名古屋市中区栄1-5-6

 

( 伏見 ふしみ 大甚 だいじん だいじんほんてん 老舗 居酒屋 酒場 賀茂鶴 賀茂鶴樽酒 樽酒 歌舞伎 御園座 )

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