河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

7期生卒業

2005-03-22 | 大学
今日は7期生の卒業式と謝恩会
1年のうちで最も感慨深い日である。
卒論で苦労した学生ともお別れだ。卒業しても頑張ってほしい。
メッセージを伝えようと準備したのに、謝恩会の本番ではてれくさくて馬鹿な話をしてしまった。以下に代わりに掲載します。

7期生の皆さん、国家試験ご苦労様でした。それから、ご卒業おめでとうございます。
卒業に向けてはなむけの言葉を贈らせて頂きます。
これまで、学生として大変な臨床実習もやってこられたわけですけれども、これからは病院でプロの理学療法士として患者さんに関わっていくわけです。
少ない臨床実習の経験でもわかったと思いますが、生きている人を相手にすると言うことは大変なことです。時にはあなた達のアプローチの仕方でその患者さんのそれからの人生が変わってくることもあるかもしれません。
学生の時のような気楽さはこれからはもうありません。
どうか、真剣に一人一人の患者さんに関わって行って欲しいと思います。

はなむけの言葉としては不適切かもしれませんが、先日岡山大学医学部公衆衛生学の教授が癌のために若くして亡くなりました。ご親族の方によりますとその教授は亡くなる少し前に奥様に
「私は運の良い人間だった。」
とおっしゃったそうです。
「良き友人、先輩、後輩に恵まれ、良き研究仲間に恵まれこれまで楽しくやってこれた。本当に運が良かった。」
とおっしゃったそうです。
これから社会に巣立つあなた方に希望するのは患者さん、友達、先輩、後輩など周りの人を精一杯大事にして頂きたいと言うことです。そうすればきっと周りの人もあなたを大事にしてくれます。
その積み重ねで運の良い人生が送れると思います。
人を大事にするという言葉をはなむけの言葉として贈りたいと思います。

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