マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

画廊喫茶フレイムハウス オープニングパーティ フレイムハウス復活祭

2011-09-19 08:46:48 | ライブ

ー画廊喫茶フレイムオープニングパーティ フレイムハウス復活祭ー

我が家のリビングルームのような、カフェバー・フレイムハウスが、新しいお店をオープンしました。

と言っても、フレイムハウスの隣の二階、フレイムハウス発祥の店で、今回の復活となったのでした。

 

フレイムハウスブログを参照してください。

 

8月の末から、知る人ぞ知るという感じで始まっていたのですが、全容が現れたのは、この日が初めてでした。

マスターは画家でもある柿坂万作さん。

画廊喫茶の名の通り、彼の模写作品が並んでいます。

 

このお店、私は前のお店に入ったことがなかったのですが、私の生家の2階に雰囲気が似ているんです。

懐かしいわあ。

 

オープニングライブは「復活チェリーズ」から始まりました。

「復活チームヤッコマンズ」、フレイムのウクレレ教室講師の中山隆志と松井朝敬のギターデュオ、後半は「ウイズミー」、「たらすな」のあと、歌屋ブーティーとツインズのコラボでした。

 

ヤッコマンライブ

 

中山隆志と松井朝敬のギターデュオ

 

バイオリンとのコラボ

 

歌屋ブーティーとツインズのコラボ

 

ウイズミー

 

客席にはありやまじゅんじさんが!!

お客さんとステージが一体となった温かいライブになりました。

 

 

一度お開きとなってから、ふたたびツインズと歌屋ブーティがステージに立ち、素晴らしいブルースを聞かせてくれました。

ご機嫌な夜は、エンドレスのブルースで更けて行きました。

 

 


ゲキ×シネ 朧の森に棲む鬼

2011-09-19 08:43:31 | 映画ーDVD

ーゲキ×シネ 朧の森に棲む鬼ー

=中島かずき 演出=いのうえひでのり キャスト=市川染五郎(ライ)阿部サダヲ(キンタ)秋山菜津子(ツナ)真木よう子(シュテン)高田聖子(シキブ)粟根まこと(ウラベ)田山涼成(オオキミ)古田新太(マダレ)

 

【解説】

劇団☆新感線と松竹がタッグを組んだ《InouekabukiShochiku-Mix》シリーズ。
その最新作『朧の森に棲む鬼』は、2007年新橋演舞場正月興行として華々しく幕を開けた。
今回、劇団☆新感線と市川染五郎が挑んだのは究極の悪。嘘と裏切りを重ねて王にな る男の、栄光と破滅の物語。
降りしきる雨、幻想的な滝をも出現させ、朧の森を具現化した舞台は想像を超えたス ケールで観る者を圧倒した。
東京・大阪の公演で7万人を動員し、早くも2007年最高傑作の呼び声も高い。

市川染五郎を支える共演者には、初の主演映画『舞妓Haaaan!!!』が大ヒットした阿部 サダヲ、ゲキ×シネ第3弾にもなった『SHIROH』に続いて新感線に登場の秋山菜津子、 映画・ドラマで活躍する真木よう子、そして劇団☆新感線・看板役者の古田新太ら豪華キャストを迎えた。
映像化にあたっては、15台ものデジタルシネマカメラをはじめとする最新の収録・編集技術を駆使。

 

【あらすじ】

それはいつともしれぬ昔。そして、どこともしれぬ島国。
累々と重なる死人の山から、一人の男が現れる。
名をライ(市川染五郎)。
どんな嘘でも瞬時に仕立て上げるその「口先」と、弟分・キンタ(阿部サダヲ)の腕っぷしとを武器に、漂うように世の中を渡ってきた男。
野心に充ちた、その獣のような瞳は、自らの力でこの世にのし上がることだけを、ひたすら夢見ている。
そこは朧の森。
いにしえの神々が棲む、神秘の森──
「かなえてあげようじゃないか。それにふさわしい男の望みなら」
突然ライの目の前に、この森の魔物たち──オボロが現れる。
ライの望み……それはこの国の王になること。
見返りにオボロたちが求めたものは……ライの命。
「おもしれえ」──ライは、その取引に乗った。

そうして、血塗られたライの戦いが始まった。

間もなくライの前に現れたのは、エイアン国の将軍、ヤスマサだった。
この島国では、武力統一を狙うエイアン国と、それに抵抗するオーエ国との、長い戦争が続いていた。ヤスマサはエイアン一の武将、"四天王"の一人と称される名将。
だがライの手にしたオボロの剣は、瞬く間にヤスマサの身体を貫いた。

そこに現れる美しい女。名をシュテン(真木よう子)。
オーエ国を治めるシュテン党の党首だ。
とっさの機転でライは、自らが本当のヤスマサだと言い張る。
信用したシュテンは、ライに大金を与え、同盟の証を交わそうと申し出た。

数日後、エイアン国の都。ラジョウと呼ばれる暗黒街で、検非違使の長・ツナ(秋山菜津子)による盗賊狩りが行われている。
女ながらに、"エイアン四天王"の一人に名を連ねるツナが検非違使のリーダーだ。ラジョウを仕切る男・マダレ(古田新太)が応じる。
その騒動を見ていたライ、金を釣り餌に、すぐさまマダレと手を組んだ……

 

エイアン国の宮廷内。
国王・イチノオオキミ(田山涼成)はヤスマサ戦死、オーエ国勝利の報を愛人のシキブ(高田聖子)とともに聞く。
そこに"エイアン四天王"の残る三人が駆けつける。
ウラベ(粟根まこと)、サダミツ(小須田康人)、そしてツナ。

宮廷から出てくるツナ。その眼前に「ヤスマサ軍唯一の生き残りとして、将軍の最期の様子を伝えに来た」と言ってライが現れる。
ツナは亡きヤスマサの妻だった。
その一方でライは、同じようにありとあらゆる甘言を弄し、シキブの心と体をも虜にする。
シキブは国王の愛人でありながら、ヤスマサ将軍とも密かに情を交わしていたのだった。

ゆっくりと、しかし着実に、エイアン国の中枢へと食い込んでいくライ。
朧の森の一匹の汚れた野良犬が、今、エイアン国の将軍へと上り詰めた。
だがその舌先と野心は、一刻も止まることを知らない。
果たして、ライの飽くなき野望の行方は──
そしてその血塗られた夢の先に、ライが見るものとは──

〈HPより要約〉

 

【感想】

このあいだ「髑髏城の七人」に誘ってくれたA子ちゃんが、このDVDを貸してくれて、一緒に鑑賞しました。

とっても面白かったので、ご紹介したいと思います。

 

この物語の主人公ライは、戦乱の世の中に生まれた異端児、悪の化身のような人物です。

市川染五郎さんが、嘘つきで非道なライを、生き生きと楽しんで演じています。

野望のためには、自分の命さえ鬼に差し出してしまいますから、こんなワルは類を見ないでしょう。

 

しかも鬼気迫る美男子。

始めは、ぼろぼろの服をまとっていますが、最後には天子にまで上り詰めます。

人間の欲望を、ここまで具現化した主人公も少ないのではないかな?

 

手塚治虫の「火の鳥」シリーズを思い出しました。

日本人の持っている「諸行無常」観とか、「因果応報」とかをうまく取り入れていると思いました。

まさに、日本が誇る劇画の舞台版という感じです。

歌舞伎の手法も取り入れつつ、現代のテンポを持った新しいお芝居の、ひとつの完成形だと思いました。

よかった!!

 

舞台は見逃すことも多いので、DVDは助かります。

ゲキ×シネは全部見たいなあと思いました。