マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ボンボン

2007-11-22 10:54:05 | 映画ーDVD
ーボンボンー
2004年 アルゼンチン カルロス・ソリン監督 フアン・ビジェガス(フアン・ビジェガス)ワルテル・ドナード(ワルテル・ドナード)

【解説】
アルゼンチン南部のパタゴニアを旅する男と犬の珍道中を、優しく見つめるロードムービー。ひょんなことから出会った一人と一匹がドッグショーを目指す過程をおもしろおかしく描く。監督にスカウトされ本作でスクリーンデューを飾ったのは、20年間、まじめにガレージに勤務しているファン・ビジェガス。彼と犬のボンボン役のグレゴリオの相性はぴったり。ひたむきに生きる普通の人々が巻き起こす、小さな奇跡に心が温まる。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
長年勤めたガソリンスタンドをクビになったファン(ファン・ビジェガス)は、娘夫婦の所に居候し、手彫りのナイフを売り歩いていた。彼はある日、車が故障して困っている女性(クラウディーナ・ファッツィーニ)を助け、家まで送って行くと、そのお礼に白い犬(グレゴリオ)をもらう。その犬は由緒正しき血統書付きの犬で……。(シネマトゥデイ)

【感想】
この映画、エンドロールを見ていたら、ほとんど役名と役者名が同じ。
それもそのはず、主演のファン・ビジェガスさんは監督の駐車場の警備員さんを20年もやっている方で、この映画の後また復職したそうです。

でも、彼の演技力、肩の力が抜けてとてもいいですよ。
そんな、にわか作りの役者さんには見えないよ。
すごい人がいるなあ。

彼を上回る演技力なのがドゴという犬種のボンボン。
シネマトゥデイにはちゃんと名前が載っていますね。グレゴリオ号。
威風堂々としたいい名前です。
画像にも写っていますが、映画で見たらすごい迫力の犬です。
しかも、ユニーク。
この犬を見てたら、絶対映画にして世界中の人を驚かせてやろうと思うでしょうね。
この犬を見るためにだけでも、この映画、ぜひ見て欲しいです。

この映画のキャッチコピーで「アルゼンチンのわらしべ長者」とあったみたいですが、そんなに簡単なわけじゃありません。

こんなラストなの~~~!!
と、思わず声が出てしまいそうな、思いがけないラストも用意されています。
その後のボンボンの表情がいいんだなあ。
きっと一生忘れられない表情になると思います。

アルゼンチンといえば、麻薬とか貧困とか、あまりいいイメージがなかったのですが、やっぱり人間はいいなあ、と思わせてくれる、まったりとした映画です。

ご用とお急ぎのない方は、ご覧下さい。


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