ーホームレス中学生ー
2008年 日本
監督=古厩智之 キャスト=小池徹平(田村裕)西野亮廣(田村研一)池脇千鶴(田村幸子)イッセー尾形(田村一朗)古手川祐子(田村京子)黒谷友香(工藤夏美)宇崎竜童(川井正光)いしだあゆみ(西村スミ子)田中裕子(川井道代)
【解説】
人気お笑いコンビ、麒麟の田村裕が著し、220万部を突破したベストセラー自叙伝を映画化。ある日突然、ホームレス生活を送ることになった中学生の青春が、ハートウォーミングなタッチでつづられる。監督は『ロボコン』の古厩智之。主人公のたむちんこと田村裕を『ラブ★コン』の小池徹平、彼の兄と姉をキングコングの西野亮廣と池脇千鶴がそれぞれ演じる。家族離散のシリアスな設定でありながら、笑えて泣けて感動できる爽快(そうかい)な一作。
【あらすじ】
1学期の終業式を終え、帰宅した中学2年生の裕(小池徹平)は、家の玄関に差し押さえの札が貼られ、自分たちの荷物が外に出された自宅の信じられない光景を目にすることに。帰ってきた兄(西野亮廣)や姉(池脇千鶴)とともに途方に暮れる裕だったが、そこに現れた父(イッセー尾形)は「解散!」の一言を言い残し、立ち去ってしまう。
【感想】
私が知りたかったのは、なぜ突然家族が「解散!!」になったのかーだけど、結局それは語られませんでした。
母を病気で失い、父は3人の子供を抱えた父親という自覚、さらには生活者としての自覚をもなくしてしまったわけです。
そこが、一番現代的なテーマだと思ったんですが、その視点が抜けていました。
たむちんの父親の個人的な反応なのか、誰でも陥ってしまう心の変化なのか、知りたかったです。
今、お父さんはどうしておられるのかなあ?
「母が亡くなった時から、僕はホームレスだったんだ」とたむちん(小池徹平)は独白しますが、母を亡くした子供たちはたくさんいるし、みんなそれを乗り越えて生きていると思いますが。
それにしても、大学生の兄、高校生の姉、中学生の主人公がいきなりホームレスになる悲劇は、あんまり唐突でびっくりします。
そののち、友達の両親に知れ、民生委員たちの努力もあって、三人は借家で生活できるようになるのですが、日本が平和だと言う証のような気もしました。
池脇千鶴が高校生役でしたが、違和感なく演じていて、田中裕子さんとともにこの作品を引き締めていました。
兄役のキングコングの西野亮廣は、コントは面白いのに、演技は下手でした。
でも、見せ場のあるいい役だったので、欠点はあまり気にはなりませんでした。
問題は主演の小池徹平が中学生に見えるか見えないかーだね。
私は問題なかったです。
2008年 日本
監督=古厩智之 キャスト=小池徹平(田村裕)西野亮廣(田村研一)池脇千鶴(田村幸子)イッセー尾形(田村一朗)古手川祐子(田村京子)黒谷友香(工藤夏美)宇崎竜童(川井正光)いしだあゆみ(西村スミ子)田中裕子(川井道代)
【解説】
人気お笑いコンビ、麒麟の田村裕が著し、220万部を突破したベストセラー自叙伝を映画化。ある日突然、ホームレス生活を送ることになった中学生の青春が、ハートウォーミングなタッチでつづられる。監督は『ロボコン』の古厩智之。主人公のたむちんこと田村裕を『ラブ★コン』の小池徹平、彼の兄と姉をキングコングの西野亮廣と池脇千鶴がそれぞれ演じる。家族離散のシリアスな設定でありながら、笑えて泣けて感動できる爽快(そうかい)な一作。
【あらすじ】
1学期の終業式を終え、帰宅した中学2年生の裕(小池徹平)は、家の玄関に差し押さえの札が貼られ、自分たちの荷物が外に出された自宅の信じられない光景を目にすることに。帰ってきた兄(西野亮廣)や姉(池脇千鶴)とともに途方に暮れる裕だったが、そこに現れた父(イッセー尾形)は「解散!」の一言を言い残し、立ち去ってしまう。
【感想】
私が知りたかったのは、なぜ突然家族が「解散!!」になったのかーだけど、結局それは語られませんでした。
母を病気で失い、父は3人の子供を抱えた父親という自覚、さらには生活者としての自覚をもなくしてしまったわけです。
そこが、一番現代的なテーマだと思ったんですが、その視点が抜けていました。
たむちんの父親の個人的な反応なのか、誰でも陥ってしまう心の変化なのか、知りたかったです。
今、お父さんはどうしておられるのかなあ?
「母が亡くなった時から、僕はホームレスだったんだ」とたむちん(小池徹平)は独白しますが、母を亡くした子供たちはたくさんいるし、みんなそれを乗り越えて生きていると思いますが。
それにしても、大学生の兄、高校生の姉、中学生の主人公がいきなりホームレスになる悲劇は、あんまり唐突でびっくりします。
そののち、友達の両親に知れ、民生委員たちの努力もあって、三人は借家で生活できるようになるのですが、日本が平和だと言う証のような気もしました。
池脇千鶴が高校生役でしたが、違和感なく演じていて、田中裕子さんとともにこの作品を引き締めていました。
兄役のキングコングの西野亮廣は、コントは面白いのに、演技は下手でした。
でも、見せ場のあるいい役だったので、欠点はあまり気にはなりませんでした。
問題は主演の小池徹平が中学生に見えるか見えないかーだね。
私は問題なかったです。
思いました
マダムの言うように確かに母親が亡くなっても健全な家庭もあるけれど、
昔から「男やもめにウジがわく」と言われるように、
妻が亡くなって自暴自棄になったり、生きる気力を無くして
しまう男性が多いような気がします。
母子家庭になった場合、経済的に苦しくても母親は子供の為に
自分を犠牲にしてでも必死に頑張るけれど、
自分が子供のように妻に面倒を見てもらっていたような父親は
自分のことさえどうしたら良いかわからず、子供のことまで
考えられなくなって放り出してしまうという意味では
父子家庭になった方が大変そう
たむちんが、西村さんの死を目の当たりにして
「どんなに頑張っても、もうお母さんには会えないんだ」とわかった時
「もうどうでも良いや」っていう気持ちになったのは
父親と共通するものだと思いました。
やっぱり、家庭での母親の存在は大きいです
元気で明るく、いつまでも家族の心の拠り所になれるよう
頑張って長生きしたいなあと思いました
まわりの暖かい人達に恵まれてホント良かったですね
それに、長男、「おれもしんどいんや」と言いながらも
父親のように叱りリーダーシップをとって兄弟を守り、支えあったこそ
今の麒麟があるんでしょうねー
私は、この一家がどんな努力をして、それでも報われず一家離散という結果になったのかが、知りたかったなあと思います。
やはり、お父さんも少しは努力したと思うのね。
でも、できなかった、というところを描いて欲しかったなあ。
民生委員にみつけてもらって、そのあと兄弟で努力したところは、ほんと、偉かったと思います。
その苦労は、彼の漫才となって報われましたね。