ー蟲師ー
2006年 日本 監督=大友克弘 原作=蟲師 オダギリジョー(ギンコ)江角マキコ(ぬい)大森南朋(虹郎)蒼井優(淡幽)りりィ(庄屋夫人)李麗仙(たま)クノ真季子(真火の母)守山玲愛(真火)稲田英幸(ヨキ)沼田爆(-)
【解説】
総計250万部を売り上げた漆原友紀の大人気コミックを、『AKIRA』の大友克洋監督が実写映画化したファンタジー。命の原生体“蟲”と人間をつなぐ“蟲師”の主人公ギンコの放浪の旅を、大友監督独特の“和”の感性をとり入れた斬新なVFX映像の数々で映し出す。ギンコ役のオダギリジョーをはじめ、蒼井優、江角マキコ、大森南朋などが原作イメージそのままの存在感で役を好演。自然との共生をテーマにしたドラマ性と世界観に引き込まれる。(シネマトゥデイ)
【あらすじ】
一夜の宿を求めてさまよう蟲師のギンコ(オダギリジョー)は、ようやくたどり着いた庄屋で荷をほどいていると、庄屋夫人(りりィ)が片耳の聴力を失った3人の患者の診療を頼みにきた。そして、患者の耳の穴を覗いたギンコは、そこにカタツムリのような形をした、音を喰う“蟲”が付着しているのを見つけ、駆除に取りかかる。(シネマトゥデイ)
【感想】
友人のお薦めで見るとにしました。
これはマンガが原作で、もともとは長い話だそうです。
私はまったく知りませんでした。
監督も大友克洋、彼のマンガも読んだことがないしアニメも見たことがない。
避けているわけではなくて、ご縁がないという感じです。
実写初監督作品から見ていいのだろうか?
いろいろ不安がありましたが、見終わってみると、原作の世界を知らないことが幸いしてか、大友監督の作った世界に浸ることができました。
日本では昔から「虫の知らせ」「頭に虫がわく」「虫が好かない」などと言う言葉があります。
この作品に出て来る虫も、そういうたぐいの虫だろうということは予告編等からでも想像はついていました。
構成の点からは不満があります。
ヨキ(稲田英幸)とぬい(江角マキコ)のエピソードと、ギンコ(オダギリジョー)が蟲師として行脚して行く様子が、冒頭からしばらく平行して提示されますが、その時が同じだと勘違いしていました。
ぬいのエピソードがギンコの過去を示すものとわかったのはだいぶ後でした。
たしかに、映像の色合いを変えてはありましたが、あそこで語られる「とこやみ」と「ギンコ」の関係が、見終わったあとでもしっくりきません。
もう少し、蟲初心者にもわかりやすく説明して欲しかったです。
あと、淡幽(蒼井優)とギンコが日の当たる丘で「道行きみたい」と話し合うシーン、あれも唐突な感じでした。
後の伏線にもなっていたようだから、もう少し違う場面に入れてもよかったんじゃないかなあ。
きれいなシーンだったから、ちょっと残念に思いました。
ぬいの夫(沼田爆)が、子供の死体みたいなのを家から引っ張りだしていましたが、あれはなんだったのでしょう。
私にはこの夫の役回りが謎でした。
大森南朋(虹郎)、李麗仙(たま)はすごくよかったです。
虹郎とギンコが別れるシーンはほんと、よかった。(どこかで見たようなシーンでしたが)
話を虹郎、ギンコ、淡幽にしぼっても良かったと思います。
それぞれいいキャラクターだったもの。
ということで、蟲師の世界は作れたものの、内容を盛り込み過ぎて散漫になったという感じでした。
どうせ2時間では語れないのだから、続編を作る心意気で、もう少し丁寧に作り込んで欲しかったです。
2006年 日本 監督=大友克弘 原作=蟲師 オダギリジョー(ギンコ)江角マキコ(ぬい)大森南朋(虹郎)蒼井優(淡幽)りりィ(庄屋夫人)李麗仙(たま)クノ真季子(真火の母)守山玲愛(真火)稲田英幸(ヨキ)沼田爆(-)
【解説】
総計250万部を売り上げた漆原友紀の大人気コミックを、『AKIRA』の大友克洋監督が実写映画化したファンタジー。命の原生体“蟲”と人間をつなぐ“蟲師”の主人公ギンコの放浪の旅を、大友監督独特の“和”の感性をとり入れた斬新なVFX映像の数々で映し出す。ギンコ役のオダギリジョーをはじめ、蒼井優、江角マキコ、大森南朋などが原作イメージそのままの存在感で役を好演。自然との共生をテーマにしたドラマ性と世界観に引き込まれる。(シネマトゥデイ)
【あらすじ】
一夜の宿を求めてさまよう蟲師のギンコ(オダギリジョー)は、ようやくたどり着いた庄屋で荷をほどいていると、庄屋夫人(りりィ)が片耳の聴力を失った3人の患者の診療を頼みにきた。そして、患者の耳の穴を覗いたギンコは、そこにカタツムリのような形をした、音を喰う“蟲”が付着しているのを見つけ、駆除に取りかかる。(シネマトゥデイ)
【感想】
友人のお薦めで見るとにしました。
これはマンガが原作で、もともとは長い話だそうです。
私はまったく知りませんでした。
監督も大友克洋、彼のマンガも読んだことがないしアニメも見たことがない。
避けているわけではなくて、ご縁がないという感じです。
実写初監督作品から見ていいのだろうか?
いろいろ不安がありましたが、見終わってみると、原作の世界を知らないことが幸いしてか、大友監督の作った世界に浸ることができました。
日本では昔から「虫の知らせ」「頭に虫がわく」「虫が好かない」などと言う言葉があります。
この作品に出て来る虫も、そういうたぐいの虫だろうということは予告編等からでも想像はついていました。
構成の点からは不満があります。
ヨキ(稲田英幸)とぬい(江角マキコ)のエピソードと、ギンコ(オダギリジョー)が蟲師として行脚して行く様子が、冒頭からしばらく平行して提示されますが、その時が同じだと勘違いしていました。
ぬいのエピソードがギンコの過去を示すものとわかったのはだいぶ後でした。
たしかに、映像の色合いを変えてはありましたが、あそこで語られる「とこやみ」と「ギンコ」の関係が、見終わったあとでもしっくりきません。
もう少し、蟲初心者にもわかりやすく説明して欲しかったです。
あと、淡幽(蒼井優)とギンコが日の当たる丘で「道行きみたい」と話し合うシーン、あれも唐突な感じでした。
後の伏線にもなっていたようだから、もう少し違う場面に入れてもよかったんじゃないかなあ。
きれいなシーンだったから、ちょっと残念に思いました。
ぬいの夫(沼田爆)が、子供の死体みたいなのを家から引っ張りだしていましたが、あれはなんだったのでしょう。
私にはこの夫の役回りが謎でした。
大森南朋(虹郎)、李麗仙(たま)はすごくよかったです。
虹郎とギンコが別れるシーンはほんと、よかった。(どこかで見たようなシーンでしたが)
話を虹郎、ギンコ、淡幽にしぼっても良かったと思います。
それぞれいいキャラクターだったもの。
ということで、蟲師の世界は作れたものの、内容を盛り込み過ぎて散漫になったという感じでした。
どうせ2時間では語れないのだから、続編を作る心意気で、もう少し丁寧に作り込んで欲しかったです。
ストーリーは複雑なようで単純でもあり、
単純なようで複雑なところもあったりして、
翻弄されてしまったのも分かりますです(^-^;
あたしも原作は一切知らない、内容もイマイチ分からない状態での
鑑賞でしたので、どれだけ理解できているかビミョーです。
まあ、正統派だと思うんですよね。
映画にしたからには映画だけで勝負してくれなきゃ。
そうして、原作ファンが納得すれば成功ですよね。
私はぬいの夫のことが少々心残りです。
原作読むべきかなあ?
「虫」と同じで良いのでしょうか??
作品以前の疑問で ごめんなさい!
原作は有名なコミックのようです。
こういうのに、すっかりうとくなったね。
お互い…
勉強になりました、笑!
うとくなりましたが マダムのブログを読んで 私も挑戦してみたくなりました。
ボチボチ頑張ります。
この映画では、「もうすぐこの辺にも電気が通る」というセリフがあって、少し前の日本という設定のようでした。
現実に縛られることなく、自分の世界を構築できる作家って、すごいと思いませんか?
LOTRなんて、まさにそうよね。