マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

自虐の詩

2008-06-18 11:20:26 | 映画ーDVD
ー自虐の詩ー
2007年 日本 監督=堤幸彦 原作=業田良家
中谷美紀(森田幸江)阿部寛(葉山イサオ)遠藤憲一(あさひ屋マスター)カルーセル麻紀(福本小春)ミスターちん(難波警部)金児憲史(船場巡査)蛭子能収(新聞販売店主)島田洋八(ポン引き)松尾スズキ(中年男)岡珠希(中学時代の幸江)丸岡知恵(中学時代の熊本さん)Mr.オクレ(喫茶店主)佐田真由美(森田秋子)アジャ・コング(熊本さん)斉木しげる(訪問販売の男)業田良家(-)竜雷太(組長)名取裕子(美和子)西田敏行(森田家康)

【解説】
4コマ漫画の常識を覆(くつがえ)した業田良家の同名ベストセラー漫画を、『ケイゾク』『トリック』シリーズなどで独自の世界観を持つ堤幸彦監督が実写映画化。健気な妻と無口な夫が織りなす風変りな愛を通し、幸も不幸も乗り越えた人生の真実を描く。夫に尽くす幸薄いヒロインに中谷美紀。元ヤクザで無職な上に、ちゃぶ台返しが日課のイサオ役に阿部寛。共演にはカルーセル麻紀、遠藤憲一、西田敏行ら実力派がそろい、涙と笑いの現代版「夫婦善哉」(めおとぜんざい)を盛り上げる。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
子どものころから不運続きの幸江(中谷美紀)は、乱暴者で酒飲み、仕事もせずギャンブルに明け暮れるダメ亭主イサオ(阿部寛)に健気に尽くしていた。見かねた隣人に別離を勧められ、パート先の店主にしつこく言い寄られようとも、イサオと一緒にいることが何よりも幸せ。そんなある日、刑務所帰りの父親が幸江の前に現れる。(シネマトゥデイ)

【感想】
これは、原作が4コママンガなのですね。

主演が中谷美紀さんのコメディなので、つい「嫌われ松子の一生」と比べてしまって、そうなると、この作品はイマイチでした。

物語の展開がもたもたしていました。
会ったことのないお母さんへの手紙の朗読で、物語が展開して行く手法が、少しだれさせた感じです。

過去の逸話がすこしくどいのかなあ。
不幸って、主観的だし。
幸江の不幸を、どう客観的に描くかが鍵ですよね。
その、不幸な女に惚れた男イサオ、という構図。
最初から、それを印象づけて欲しかったなあ。
つまり、それが欠けた小指なんだけどね。
見てる人に、わかりやすかったかな?

ちゃぶ台を何回ひっくり返しても、イサオの気持ちがわかる気がする演出はよかったし、中谷美紀さんは、本当に演技がうまい。

いい部分もたくさんあったから、「松子~」みたいにすーっと流れて行けばよかったのになあ、と思いました。


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2 コメント

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不幸の連鎖 (meg)
2008-10-14 23:34:29
母親に捨てられ、貧乏で、しかも父が犯罪を犯して政務所暮らし・・・
そんな、私たちの周りでは考えられないような境遇に置かれている人達っているのでしょうねー
【おはよう朝日です】の「今日のアニバさん」のコーナーを見ていると、それが極一部の人ではないように思います。
最近はワーキングプアーも増えて、確実に貧富の差が広がり格差社会が進んでいるような・・・

でも、不幸の連鎖が起こらず、最後は熊本さんも含めて少しハッピーエンドだったのが救いでした

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megさんへ (マダムよう)
2008-10-15 12:15:18
不幸の連鎖という意味では、「嫌われ松子~」の方が説得力があったように思ったわ。
これは、純愛の話よね。
そこが、わかりにくかったように思うわ。

熊本さんのアジャコング、面白かったね。
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