ーグーグーだって猫であるー
2008年 日本
監督=犬童一心 原作=大島弓子 キャスト=小泉今日子(小島麻子)上野樹里(ナオミ)加瀬亮(青白)大島美幸(麻子のアシスタント)村上知子(麻子のアシスタント)黒沢かずこ(麻子のアシスタント)林直次郎(マモル)伊阪達也(タツヤ)高部あい(京子)柳英里紗(エリカ)田中哲司(編集長・近藤)村上大樹(編集者・田中)でんでん(梶原)山本浩司(小林)楳図かずお(UMEZU氏)マーティ・フリードマン(ポール・ウェインバーグ)大後寿々花(人間のサバ)小林亜星(山本泰助)松原智恵子(麻子の母)
【解説】
大島弓子の同名の自伝的エッセー漫画を映画化した、ほのぼのとした人間ドラマ。愛猫を亡くした天才漫画家と、彼女を取り巻く人々の何気ない日常を軽快な音楽にのせて描く。自身も大ファンの大島作品に命を吹き込んだのは『黄色い涙』の犬童一心監督。等身大のヒロインを演じるのは『転々』の小泉今日子。共演者も上野樹里や加瀬亮ら豪華キャストが勢ぞろいした。生き生きと輝く彼らの姿に、生きることの楽しさや美しさを再発見させられる。
【あらすじ】
吉祥寺在住の漫画家、麻子(小泉今日子)が締め切りに追われる中、愛猫のサバが静かに息を引き取る。そのショックで漫画が書けなくなった麻子を、アシスタントのナオミ(上野樹里)たちは心配しながら見守っていた。そんなある日、麻子はペットショップでアメリカンショートヘアの子猫と出会い、グーグーと名付けて一緒に暮らし始める。(シネマトゥデイ)
【感想】
これは、愛猫家の映画?
吉祥寺や井の頭公園の映画?
実は、かわいがっていた猫を亡くして癒しを求めている漫画家の映画なんですが…。
まず、麻子(小泉今日子)さんは、普通の少女マンガとは違うテーマを描いている漫画家(原作は大島弓子さんですから)だということだけど、なぜそういうテーマを選ぶ漫画家かと言う、根っこの部分が描かれていなかったので、彼女の人となりがわかりにくかったです。
4人のアシスタントは、朝子さんが休業中もお給料をもらっているのかなあ?
結構長そうでしたが。
謎の青年(加瀬亮)は、あとで研修医とわかるのですが、そのわりにはヒマそうでした。
アシスタントの一人のナオミ(上野樹里)の恋愛やアルバイトが絡んでくるのですが、とてもコメディ色が強くて、そのエピソードの全部に必然性が感じられなかった。
もう一つのテーマなのかなあ、死んだサパとの会話。
これで、元気を取り戻すんだから、とても大きな出来事だけど、そこに導くのが、この映画の語り役であるポール・ウェインバーグ(マーティ・フリードマン)。
吉祥寺で英会話を教えている講師で、なぜか英語でナレーションをしているんだけど、結局は死神だったみたい。
楳図かずおも、脈絡なく出てくるんだけど、ご近所さんと言うことなのかな?
ということで、私にはかなり意味不明の映画となりました。
グーグーはかわいい!!
単純に猫を楽しめばいいのかなあ?
漫画家さんの作品のファンであれば、もう少しこの映画についても違う角度で深く味わうことが出来るのでしょうけれど、私は嫌いではない、という程度でしたので・・・グーグー可愛い♪♪で終わってしまいました(^^;
アメショーのグーグー、毛並みが印象的で素敵でしたね。