ーパッチギ! LOVE&PEACEー
井筒和幸=監督 井坂俊哉(李安成(アンソン))中村ゆり(李慶子(キョンジャ))西島秀俊(野村健作)藤井隆(佐藤政之)風間杜夫(ビョンチャン)キムラ緑子(兄妹の母)手塚理美(キョンスン)キム・ウンス(高泰玉(テオ))今井悠貴(李燦秀(チャンス)米倉斉加年(枝川の長老)馬渕晴子(ホルモン屋のおばさん)村田雄浩(朝鮮将棋のおじさん)ラサール石井(三浦プロデューサー)杉本哲太(「太平洋のサムライ」監督)麿赤兒(石橋中将役の大物俳優)でんでん(ライトエージェンシー社長)寺島進(イカ釣り船の船長)国生さゆり(お志摩)田口浩正(南プロデューサー)すほうれいこ(なおみ)宮川大輔(水中運動会のAD)山本浩司(ライトエージェンシー松井)松尾貴史(ギャグ好きのおじさん)清水優(ヨンギ)桐谷健太(国土舘応援団団長の近藤)粟野史浩(応援団の金閣)土平ドンペイ(応援団の金閣)田中要次(先輩運転士)徳山昌守(朝高生の番長)浜田学(錦宏次郎)菅原大吉(舞台挨拶の司会者)堀江慶(サード助監督)長原成樹(ブローカーの男)田中哲司(取調官)日向丈(刑事)愛染恭子(スナックのママ)木下ほうか(ヤクザ俳優)金田敦(時代劇の監督)並樹史朗(倉田プロデューサー)竹下明子(佐藤の母)鎌田愛(佐藤の妹)吉田千晃(三浦プロデューサーの秘書)久ヶ沢徹(水中運動会の司会)川村亜紀(水中運動会の司会)松永京子(チャンスの母(写真))ソン・チャンウィ(父ジンソン)ちすん(若い海女)パク・ソヒ(金村伍長)新屋英子(故買屋の女店主)中村有志(宇野重吉)温水洋一(マスター)木村祐一(漁船の船長)
【解説】
大ヒット作『パッチギ!』のキャストを一新し、さらにパワーアップした、涙と笑いの感動作第二弾。今回は舞台を京都から東京に移し、三世代に渡り受け継がれる壮大な家族史と命の輝きを描く。2200人を超えるオーディションで見事主役に抜てきされた『GO』の井坂俊哉と『さくらん』の中村ゆりが、前回の俳優たちに負けない熱演をみせる。井筒監督が自身の前作を超えると豪語する熱い人間ドラマに胸が締め付けられる。(シネマトゥデイ)
【あらすじ】
1974年、アンソン(井坂俊哉)は病気の息子の治療のため、一家で京都から東京に移り住む。妹のキョンジャ(中村ゆり)は芸能プロダクションにスカウトされ、甥の治療費を稼ぐために芸能界入りを決意する。彼女は先輩俳優の野村(西島秀俊)と出会い、彼に恋心を抱く。(シネマトゥデイ)
【感想】
前作「パッチギ」の続編。
前作が骨太ないい作品だっただけに、これはどうでしょう。
日本映画にしては珍しい、重層的な構成。
中心となるのは、1974年現在の東京で生きるアンソン(井坂俊哉)を中心とした在日の大家族。
アンソンの妻は死に、一人息子ののチャンスは不治の病に冒されている。
アンソンはヘップを家内工業で作っているようだった。
チャンスの治療費捻出のため、金の密輸に手を染める。
同居しているアンソンの母と妹のキョンジャ(中村ゆり)。
キョンジャは焼肉屋で働きだしたばかりだが、チャンスの治療費等のことを考え、芸能プロダクションからスカウトされたことをきっかけに、グラビアアイドルの仲間入り。
在日ということを隠して、スターへの階段を上がろうとしている。
もうひとつの世界は、第2次世界大戦中の済州島から、徴兵制から逃れたアンソンたちの父のエピソード。
戦争シーンに、なかなか力が入っていました。
また、アンソンと行動をともにするもと国鉄マンの佐藤(藤井隆)のエピソードもありました。
孤児だった佐藤は、自分を捨てた母親と再会する。
とにかく、結構有名な人がたくさん出てきます。
それを追っかけてみるのも楽しい映画でした。
井筒監督は、美人のヒロインをさがすのがうまいですね。
前作では沢尻エリカ、今回は中村ゆり。
すごく、かわいいです。
今回はパッチギシーンは少なかったけど、大人になってからのパッチギはあまりいただけません。
純粋さがないもの。
ただの暴力だよ。
あいかわらず、面白かったけど。
泣かされるのは、子供が病気が治らないと宣告されるところと、捨てた母が留置場の佐藤に会いに来るシーン。
あまりにベタなのが、ちょっとねえ。
エピソードを欲張り過ぎたために、ちょっと焦点がぼけてしまったかもしれない。
前作の方が、若い人たちの力で、問題も解決できるのでは、という希望が見えたけど、今回は、在日は在日の社会に戻って行くという結末に見えました。
今回もフォーククルセダーズの音楽が流れて、私たち世代には、懐かしい感じがしました。
井筒和幸=監督 井坂俊哉(李安成(アンソン))中村ゆり(李慶子(キョンジャ))西島秀俊(野村健作)藤井隆(佐藤政之)風間杜夫(ビョンチャン)キムラ緑子(兄妹の母)手塚理美(キョンスン)キム・ウンス(高泰玉(テオ))今井悠貴(李燦秀(チャンス)米倉斉加年(枝川の長老)馬渕晴子(ホルモン屋のおばさん)村田雄浩(朝鮮将棋のおじさん)ラサール石井(三浦プロデューサー)杉本哲太(「太平洋のサムライ」監督)麿赤兒(石橋中将役の大物俳優)でんでん(ライトエージェンシー社長)寺島進(イカ釣り船の船長)国生さゆり(お志摩)田口浩正(南プロデューサー)すほうれいこ(なおみ)宮川大輔(水中運動会のAD)山本浩司(ライトエージェンシー松井)松尾貴史(ギャグ好きのおじさん)清水優(ヨンギ)桐谷健太(国土舘応援団団長の近藤)粟野史浩(応援団の金閣)土平ドンペイ(応援団の金閣)田中要次(先輩運転士)徳山昌守(朝高生の番長)浜田学(錦宏次郎)菅原大吉(舞台挨拶の司会者)堀江慶(サード助監督)長原成樹(ブローカーの男)田中哲司(取調官)日向丈(刑事)愛染恭子(スナックのママ)木下ほうか(ヤクザ俳優)金田敦(時代劇の監督)並樹史朗(倉田プロデューサー)竹下明子(佐藤の母)鎌田愛(佐藤の妹)吉田千晃(三浦プロデューサーの秘書)久ヶ沢徹(水中運動会の司会)川村亜紀(水中運動会の司会)松永京子(チャンスの母(写真))ソン・チャンウィ(父ジンソン)ちすん(若い海女)パク・ソヒ(金村伍長)新屋英子(故買屋の女店主)中村有志(宇野重吉)温水洋一(マスター)木村祐一(漁船の船長)
【解説】
大ヒット作『パッチギ!』のキャストを一新し、さらにパワーアップした、涙と笑いの感動作第二弾。今回は舞台を京都から東京に移し、三世代に渡り受け継がれる壮大な家族史と命の輝きを描く。2200人を超えるオーディションで見事主役に抜てきされた『GO』の井坂俊哉と『さくらん』の中村ゆりが、前回の俳優たちに負けない熱演をみせる。井筒監督が自身の前作を超えると豪語する熱い人間ドラマに胸が締め付けられる。(シネマトゥデイ)
【あらすじ】
1974年、アンソン(井坂俊哉)は病気の息子の治療のため、一家で京都から東京に移り住む。妹のキョンジャ(中村ゆり)は芸能プロダクションにスカウトされ、甥の治療費を稼ぐために芸能界入りを決意する。彼女は先輩俳優の野村(西島秀俊)と出会い、彼に恋心を抱く。(シネマトゥデイ)
【感想】
前作「パッチギ」の続編。
前作が骨太ないい作品だっただけに、これはどうでしょう。
日本映画にしては珍しい、重層的な構成。
中心となるのは、1974年現在の東京で生きるアンソン(井坂俊哉)を中心とした在日の大家族。
アンソンの妻は死に、一人息子ののチャンスは不治の病に冒されている。
アンソンはヘップを家内工業で作っているようだった。
チャンスの治療費捻出のため、金の密輸に手を染める。
同居しているアンソンの母と妹のキョンジャ(中村ゆり)。
キョンジャは焼肉屋で働きだしたばかりだが、チャンスの治療費等のことを考え、芸能プロダクションからスカウトされたことをきっかけに、グラビアアイドルの仲間入り。
在日ということを隠して、スターへの階段を上がろうとしている。
もうひとつの世界は、第2次世界大戦中の済州島から、徴兵制から逃れたアンソンたちの父のエピソード。
戦争シーンに、なかなか力が入っていました。
また、アンソンと行動をともにするもと国鉄マンの佐藤(藤井隆)のエピソードもありました。
孤児だった佐藤は、自分を捨てた母親と再会する。
とにかく、結構有名な人がたくさん出てきます。
それを追っかけてみるのも楽しい映画でした。
井筒監督は、美人のヒロインをさがすのがうまいですね。
前作では沢尻エリカ、今回は中村ゆり。
すごく、かわいいです。
今回はパッチギシーンは少なかったけど、大人になってからのパッチギはあまりいただけません。
純粋さがないもの。
ただの暴力だよ。
あいかわらず、面白かったけど。
泣かされるのは、子供が病気が治らないと宣告されるところと、捨てた母が留置場の佐藤に会いに来るシーン。
あまりにベタなのが、ちょっとねえ。
エピソードを欲張り過ぎたために、ちょっと焦点がぼけてしまったかもしれない。
前作の方が、若い人たちの力で、問題も解決できるのでは、という希望が見えたけど、今回は、在日は在日の社会に戻って行くという結末に見えました。
今回もフォーククルセダーズの音楽が流れて、私たち世代には、懐かしい感じがしました。
「なんで朝鮮から日本に来たの?」という疑問を持ちましたが、戦争で若い男性がたくさん死んだから、働き手がいなくなったので、トラックで畑仕事をしていた朝鮮人を強制的に連れてきた。子孫をつくる為にも、女性も連れてきた。ということなんですね?
朝鮮人にしたらいい迷惑。故郷に帰りたいのはあたりまえですよね。そして日本で産まれた子供達は、「何故自分は朝鮮人なんだろう?」と悩み苦しむ・・・
戦争によっておこった悲劇ですよね。
だからといって、もう朝鮮半島には帰れないしね。
辛い歴史です。
なんにして、差別をなくしてよい社会を作らなきゃね。