ージャックとジルーJACK AND JILL
2011年 アメリカ
デニス・デューガン監督 アダム・サンドラー(ジャック/ジルケイティ・ホームズ(エリン)アル・パチーノ(アル・パチーノ)エウヘニオ・デルベス デヴィッド・スペード ニック・スウォードソン ティム・メドウス アレン・コヴァート
ノーム・マクドナルド ジェフ・ピアソン ヴァレリー・マハフェイ ダナ・カーヴィ シャキール・オニール マイケル・アーヴィン ビル・ロマノウスキー ジョン・マッケンロー ビリー・ブランクス ジョニー・デップ ローハン・チャンド
【解説】
『ベッドタイム・ストーリー』などのアダム・サンドラーが、双子の兄妹を一人二役で演じた笑いと感動のドラマ。トラブルメーカーの妹と休暇を過ごす兄家族の、数々のぶっ飛びエピソードを披露する。『ダーク・フェアリー』のケイティ・ホームズが寛容な妻を演じ、アル・パチーノやジョニー・デップら大物スターも当人役で登場。不思議な魅力を持つ妹と、成功を手にした兄をきっちりと演じ分けたアダムの成り切りぶりに脱帽。
【あらすじ】
広告マンのジャック(アダム・サンドラー)は、妻(ケイティ・ホームズ)と2人の子どもたちと一緒にロサンゼルスで優雅に暮らしている。彼にはニューヨークで暮らす双子の妹ジル(アダム・サンドラー)がいて、毎年感謝祭の休日を一緒に過ごすことになっていた。だが、彼はいつもこの邪気のない妹の破天荒な言動に振り回されており……。(シネマトゥデイ)
【感想】
この作品、2011年度のゴールデン・ラズベリー賞に最多12個、全10部門でノミネートされ、アダム・サンドラーは主演男優賞、主演女優賞のW受賞を含む全10部門で受賞し、最多受賞記録を更新した作品。
ゴールデン・ラズベリー賞とは、輝かしい実績があるにも関わらず、どうしようもない役柄を演じてしまった俳優や、前評判と実際の出来のギャップが著しい大作などが受賞する賞で、ジョークの性格が強い賞です。
この「ジャックとジル」も、たわいのないコメディで、アダム・サンドラーが男子と女子の双子を演じています。
ロサンジェルスに住む広告界社重役のジャック(アダム・サンドラー)は、妻ケイティ・ホームズ)と二人の子供たちと幸せに暮らしていた。
彼の悩みは、感謝祭にやってくるニューヨーク在住の双子の妹ジルのこと。
ジルは、ずっと独身で母と暮らし、最近母を亡くして落ち込んでいた。
早朝に「空港に着いたから迎えにきて」と呼び出されたジャック。
ここから、大騒動の始まりでした。
トラブルメーカーのジルに彼氏ができたらもう少し落ち着くんじゃないかと、ネットの交際サイトに登録したり、涙ぐましい努力をしますが、簡単にはいきません。
それが、どういうわけか、アル・パチーノに気に入られたジル。
アルとは、新しいCM契約が欲しいジャックは、なんとか二人を結ばせようとするが…。
「お熱いのがお好き」がベースになっているコメディだそうですが、いろんなネタが仕込んであります。
シャキール・オニール(プロバスケットボール選手)、ドリュー・キャリー(コメディアン)、ジョン・マッケンロー(テニスプレーヤー)、ヒリー・ブランクス(ビリーズブートキャンプ)、ジョニー・デップ(映画俳優)が、本人役で出演しています。
ジョニーは、アルと絡んで出てくるのですが、すごく自然体でびっくりしました。
今年の全米オープンテニスで、アダム・サンドラーとケビン・ジェームスのペアと、マッケンロー、クーリエペアがエキジビション・マッチを行っているのを見て、すごく面白かったのですが、こういう関係だったのですね。
アルは、自虐ネタでここまでやるかというほどの大活躍です。
ラストのダンスも見所ですよ。
ラジー賞初の全部門制覇の映画なので、押さえておいた方がいいと思います。
なかなか面白いですよ。
ラジー賞の基準って何なんでしょね?
特にこれは、全部門制覇って面白すぎよね。
私もアメリカの有名人ってよく知らないけど、それぞれ楽しんでいたみたいですよね。
テニス好きの私にとっては、マッケンローはツボでした。