マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

カーテンコール

2006-08-22 09:13:36 | 映画ーDVD
2004年 佐々部清監督 伊藤歩 、藤井隆 、鶴田真由 、奥貫薫 、津田寛治、井上尭之、藤村志保、黒田福美

【解説】
日本映画が全盛期だった昭和30年代を生きた日本人の姿を通して、『半落ち』の佐々部清監督が人生の素晴らしさを描く感動作。『リリイ・シュシュのすべて』の伊藤歩ほか、藤井隆、鶴田真由らが現代社会では希薄になりつつある「家族愛」の大切さについて問いかける。ポスターや歌謡曲など懐かしのアイテムが登場し、日本映画の温かさを懐かしく感じることができるほか、藤井隆演じる「幕間芸人」の芸達者ぶりも必見。

【感想】
楽しみにして見たのに、がっかり。

ジャーナリストの女性、スクープ記事を取ったと思ったら、足下をすくわれて左遷。
その地、福岡で出会った取材ソース。
かつて映画と映画の合間に行われていた演芸の人を探す。
場所は下関。(それならなんで最初から下関じゃないの?)
そこから彼女の成長物語と、離散家族の話が始まるわけですが…。
斜陽になって行く映画館、差別された在日の家族の話も出てきて、テーマが拡散し過ぎたようです。

記者は、韓国・済州島まで父親探しの旅。
彼が見つかり、映画館最後のステージで盛り上がりますが、、幼いときに捨てた娘との再会は、それから半年後、済州島で涙の再会までひきのばされます。何で??
誰が主役かもわからなくなってしまう結末。

最初の主人公のかおりさん、肝心の記事は書けたのでしょうか。
彼女とお父さんの和解の物語は、影が薄くなっていました。

昭和30年から40年の時代を描きたかったのかなあ。
もう少し、笑いをとりいれてもよかったのじゃないかしら。
藤井隆を使ったのに、もったいと思いました。
年とった時も、彼が演じれば良かったのに。

作品の意図するところが、ぼやけてしまって、残念な感じがしました。


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4 コメント

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評価 (ひろぴん)
2006-08-23 06:13:56
マダムようさんが低い評価をしている。

余程、テーマのずれている映画なのでしょう。

私は、「ローレライ」を昨日みました。

これも、ほんまかいなと思うシーンが、多々

ありましたが。主役に免じて許しましょう。

香椎由宇さん、不思議な女優です。
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ひろぴんさんへ (よう)
2006-08-23 08:33:19
「ローレライ」は見る予定がないです。

香椎由宇さんもわからないわ。

また、調べておきますね。



この作品、予告編で見て、すごく面白そう!!と思ったのに残念でした。
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Unknown (TATSUYA)
2006-09-17 13:03:53
初めまして、達也です。

『カーテンコール』映画で観ました。

実は、昨日『出口の無い海』を

映画館で観てきたのですが、

佐々部監督の映画と故郷の山口に

対する深い愛情と、オマージュを感じました。

『カーテンコール』のよさは、

キャスティングに尽きると思います。

「香織」を演じた伊藤歩は、華やかさは

ありませんが、ドキュメンタリーな

トーンを出すにはうってつけですし、

藤村志保さんの存在は、日本映画そのもの。

藤井隆と成長した鶴田真由も良い。

極めつけは、晩年の修平を演じた

「井上尭之」に尽きる。

長さん亡き後、あんな味を出せる役者

(ギタリストですが)がいたのか・・・。

とにかく、絶妙のキャスティングに拍手。

ただ、在日問題の描き方が、

中途半端な気がしました。

修平のその葛藤を伏線で描いて欲しかった

気がします。佐々部監督の次回作にも

大いに期待します。



P.S トラバさせてくださいね。



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TATSUYAさんへ (よう)
2006-09-18 08:35:40
TBありがとうございました。

この作品を見たときには、監督の思いまで考えが行きませんでした。

なるほど、そうやってみれば、山口が舞台というのもうなづけます。

井上尭之さんは、スパイダーズのリードギターで活躍しておられた頃から知っていますが、演技をされているのを見るのは始めてでした。

なかなか味わいのあるキャスティングでしたね。
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