長年飼っていた猫のみいこが1年ほど前から外へ出なくなり、一日中、家で過ごすようになった。私が仕事から帰ってくると玄関で待っていて、「みいちゃん」と呼ぶと、うれしそうに「ニャー」と返事してくれた。
やがて足が弱り、トイレもうまくできなくなった。病院にも行ったが、一時しのぎにしかならなかった。亡くなる2日前、私と妻を見つめ、両目が涙目になっていた。時々、目やにが出ることがあったが、あれは絶対にお別れを感じて泣いていたのだと思っている。
私たちに幸せを運んでくれたみいちゃん、ありがとう。
熊本市中央区 北村孝博(71) 2022.6.30 毎日新聞鹿児島版掲載
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