この3月に保育園を卒園した男の子の孫が一人で我が家に泊ることになった。泊れそうで泊れなかった前回から久しぶりのチャレンジだった。
同い年のいとこも泊るので喜々として床についたが、眠れない孫は0時を過ぎた頃「帰りたいよ」と泣き出した。私は途方に暮れたが、孫を抱きかかえて待つしかすべがなかった。やがて泣きつかれた孫は小さな寝息を立てながら眠り、時折私にしがみつきながら朝を迎えた。
2日目、孫はまた一人で泊ることを決めて親に電話した後「もうだいじょうぶ」と大声を出した。頼もしい姿だった。
姶良市 中馬和美 2017/4/25 毎日新聞鹿児島版掲載
同い年のいとこも泊るので喜々として床についたが、眠れない孫は0時を過ぎた頃「帰りたいよ」と泣き出した。私は途方に暮れたが、孫を抱きかかえて待つしかすべがなかった。やがて泣きつかれた孫は小さな寝息を立てながら眠り、時折私にしがみつきながら朝を迎えた。
2日目、孫はまた一人で泊ることを決めて親に電話した後「もうだいじょうぶ」と大声を出した。頼もしい姿だった。
姶良市 中馬和美 2017/4/25 毎日新聞鹿児島版掲載