眠れぬ夜が続いて気がついた。あの方が肩をたたいておいでだ。避けていたことに向き合う。やっぱり不愉快な思いをする。けれど、もう一歩踏み出そう。その結果、現状が好転したら感謝しよう。好転しなくても憤らない、しょげるまいと誓う。
気持ちが少し軽くなったら気がついた。小ぶりな黄水仙が咲いている。
「おはよう」と声をかけながら数えると花は17。黄色はお日さまの色。「お日さまのような人におなり」とおっしゃっているの?
いつもそばにいてくださるおなたはだあれ?
鹿児島県鹿屋市 伊地知咲子(84) 2021/3/27 毎日新聞鹿児島版掲載
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