大みそかの夜「トシドン」は私の故郷、薩摩川内市・下甑島の小さな子供のいる家に、鬼の面をつけ蓑をまとってやってくる。子供をしかったり諭したりしながら、最後にはよい子になる約束を取り付けて、褒美に歳餅(としもち)を背中に乗せてやる。1年の反省と来年の誓いを立てさせる、ちょっぴり怖くてユーモアに満ちた伝統行事である。
「良い子にしてるか!!」「はい、してます」「ウソじゃろが。ウソをついてもトシドンは知ってるぞ。良い子になるか!!」「良い子になります」。除夜の鐘が鳴る前にトシドンは、皆を良い子にするために奔走する。
鹿児島市 川端清一郎(61) 2008/12/30 毎日新聞鹿児島版掲載
【写真提供】薩摩川内市下甑教育生涯学習課
「良い子にしてるか!!」「はい、してます」「ウソじゃろが。ウソをついてもトシドンは知ってるぞ。良い子になるか!!」「良い子になります」。除夜の鐘が鳴る前にトシドンは、皆を良い子にするために奔走する。
鹿児島市 川端清一郎(61) 2008/12/30 毎日新聞鹿児島版掲載
【写真提供】薩摩川内市下甑教育生涯学習課
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