父親参観日で県教委の課長の話を聞いた後、何でもいいから質問をと促され次のようなことを聞いた。「農民は収穫時に次の年の肥料や水や除草を考える。しかし子育てはやり直しがきかない。収穫の良しあしは何か」。課長はうーんとうなって答えた。「県内の進学校の校長の息子が中卒後、あるホテル専属の窯元で皿や茶わんを作る仕事に就いた。『息子はそこで目を輝かせて毎日仕事をしている』と校長は自慢げに話す」と。これでいいかと聞いたので結構ですと答えた。かれこれ20年前の話。稲穂が黄金に色づく時期、いつも思い出す収穫の意味。
志布志市 佐竹佐俊(65) 2008/10/26 毎日新聞鹿児島版掲載
写真はyushitaさんより
志布志市 佐竹佐俊(65) 2008/10/26 毎日新聞鹿児島版掲載
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