ぼくはお花が大好き、葉っぱを食べちゃうので叱られるけど
弱虫のぼくは一番上は…どうも、この辺がちょうどいいなあ
ぼくは、弥生家の長男ジョーである。
ある日、ぼくは冷たい雨の中、お腹がすいて声も出ず道端にうずくまっていた。一度は通りすぎたママだったが、しばらくして戻って来ると「可哀想だけど、うちでは飼えないの、一晩だけね…」と抱き上げてくれた。しかし、冷たいぼくの体を暖め、少しずつミルクを飲ませながら優しくひとこと…。
「やっぱり、あの道端に置き去りにはできないよ」と。嬉しかった。
「ジョー」と名付けられ、ママと夢のような毎日を過ごしている。
しかしぼくは、ひどい人見知りで、ママのお友達が来るのが怖い。今度ママは結婚することになり、引っ越し屋さんが来て新しいマンションに、ぼくは無理やり連れて行かれた。そこにはパパがいた。知らない家はそれだけでも怖いのに…。ぼくは飲まず食わずで一日中お風呂場に籠城した。でも引っ越し作業で疲れたママは「お腹がすけば出てくるでしょ」だって。
ひと月たち、やっと落ち着いたこの頃だが、今度は鹿児島からママの母さんがやってきた。この母さんは大の猫好きでしつこいこと…。ぼくは母さんの気配にサッとベッドに逃げ込んだが母さんは猫なで声で迫ってくる。恐怖のあまり「ウー」と唸ってみたが母さんは「ジョーちゃんジョーちゃん」とひるまない。やっとママが「しばらくそっとしてやって」と言ってくれた。ホッとした。
けれど元旦から3日までパパとママはお出かけ。その間は母さんと2人きり…。
「あぁ、どうしよう」。
これは、娘宅に拾われた猫・ジョー君のつぶやきでした。
年末から上京し娘宅で新年を迎えました。携帯から毎日アップするつもりでしたが、パスワードを忘れ公開できませんでした。
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
いいお正月だったようですね。
今年もお元気でまたはがき随筆でお会いしたいものです。今年も頑張ってみましょう。
みたいなお正月でした。
娘宅の猫には嫌われ、息子宅ではオーバーな歓迎をうけ、ひどい目にあいました。
ことしもハートリーともども、お元気でお幸せな一年となりますように。
そして楽しいエッセイを読ませてください。