降ってわいた婿の単身赴任。残された娘と2人の孫をふびんに思い、隣家に呼び寄せた。
しまった。甘かった。案の定、実家に居座った。こんなはずではなかった私の人生。入り浸られ、一切合切関わるはめに。てんやわんやの歳月は1年余り。血の病がピークにさしかかった時、女神がほほ笑んだ。保育所に入所決定! ピッカピカの孫が、元気に手を振り、さっそうと朝陽に溶けていく。心が揺れる一瞬がもどかしい。突拍子もない孫語録がありがたい。
疎ましくさえ思えた孫の存在は、いつしか生きる明日への活力源となった。
指宿市 池元民子 2012/4/30 毎日新聞鹿児島版掲載
しまった。甘かった。案の定、実家に居座った。こんなはずではなかった私の人生。入り浸られ、一切合切関わるはめに。てんやわんやの歳月は1年余り。血の病がピークにさしかかった時、女神がほほ笑んだ。保育所に入所決定! ピッカピカの孫が、元気に手を振り、さっそうと朝陽に溶けていく。心が揺れる一瞬がもどかしい。突拍子もない孫語録がありがたい。
疎ましくさえ思えた孫の存在は、いつしか生きる明日への活力源となった。
指宿市 池元民子 2012/4/30 毎日新聞鹿児島版掲載
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