我が家でかえった烏骨鶏が12年になる。昼は放し飼いで、4羽のひなはそれぞれ個性があって茶の間の話題だった。元気な烏骨鶏も歳月がたてば老化が見られ、視力が弱って餌にくちばしが届かず、何度も空振りする。足を釣り上げて歩くのもいて、ねぐらの箱に飛び上がれず朝夕、上げ下ろしが日課。それでも去年の暮れまで産卵した。もうこれで終わりねと語りながら卵を頂いた。私は新鮮な卵で卵かけご飯が大好き。もう食べられないとあきらめていたのに先日、産卵した。驚いた。「もう頑張らなくていいよ」と言葉をかけながらも卵はうれしい。
出水市 年神貞子(71) 2007/7/21 毎日新聞鹿児島版掲載
出水市 年神貞子(71) 2007/7/21 毎日新聞鹿児島版掲載
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