はがき随筆・鹿児島

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「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

宮沢賢治と詩

2017-07-07 10:45:05 | はがき随筆
 私には雲の上のような人。
 宮沢賢治に縁のある人の話を聞く機会に恵まれた。
 日本詩人クラブの鹿児島大会が5月31日、鹿児島市で開かれた。賢治の弟の孫という方が賢治の話をされた。賢治は岩手の痩せた土に苦しむ農民のために力を尽くした、という。音楽も好きで、特にベートーベンを尊敬していたらしい。
 「雨ニモマケズ…」の詩を、たまたま高村光太郎が目にしたことで、宮沢賢治の名が人に知られるようになったらしい。
 私もなんだが、詩を書いてみたくなった。雲の上まではしごを掛け、言葉を探したい。
  出水市 小村忍  2017/6/28 毎日新聞鹿児島版掲載

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