絶好の洗濯日和。朝から洗濯機はフル回転。こんな日は、無理やり洗い物をしたくなり、家中探し回る。日差しは強く照りつけ、風もある。紫外線対策に麦わら帽子をかぶり、たこ足ハンガーに干す。ふんわりとした柔軟剤の香りが心地よい。最後の干し物が終わると、まさに満艦飾。その昔、母が我が家に来た時、次々と洗い物をする私に「機械もだるいが、ちょっとは休ませんね」と言った言葉を思い浮かべた。「ほんとにそうね」と会話をしているような錯覚になり、しばし母の笑顔を思い出す。9月1日は母の二十七回忌を迎える。
鹿児島市 竹之内美知子 2014/8/21 毎日新聞鹿児島版掲載
鹿児島市 竹之内美知子 2014/8/21 毎日新聞鹿児島版掲載
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