メキシコ在住の娘が、5歳の孫娘との会話をSNSにアップした。孫「今日公園で友達が3個できた」。娘「3人ね」。孫「うん。あ、間違えた。もう1個いた」。娘「1人ね」。孫「うん」。娘「女の子、男の子?」。孫「男の子がね、4匹」。下手な漫才師よりずっと面白い掛け合いに、私は思わず笑った。
孫娘は、父親とはスペイン語、母親とは日本語でしゃべる。鉛筆1本のように数字の後に付ける助数詞がスペイン語にはなく、娘はどう教えたらいいか悩んでいる。「3匹の侍」という時代劇もあるので「男は匹でもいいよ」とはいかないか。
鹿児島市 高橋誠(70) 2021.11.8 毎日新聞鹿児島版掲載