2016年3月26日 (土)
岩国市 会 員 横山 恵子
亡き父の写真を整理していたら、目に飛び込んできた一枚。それは「兵士の遺骨帰還」。白木の箱を抱く多数の兵士を迎える群衆。その行列はいつ果てることもなく続いていた。
早速ボランティアをしている原爆資料館の仲間たちに見せたら「まーよう保存しとったね」とか「箱の中に髪の毛があれば良い方、ほとんど砂よ」などといろんな感想を述べてくれた。
職員に「複写させてもらって良いですか」と言われ71年目にして日の目を見た思いがする。あの世に行ってもなお、戦争の酷さを伝えたかったのでは・・・・・・と思うと胸がジーンとなった。
2016.3.26 毎日新聞「はがき随筆」 掲載岩国エッセイサロンより転載
岩国市 会 員 横山 恵子
亡き父の写真を整理していたら、目に飛び込んできた一枚。それは「兵士の遺骨帰還」。白木の箱を抱く多数の兵士を迎える群衆。その行列はいつ果てることもなく続いていた。
早速ボランティアをしている原爆資料館の仲間たちに見せたら「まーよう保存しとったね」とか「箱の中に髪の毛があれば良い方、ほとんど砂よ」などといろんな感想を述べてくれた。
職員に「複写させてもらって良いですか」と言われ71年目にして日の目を見た思いがする。あの世に行ってもなお、戦争の酷さを伝えたかったのでは・・・・・・と思うと胸がジーンとなった。
2016.3.26 毎日新聞「はがき随筆」 掲載岩国エッセイサロンより転載