ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

安倍晋三総理の施政方針演説は日本の大問題に触れていない

2018年01月22日 | Weblog

核兵器、原発などを含め、日本は原子力利用をどうするのかまったく触れていません。裏をかえせば、アメリカの核の傘の下にいたい、原発稼動は続けたいと言っているに等しいと思います。

これでは朝鮮(北)に核兵器保有をやめよと言えないでしょう。
核兵器保有国が増えることを防げないでしょう。
大規模放射能汚染がおこる恐れが続くことになりますが、人命軽視であり、生活・生産できない国土を増やす恐れがあります。
国内の放射能汚染は日本の環境汚染だけですみません。
世界の環境汚染の原因となります。
 
経済力世界第3位でありながら日本は独立を明確にしていません。
アメリカとの同盟という言葉を使ってアメリカの威を借る日本の状態から脱却しようとしません。
アメリカは軍事力は強いと思いますが、法による世界平和に貢献する国ではありません。
憲法第9条を活かして自由に世界平和に貢献する日本の姿勢がまったく見えません。
本当にアメリカが世界平和に貢献するか検討がまったくできていません。
これでは3強大国アメリカ、中国、ロシアが対立する構造の中で日本はアメリカに与しているだけで自由な外交はできません。
アメリカ軍基地という沖縄県の苦悩の種を取り除くことは不可能です。
 
東シナ海における中国の拡大圧力は深刻と思いますが、この問題にどう取り組むかまったく触れていません。
中国との関係を改善すると言えば解決するとは思えません。
 
拉致被害者問題は朝鮮に対する経済制裁を続けていれば解決するとは思えません。
 
借金政治から脱却すると言っていますが、政府を合理化、近代化する計画をまったく示していません。
お金をばらまくことばかり言っている印象を受けます。
人々の政府依存心を強めることになります。
政府大、人々小では民主主義は不健全です。
国は不安定になります。
借金政治を続ける恐れが大です。
 
人々の事業・仕事意欲を高めたいとの意向を感じますが、そう言っているだけで、実際は消えるべき老化した大企業を助けるような保守性を感じます。
 
国連重視の姿勢がまったく見えません。
国連改善の姿勢もありません。
また日本が連携すべき人・国は平和主義者・平和主義国と思いますが、アメリカとの同盟を重視するあまり、日本が関係する国は軍事力重視国が多くなっています。
これでは戦争に関係しても平和には貢献できないでしょう。
 
大きく見れば世界は戦争ではなく、平和です。
経済・文化交流です。
日本は主流を見失ってはいけないと思います。
戦前戦中への回帰や、「強い日本」へのあこがれは戦争への危険な道です。
 
50年、100年の未来を見すえて行動すると言いますが、安倍総理は本当に日本の未来を真剣に考えたでしょうか。
トランプアメリカ大統領との個人的関係うんぬんの表現がありますが、50年、100年の未来を考えたらトランプ大統領の名前が出る訳がありません。
思い付きを適当に並べたような演説です。
特に原子力利用問題について触れなかったのは異常と思います。
 
安倍内閣総辞職を強く求めます。