ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

横浜はまだ保守的慣性的政治が続いている

2013年08月27日 | Weblog
8月25日の横浜市長選挙の投票率は29%でした。
横浜に問題がないということはありえません。
市民は市政に関心がないということではないでしょうか。
現実認識、未来予測ができていないかもしれません。

行政サービスは非常に悪いという状態ではありません。
ごみ収集、上水下水、交通は機能しています。
町は雑然としており、防災力は低いと思いますが、不潔ではありません。
税金はまだ許容範囲内なのでしょう。
市民は、増税しないでうまくやってくれ、ぐらいに思っているのでしょう。

経済水準が高く、市民は概して生活に満足しています。
生活が苦しい人は、市の責任とは思わず、自分の責任と思っているのでしょう。

社会や個人に経済成長時代の遺産が残っており、自分のことしか考えない個人主義で生活できている間はこれでも何とかすむと思います。
しかし今後日本経済の収縮がおこると、個人間で経済格差が拡大していきます。
そうなると自己責任で納得しない人が増えます。
横浜は混乱するかもしれません。

横浜の人口は減っていくと思います。
東京のベッドタウンとして横浜が発展した時代は終わります。
これからは横浜の市政、横浜の経済、横浜の文化が大切になると思います。
横浜市役所と横浜市会の保守的慣性的政治では自立した横浜市は望めないと思います。

横浜市長選挙の投票率は低いと思う

2013年08月18日 | Weblog
8月25日が横浜市長選挙というのに人々は選挙に関心がないようです。
立候補者は3人しかいません。
その内の一人は掲示板にポスターもはっていません。
特に大きな問題がないということでしょう。
とすると現職の林文子氏が当選すると思います。

林氏の市政は概して保守的で土建政治が続いているとの印象です。
市長が何を考えようと、市会や市は慣性で動いているということでしょう。

私が関心を持っている住環境改善については市は消極的であったと思います。
恐らく財政立て直しのため市は税収を重視したのでしょう。
住環境改善より、不動産が動くことを重視したと思います。
町は機能、美、安全性を欠いた住宅密集地になりました。
(注)幸い人口減少時代に入り、空き家が多くなっています。自然に住宅密集地化は止まるかもしれません。

林氏は選挙公報で「強靭な防災・減災都市の実現」とうたっていますが、実際は、防災については、自助、自助と言ってきただけで市の防災力は低下したと思います。
市は、大災害の時、何もできない、防災は町内会単位で考えてくれとも言ってきました。
しかし、町内会が自主的に防災に取り組むには資金力、企画実行力が乏しいというのが現実だと思います。

横浜は幸運にも大災害がなかっただけです。
問題は住宅密集地です。
狭小住宅が丘陵の下も斜面も上も覆っています。
町中の道路が狭い、電柱が多いというのも町を危険にしています。
大災害に弱い都市になったと思います。

ごみ収集、水道、下水が機能していることは感謝です。
町は雑然としていますが、概して清潔だと思います。

林氏に対抗して立った柴田豊勝氏は中学校給食を実現すると言っています。
共稼ぎが多くなって、子供にお弁当をつくってやれない親が増えています。
給食は現実的対応と思います。

また、柴田氏は特養ホームを増設すると言っています。
確かに横浜は体が不自由になった老人にとって安心な町にはなっていません。
福祉団体の講演などを聞くと金の切れ目が「命」の切れ目になっています。
健康保健制度、介護保険制度があっても制度が中途半端でお金がなければ早死にを覚悟するしかないようです。

「お金がない。」
これが行政の弁解の常套語ですが、市の既存組織は税収の半分を無駄使いしていると思っていいと思います。
しかし行政の合理化近代化は至難です。
腐敗が進み、これ以上腐敗するものがなくなって腐敗は止むものです。

市と市民とは今望ましい関係にあるとは思えません。
市民は自分の生活防衛をやっており、まだ我慢できるという状態だと思います。
税金など市民の負担が限界をこえると市民は市長選挙に真剣になるのでしょう。

町の消火訓練

2013年08月05日 | Weblog
私は町の防災ボランティアとしてよく家庭用消火器(訓練では水消火器)を使った消火訓練、消火栓を使った消火訓練を行っています。
水消火器を使った訓練では実際に火を燃やして消す訓練はやっていません。
町中の公園では火を使っての訓練は許可されていないからです。
目標に向かって水をかける訓練をやっています。

最近、ある町で平たい容器にアルコールを入れて火を燃やし、水消火器で消す訓練を行っていて、アルコールをつぎたした時、アルコールが爆発的に燃えて、つぎたした人、さらには数メートル離れたところに立っていた人が火だるまになったというニュースを聞いて驚きました。
アルコールは気化しやすい燃料で火に注げば爆発的に燃えることは常識です。
ところがアルコールは煙が出ないということで水消火器を使った訓練でよく使われるようになったというのでまた驚きました。
許可している当局に問題があります。

消火栓を使った消火訓練も危険です。
重いマンホールを開ける、重い金具がついたホースを延長する、延長したホースに足をとられて転ぶ、消火栓を開けるとホースに水圧がかかって筒先をしっかり持っていないと筒先、さらにはホースがのたくる、などの危険があります。
そこで二重の安全策を講じています。
ホースを2本接続して訓練を行う場合は、指揮者は防災ボランティア(指導員)とします。
住民に1番員、2番員、3番員の役を振りますが、それぞれに防災ボランティアをペアでつけます。
防災ボランティアが安全を確認しながら住民は操作を行います。
速さより操作の確実性を重視しています。
そしてさらに消防士をそれぞれの防災ボランティアの近くに配します。
危ないとみれば消防士がすぐ行動できる近さに配します。

このやり方でもひやっとすることがありました。
防災ボランティア、さらには消防士の対応が間に合わないような住民のミスがあるからです。
特に筒先が危ないので住民だけでなく、必ず防災ボランティアも同時に筒先を持つようにしています。

訓練でけがをすることはあってはならないのですが、消火訓練は何らかの危険を感じます。
無事に訓練が終わると、思わず、「神様、ありがとうございました」と祈ってしまいます。