ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

低地の町

2011年10月29日 | Weblog


旧約聖書にノアの箱舟のお話しがあります。
非常に広範囲が海のようになり長期間続いたというお話しです。
本当にあったのかと疑っていましたが、タイのチャオプラヤ川の広大な流域が冠水し、今後も1か月ぐらい水が引かないというニュースを聞いてノアの箱舟のお話しは歴史的事実に近いと思いました。

ノアの箱舟の舞台はティグリス川、ユーフラテス川の広大な流域いわゆるメソポタミアです。
大雨が降り続いたそうですから水は今回のチャオプラヤ川流域より深くなったと想像します。

近年想定外の大雨が降るような異常気象が世界で多発しています。
川は大きくても小さくても洪水を起こす恐れが高まっています。
日本の場合は堤防を高くしたり、川を深くして洪水を防ぐようにしていますが、このような対策を笑うかのように洪水は起こるでしょう。

どこに町をつくるか真剣に考えた方がいいと思います。
命にかかわる問題です。

昔は低地は水田として開発されてきました。
水田に適していたことが第一ですが、大雨で冠水し、住むには不便であったからです。

ところが今は町づくりが容易ということで低地がどんどん町になりました。
これが徒(あだ)となっています。

現代の治水技術でも低地は想定外大雨には耐えないでしょう。
想定外大雨より頻度は低いと思いますが、海に近い低地は津波にも耐えないでしょう。

放射性物質の管理

2011年10月26日 | Weblog


林野庁は、東京電力福島第一原発の放射能漏洩で汚染された土壌、その他の物を一時的に保管する仮置き場として、国有林の敷地を地方自治体に無償貸与する方針を決めたそうです。

しかし放射能汚染物の仮置き場として国有林を貸与し破壊することは問題です。
一度貸与したら地方自治体は永遠に放射能汚染物置き場として使うでしょう。
放射性物質永久保管場所がないからです。
数多くある仮置き場はやがて管理がいい加減になり、結局放射性物質は拡散するでしょう。

福島第一原発から出た放射性物質は福島第一原発に戻す考えの方がいいと思います。
この原則を明確にしないと東京電力が放射性物質管理に無責任になります。
今回の放射能漏洩では東京電力の無責任が目に余ります。

もちろん原発は安全だと言って乱暴な原発推進を行った国や福島県の責任は非常に重いのですが、原発を持った東京電力の責任も非常に重いと思います。

福島第一原発敷地は廃炉にしても永遠に東京電力が放射能管理を行わなければならないと思います。
東京電力が倒産したら福島県あるいは国が管理しなければなりません。
つまり福島第一原発敷地の方が永遠に放射能管理がしっかり行われると思います。

原発を持つとは永遠に放射性物質の管理に責任を持つということです。
電力会社が誰かが管理してくれるだろうと思うのは甘すぎます。

軍人社会

2011年10月23日 | Weblog


世界にはまだまだ軍人社会が数多く存在します。

日本は1945年まで軍人社会でしたが、戦争でアメリカに負け、軍人が力を失い、一応非軍人社会になりました。
しかし在日アメリカ軍に加えて自衛隊があります。
近年防衛庁は防衛省に昇格しました。
隣国中国やロシアの動きを観察すると軍による日本への圧力を感じます。
対抗して再び日本は軍人社会になる恐れがあります。

リビアはカダフィ大佐が威張る軍人社会でしたが、内乱が生じてカダフィ軍が負けました。
反カダフィ派は戦争でカダフィ軍に勝った訳ですから軍の性格を強く持っています。
戦った反カダフィ派の人々を見ますと、武器を持って軍人気取りです。
この人達が内乱が終わったからと言って素直に銃を捨て生産に戻ることができるでしょうか。
戦争に強い人をリーダーにして新しい軍人社会をつくる恐れは十分あります。

ところで自由と民主主義の国であると誇っているアメリカですが、実は軍人社会です。
年内にイラクからアメリカ軍は全面撤退するそうです。
アフガニスタンから撤退するのもまもなくでしょう。
一見軍人が弱くなっている印象ですが決してそうではありません。
軍の強さは並みではありません。
今アメリカにあるものはと問われれば軍と言っていいほどです。
だからこそ今も数万人規模でアメリカ軍が日本に駐留しています。

人々が軍人社会から解放されるのはまだまだ先のことと思います。

国内生産を重視しょう

2011年10月20日 | Weblog

晩夏の頃の釧路湿原 心の底から日本の自然は美しいと思います。

国土交通省観光庁が11億円をかけて外国人1万人に無料往復航空券を提供するそうですがお金の無駄使いと思います。
放射能汚染で外国からの観光客が激減したことは当然のことです。
日本人だって放射能汚染国に行きたくありません。

今は無理して外国から観光客を呼ぶより、汚染地の放射能を取り除き、安全にすることが先決です。
安全とわかれば自然外国から観光客が来ます。
日本は、町は美しくありませんが、自然は非常に美しい国です。

日本の国際収支が赤字になる恐れがあります。
ものの生産が弱くなりました。
しかしこの弱点を観光産業で補う考えはよくありません。
なぜなら観光産業は人が生きるのにそれほど重要ではないので産業としては不安定です。

大切なことは、弱くなったものの生産を強化することです。

技術開発と生産を、政治、家庭教育、学校教育、会社教育、社会教育で重視することを提案します。
日本は海外生産や第三次産業を重視しすぎです。
海外生産と第三次産業ですべての人が生きることができるということはありえません。
アメリカ、ヨーロッパが衰退しつつある原因は、国内生産と輸出を軽視しているからです。
国内生産はコストが高くて海外生産に負けるという理由で海外生産を重視していたら日本もアメリカ、ヨーロッパと同じ運命です。

国内生産コストが高かったら下げる工夫努力をするしかありません。
個人や会社だけで手に負えない問題だったら政府が政治的に手を打たなければなりません。

一番わかりやすい日本の産業問題は農業の国際競争力のなさです。
日本では農業が不自由です。
本当に農業をやりたい人や会社が農業に参入することができません。
農業地帯を法律で明確にしないので、農地は非農地が混在する虫食い状態です。
これでは農業らしい農業ができません。

要するに政治が悪い訳です。
悪い政治をそのままにして、農業が弱いからたとえばTPP(環太平洋パートナーシップ)に参加しないと考えるようでは日本は世界から遅れる一方です。

今は個人、会社、政府、みんなが国内生産を重視し、国内生産を強くしようと考えることが大事です。
多少高くても品質のいい国産を買うことは国内生産重視になります。

町のボランティア

2011年10月17日 | Weblog

北海道大雪山北部にある層雲峡 峡谷の長さといい、美しさといい、まさに圧巻です。世界の人々が訪れる理由がよくわかります。

役員が1年交替の当番制の町内会では町のボランティア活動が非常に大切です。
私の町では住環境保全活動も福祉活動も夏祭りも防犯活動も防災活動もボランティアが中心になって企画実行しています。
町内会の役員は1年交替でもできる範囲の仕事を行うことになっています。

今年度の町内会長はちょっと権限意識が強い人で、ボランティアに権限を侵されていると怒っていますが、ボランティア活動なしでは町は機能しません。
町内会長としては大いにボランティアに活動してもらった方が実績を上げることができます。

ボランティア活動に問題がある場合は町内会長が役員会の討議決定をもって軌道修正すればいいでしょう。
町について町内会長が持つ決定権はかなり強いと思います。
むしろ町の問題では町内会長の決定権の強さ(やるべきことをやると決定しないこと)に苦しむボランティアが多いのではないでしょうか。

1年交替の町内会長の弱点は町のボランティア活動の実態を知らないことです。
そこで私の町では役員会にアドバイザーを何人か置いています。
アドバイザーは町のことや町のボランティア活動を比較的よく知っている人です。
アドバイザーが重要な行事の企画実行において活躍しています。

権限意識が強い町内会長でも、役員が1年交代の当番制の町内会役員会の限界をよく理解し、町のボランティアを大切にすることが大事です。

放射能汚染

2011年10月14日 | Weblog

町の公園で町内会の防災訓練 三角巾の使い方の訓練風景

公園で行う防災訓練の準備のため公園で側溝の泥を除去し、訓練種目の説明資料を掲示する看板を立てていたら一人の女性が真剣な顔をして近づいて来て、「とうとうこの公園は放射能汚染で使用禁止ですか」と言いました。
「いいえ、防災訓練準備のため作業をやっています」と返事をしました。
するとその女性は、「この公園は放射能測定をしたでしょうか」と言いました。
私は、しておりませんと返事をしました。

女性は、放射能がこわくて子供を遊ばせることもできないと言いながら帰っていきました。

横浜市ですが、恐らく側溝の泥の放射能は高いでしょう。
東京電力福島第一原発事故以降、泥を除去したことはないからです。
公園に降った雨は流れて側溝にきますが、公園内の雨水ますが泥で埋まって機能していませんから側溝の泥には放射性物質がたまる一方であったと思います。

福島第一原発周辺の公園よりはるかに放射能は低いと思いますが、念のため市内の公園をいくつか抽出して測定するぐらいの安全管理を横浜市はすべきと思います。

どうも横浜市はお金儲けを考えて失敗し、借金を増やし、借金が多いことを理由にして行政の手抜きをしていることが多いと思います。

町内会の防災訓練

2011年10月11日 | Weblog

消火栓を使った初期消火訓練における放水

無事町内会の防災訓練を町の公園で終了しました。
参加者は町内会役員、防災ボランティアも含め約180人でした。
訓練種目は家庭用消火器を使った初期消火、消火栓を使った初期消火、心肺蘇生(心臓マッサージとAED)、ロープ結索、三角巾の使い方、担架搬送、ビニール袋炊飯の7種目です。
初期消火と心肺蘇生は住民指導に消防署の協力を得ましたが、ロープ結索、三角巾、担架搬送、ビニール袋炊飯は町の防災ボランティアが住民指導を行いました。

住民指導は少数の防災ボランティアではこなせません。
そこでボランティアを募り、それぞれの訓練種目について練習を重ね、当日は約40人の防災ボランティアが住民指導に当たりました。

訓練種目を減らして今年は何々、来年は何々とやった方がいいという意見がありましたが、この方法だとほとんどの住民が訓練を受けることができず見学だけで終わってしまいますので種目は増やす方向で企画しました。

7種目あれば平均1種目20人ちょっとなり、十分訓練を受けることが出来ます。
住民の側が自分で選択して今年は何々の訓練を受け、来年は何々の訓練を受けるという形になります。

町内会役員、熱心な町の防災ボランティア、そのボランティア活動に協力する町のボランティア、そして防災訓練当日参加する住民。
今年の防災訓練は熱のこもった充実した行事となりました。

ところで町の防災ボランティアとして家庭防災員が活躍していますが、今年度、横浜市長は住民に家庭防災員を委嘱する制度を廃止しました。
この横浜市長の行動はまことに不可解です。
市民から家庭防災員を公募し、横浜市長が彼らに家庭防災員を委嘱し、消防署が彼らに訓練を施し、彼らに町の防災ボランティアとして活躍してもらうことは非常に重要なことです。

海岸防災林

2011年10月08日 | Weblog
海岸防災林が津波に効果があると認識し、林野庁が海岸防災林を再生するそうです。
嬉しいニュースです。

私の故郷は遠州です。
その海岸を私達は「前の浜」と呼んでいました。
小中学生の遠足は毎年「前の浜」でした。
長い水田地帯の道を歩き終えると松林に到達しましたが、この松林の幅が非常に広く、なかなか海に出ることができなかった記憶があります。
松林がつきると、大きな砂山が、いくつかありました。
この砂山を越えるとやっと海岸に出ることができました。
松林の前に砂がたまり、砂山を形成したと思います。

ところが今は砂山がなくなり、代わりに防波堤が出来ています。
そして松林が大幅に破壊され、いろいろな施設が防波堤の内側に建設されています。
広大な水田地帯は町になってしまいました。

これを見たとき津波に襲われたらこの町は全滅すると思いました。
ちゃちな防波堤が津波を防ぐことが出来るわけはありません。

先祖の知恵を否定し、現代人の考えで津波を防ぐことができると思うなど現代人の浅知恵と思います。

町の公園管理

2011年10月04日 | Weblog


町の中央部に中位の公園があります。
この公園を管理するため町内会には環境部と公園愛護会があります。
環境部は当番制で班が毎月1回公園掃除を行う仕組を設けています。
公園愛護会は行政が会員を住民に委嘱している仕組ですが、私の町では会長、環境部長、環境部員が会員になっています。
時々老人会が公園掃除をやっており、ごみ拾いをしたり、落ち葉をはき集めたりしております。

この仕組で公園の状態はどうかというと、老人会がゲートボールなどでよく使う広場はきれいですが、子供達が遊ぶ滑り台の周りなどは草茫々です。
子供達の親は子供を見ているだけで草取りや草刈まではやりません。

問題は環境部と公園愛護会にあります。
つまり私の町では町内会に問題があります。
どうも公園の状態を気にしていないようです。
近年の町内会役員は役員の仕事を嫌う風潮がありますが、その悪い面が公園管理に出ているようです。

環境部と公園愛護会の公園愛護意識がいい加減になっているため班による掃除まで中途半端になっています。
公園愛護会の会長である町内会長が草茫々を問題にし、環境部に公園管理をしっかりやるように指示し、環境部が各班にお願いする掃除の内容を明確にする必要があります。

どうしても町内会が動かないならボランティアが動くしかないでしょう。

日本の価値観って大丈夫か

2011年10月01日 | Weblog

朝霧の北海道道北音威子府村付近の天塩川 長さで日本第4位の川です。

美しい日本、伝統のある日本など国粋主義的な声を聞く一方、原発のある道県市町村が原発を稼動してくれと叫ぶのを聞くと、日本の人々っておかしいなと思います。
何のことはない、日本の人々だって命よりお金が大事と思っている外国の人々と同じではないかと思います。

東京電力福島第一原発のある自治体の悲劇を見ながら自分は大丈夫と思う道県市町村って原発の危険性や自分の命や家族の命や子孫の命をどう思っているのでしょうか。