ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

政治を改善せず、治安回復は不可能

2009年10月30日 | Weblog

静かに紅葉の季節(11月下旬、12月上旬)を待つ横浜三溪園

パキスタンなど反政府武装組織が存在する国の政府は政治が非常に悪いと思って間違いありません。
しかし政府が正義でないと同様、反政府武装組織も正義ではありません。

一般の人々は殺したり殺されたりすることを嫌う平和的な人々です。
政府に対しても反政府武装組織に対しても批判的ですが、どちらに対しても戦争しない人々です。

それなのに反政府武装組織が一般の人々を大勢殺す目的は何でしょうか。

一般の人々が政府に反対せず、組織に従がわないことを怒っているのでしょう。
一般の人々に殺される恐怖を与え、組織に従がうように仕向け、政府を潰そうとしているのでしょう。

反政府武装組織は死の恐怖で人々を動かそうとしています。
これはあまりにも時代遅れです。

しかし政府がやるべきことは全力で反政府武装組織を滅ぼすことではないと思います。
政治の改善に90%の力を注ぎ、10%で反政府武装組織対策を行うくらいの力配分にしないと国の治安は回復できないと思います。
一般の人々が政府を評価し、自分の周りの若い人が組織に参加することを防ぐように、あるいは防げるようにならないといけません。
一般の人々が反政府武装組織に反対して政府に協力するようにならないといけません。

アメリカ政府は治安の悪い国の政府を軍事的に支援すれば治安は回復すると考えていますが、これは誤りで、戦乱を長引かせるだけです。
日本政府は人命や法を重視し毅然とした態度でアメリカ政府とも治安の悪い国の政府とも話し合うべきです。
アメリカ政府に協力しないと国際社会の信用を失うという言説に惑わされてはいけないと思います。
彼らが言う国際社会とはアメリカを中心とする国際社会であって、世界ではありません。

子供は育つが老人は衰える

2009年10月27日 | Weblog

横浜 本牧市民公園 

森記念財団都市戦略研究所は10月22日世界35都市の総合力ランキングを発表しました。
総合力とは、経済、環境、居住、交通・アクセスなど6分野69項目を点数化して集計したものだそうです。
都市戦略研究所の価値観による比較ですので気にする必要はありませんが、

1位ニューヨーク、 2位ロンドン、 3位パリ

だそうです。
東京は4位だったそうです。

私はこれらの都市に行ったことがあります。
その印象から言いますと、東京もそうですが、理想からほど遠いと思います。
積み木を積み上げたような巨大都市で、いつ崩れるかわからない不安があります。
技術でやっと維持している感じがします。
医療でやっと生きている老人のような都市という印象です。

都市の中では人々は競争を意識して心と体をすり減らして動き回っており、主体的に人生を送っているとは言いがたいと思います。

何事も過ぎたるは及ばざるが如しです。
老人の若返りが不可能であるようにこれらの都市を理想の都市に再開発することは不可能です。
いろいろな問題を起こしながら衰退します。

その点、都市戦略研究所が見向きもしない地方は、理想の都市設計を行うことができる将来性を持っています。
育ち盛りの子供のようなものです。
そう思って地方はもっと元気を出してもらいたいものです。

運不運より思考がはるかに大事

2009年10月24日 | Weblog


人生は運不運がありますが、運不運より思考がはるかに大事と思います。

横浜ですが近年は宅地の細分化が進み、庭がない狭小住宅が増えています。
市民の間に住宅密集地化は必然という思いができてしまっているではないでしょうか。

しかし住宅密集地化する運命の町なんてある訳がありません。
住環境を重視する住民が少ないことが問題だと思います。
思考の問題だと思います。
今からでも住環境を重視する人が増えれば住宅密集地化は防げると思います。

市民の思考が貧困だから横浜市の町づくりもいい加減なのだと思います。
市民が駄目ならせめて市がしっかりせよと言いたいのですがそうはなりません。
横浜市は不動産に関する私権を制約することを嫌い、住宅密集地化を放置しています。

しかし住宅密集地化が横浜市の難題になることは明白です。
市民も住宅が密集した町にうんざりすることはあっても、町を誇りに思うことはないと思います。

借景

2009年10月21日 | Weblog

横浜 本牧市民公園 昔崖下は海でしたが、埋立てで工場用地ができ、工場用地とこの崖の間にこの公園がつくられました。崖の向こう側に有名な三溪園があります。

私の庭との境界線に沿って群生している隣家の小菊が毎年美しく咲きます。
そこでこの菊の列にそって私の庭にも小菊を一列植えてあります。
こうすると小菊の群生の列の厚みが増して見事な景観になります。

ところが昨日隣家に庭師が入り、つぼみがたくさんついているのに群生している小菊が雑草であるかのようにきれいに取り除かれてしまいました。
私の方の一列は、隣家の群生に負けていたようで、茂り方が不十分でみすぼらしいものになってしまいました。

借景で自分の庭を美しくするのはいい考えと思いましたが、隣家の美を借りる場合は思いがけないことが起こります。

椎(しい)の森

2009年10月18日 | Weblog

横浜市磯子区 三殿台遺跡

横浜市磯子区岡村の丘の上に三殿台(さんとのだい)遺跡があります。
約4500年前(縄文時代)、約2000年前-弥生時代後期、約1700年前-約1500年前(古墳時代)の竪穴住居跡が合計で約250軒見つかっています。
そのうち弥生時代の跡は約170軒あり、弥生時代にちょっと栄えた村と考えられています。
栄えたといっても同時に建てられていた軒数は約20軒程度であったようです。

古墳時代は都では木造建築がすでに発達していましたが、ここでは相変わらず竪穴住居でした。
古墳時代後期になって住居内にかまどが備えられた程度の進歩しかなかったようです。

遺跡は約1万㎡の平坦な丘の上の広場に点在しています。
貴重な遺跡として永久保存されるそうです。

今は住宅群に囲まれていますが、昔は森と海に囲まれた美しい丘でした。
昔の人々は食べ物の不足や病気を心配しながらも、時には雄大な景色を眺めながらのんびりと過ごしたのではないでしょうか。

広場の周辺に所々椎(しい)が植えられています。
今ちょうど椎の実が沢山落ちています。
椎の実は普通のどんぐりと異なり、しぶみがありません。
あぶるとおいしく食べることができます。
横浜は椎がないと思っていましたが、三殿台遺跡を見学して、横浜でも十分椎が育つことがわかりました。

昔の人は秋には椎の実を沢山集め保存したと思います。
現代人は椎を忘れていると思いますが、常緑高木で、木材にすると堅く、建築に適しています。

椎の森をつくると、秋にはみんなで椎の実拾いができて楽しいと思います。

便利を通りこして重荷になった空港

2009年10月15日 | Weblog
赤字空港に苦しんでいる地方政府と赤字路線に苦しんでいる航空会社。

この問題を解決するため量的経済成長の維持を考える人が多いのですが、すでに資源・エネルギー・環境問題が大きな課題になっており無理です。

空港建設や航路新設を悔やんでいてもしょうがありません。
経済横這いまたは縮小時代は、地方政府も航空会社も無理を言い合うことをやめ、双方協調して縮小安定を探った方が賢明です。

地方の空港は無用ということはないと思います。
当面地方政府は空港廃止ではなく、維持費を極力下げ、時間をかけて空港の新しい利用方法を考えるのがいいと思います。

国際空港についても、乗客と貨物の量に限界がある以上、いたずらに拡張競争して共倒れになるより、協調して役割分担し、適正規模で安定することを考えた方がいいと思います。

成田については周辺住民が騒音や墜落の恐れに苦しんでいることに配慮すべきです。
成田市や千葉県は空港拡張路線をいまだに追求していますが、時代錯誤ではないかと心配です。

飛行機が町の上を飛ぶ空港は軍用、非軍用関係なく住民の迷惑です。

政府は住宅事情の悪化を防げ

2009年10月12日 | Weblog

最近できた庭がない狭小住宅群です。昔の蔵が並んでいるようです。

都市部では庭がない狭小住宅が急増しています。
最新住宅設備を備えていたら狭小住宅でもいいという現代人の価値観は住宅と町を貧相にしています。
いかに住宅設備が新しくても生活空間が狭かったら生活しづらいものです。
数年もすれば部屋にはものがあふれ、もっと狭苦しくなるでしょう。

狭小住宅が密集した町を住民は愛するでしょうか。
緑や空間が少なく、心はなごみません。
隣人との関係は、住宅と住宅が接近すればするほど希薄になると言われています。

庭がない狭小住宅の密集地は火災が延焼しやすく危険です。

住宅や町についてはそこで長く生活する訳ですから、自分だけでなく、家族が、さらには町の人々がそこに住んでよかったと思えるような住宅づくり、町づくりを理想とすべきです。
友達にも来てもらえる住宅づくり、町づくりを考えるべきです。

最新設備を備えた狭小住宅は5,000万円ぐらいします。
5,000万円も出すなら都市部でも古い住宅つきの200㎡以上の宅地を探すことができます。
もうちょっと現代人は宅地の広さを重視する価値観を持つべきと思います。
当面は古い住宅で我慢し、庭づくりを楽しむようにすれば結構楽しく生活できるものです。

庭があると次のような効果もあります。
都市部の住宅地は住宅が密集して住宅も町も狭苦しいものです。
庭は道路に開かれた庭にするといいと思います。
道路に開かれた庭とは道路から見える庭です。
こうすると、家から見ると庭が広く感じ、道路から見ると、道路が広くさらに美しく感じます。
町全体も広々し、緑豊かに感じます。
庭で草花でも手入れしていると道行く人が気軽に声をかけてくれますから町の人間関係も明るくなります。

オリンピック招致のため急いでつくった都市計画

2009年10月09日 | Weblog
東京都は最初から中央区晴海の都有地に10万人収容できる陸上競技のメーンスタジアムを建設する計画を持っていたのでしょうか。
オリンピックを招致するために発表した都市計画は最初からあったのでしょうか。

どうも違うようです。
オリンピックを招致したいと考え、そのために急いで都市計画を考えたようです。
その証拠に、招致に失敗すると都市計画は白紙に戻る気配です。

都市計画とはオリンピックを開催しないとできないのでしょうか。
オリンピックは4年に1回しか開催されません。
世界にはオリンピックを開催できる都市がいっぱいあります。
オリンピックを当てにしていたら都市計画などできません。

東京都がオリンピックを招致するために発表した都市計画はしっかりしたものではなかったと思います。
もししっかりした都市計画であったら、オリンピック招致に失敗しても着々と実行するでしょう。

まず自分の防災意識を高めよう

2009年10月06日 | Weblog


日本は地震国です。
ところが性懲りもなく地震に弱い建造物を造っています。

問題は思考です。

一番の問題は価値観の順位です。
たとえば防衛か防災かと考えるとどうも防衛の方に力が入っていると思います。
日本の場合は攻撃される恐れより自然災害を受ける恐れの方がはるかに大きいと思いますが、防衛省はあっても、防災省はありません。

自衛隊は自衛に出動したことは一度もありませんが、毎年災害救助に出動しています。
防災隊と名前を変えた方が隊員はやりがいがあるのではないでしょうか。

貧乏根性は大きな問題です。
無駄使いしているくせに、地震に強い建造物を造ることになると、かねがないからと言ってかねを惜しみます。

伝統、慣習が問題になる場合も多いと思います。
瓦屋根、塀、石垣、墓、記念碑、灯籠、鳥居などの石造物は地震で崩れたり、倒れたりして危険です。
瓦屋根は重いため住宅の耐震性を弱める原因になっています。
さすがに日本では大型の石造物はありませんが、小型の石造物はまだ否定されていません。
しかし小型の石造物も死傷の原因になっています。

食器戸棚、本箱などの家具は、しっかりと壁に固定すればいいと思いますが、日本ではいまだに部屋に置くタイプが一般的です。
だから役に立たないいい加減な転倒防止品が売られています。
このようなものを使ったら部屋の美観も損なわれるでしょう。
ちゃんとリフォーム会社に依頼してかねをかけて壁取付け型にかえることが正解です。

冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビなど重い家電の防災は難問です。
耐震マットを足の下に敷くだけで安全とは思えません。
家電は取付け型が販売されていません。
住宅会社もリフォーム会社もまだ方法を考えていないと思います。
まず家電メーカーが責任をもって考えるべきと思います。
家電が転倒したり、飛んだりして死傷者が出たら家電メーカーの責任にするといいと思います。

思考を変えることは個人単位でできることですが、自由の精神、合理的精神、新しい価値観を受け入れる精神、独創力、人と違ったことをやる勇気などがいるため容易ではありません。
しかし、社会全体の思考を変えることより、自分の思考を変える方がはるかに容易であることは明白です。
何でもそうですが、防災も自分からと言えます。
個人防災が基本です。

住宅や町に関して横浜は真剣に考えるべき

2009年10月03日 | Weblog


上の写真を見て下さい。
横浜のある所です。
崖の上には狭小住宅、下には安アパート、垂直に近い崖はモルタルが吹きつけられているだけです。
大地震が来たら、あるいは長雨が続いたらこの崖は崩れるのではないかと不安です。

上下に住宅を建てた人は何を考えて建てたのでしょうか。
住んでいる人は、安心して住んでいるのでしょうか。
横浜市はいったいどのような町づくりを考えてこのような住宅建設を許可したのでしょうか。

共通していることはかねです。
住宅を建てた人はかねが儲かればいいと考えたと思います。
住んでいる人は、かねがないからしょうがないと考えていると思います。
横浜市は、一戸でも多く住宅ができれば税金(かね)が増えると考えたと思います。

しかし、かねがないからではないと思います。
住宅や町に関する意識が乏しいのだと思います。

横浜では最近10年間に狭小住宅が急増しています。
戦後の貧しい時代、バラック(廃材などを利用して一時的に建てたそまつな住宅)時代の次に到来した文化住宅(庭のない狭小住宅が林立)時代を思い出します。

臨海部ではかねを注ぐようにしてみなとみらい地区が建設されたが内陸部で狭小住宅が急増しています。
横浜の町づくりは変です。
釣り合いが取れていません。