静かに紅葉の季節(11月下旬、12月上旬)を待つ横浜三溪園
パキスタンなど反政府武装組織が存在する国の政府は政治が非常に悪いと思って間違いありません。
しかし政府が正義でないと同様、反政府武装組織も正義ではありません。
一般の人々は殺したり殺されたりすることを嫌う平和的な人々です。
政府に対しても反政府武装組織に対しても批判的ですが、どちらに対しても戦争しない人々です。
それなのに反政府武装組織が一般の人々を大勢殺す目的は何でしょうか。
一般の人々が政府に反対せず、組織に従がわないことを怒っているのでしょう。
一般の人々に殺される恐怖を与え、組織に従がうように仕向け、政府を潰そうとしているのでしょう。
反政府武装組織は死の恐怖で人々を動かそうとしています。
これはあまりにも時代遅れです。
しかし政府がやるべきことは全力で反政府武装組織を滅ぼすことではないと思います。
政治の改善に90%の力を注ぎ、10%で反政府武装組織対策を行うくらいの力配分にしないと国の治安は回復できないと思います。
一般の人々が政府を評価し、自分の周りの若い人が組織に参加することを防ぐように、あるいは防げるようにならないといけません。
一般の人々が反政府武装組織に反対して政府に協力するようにならないといけません。
アメリカ政府は治安の悪い国の政府を軍事的に支援すれば治安は回復すると考えていますが、これは誤りで、戦乱を長引かせるだけです。
日本政府は人命や法を重視し毅然とした態度でアメリカ政府とも治安の悪い国の政府とも話し合うべきです。
アメリカ政府に協力しないと国際社会の信用を失うという言説に惑わされてはいけないと思います。
彼らが言う国際社会とはアメリカを中心とする国際社会であって、世界ではありません。