kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

エヌディディア

2024-08-28 04:05:56 | 日記
今週の注目は何と言っても米半導体大手エヌビディアの5〜7月期決算の発表です。発表前に
ポジション調整で半導体セクター各社の株価は今週軟調なスタートでした。28日の決算発表
で高い市場予想を越える結果がこれまでのように出してこられるのかが注目です。

米国の著名な投資家の間ではエヌディディアの高い成長が持続するのかここにきて懐疑的な
見方も浮上しています。決算内容次第では半導体セクター復活の起爆剤にもなります。一方
決算や先行きの見通しに弱い内容があったのなら半導体セクターはもう一度下値を試す展開も
予想されます。

生成AI以外の需要が弱いことが半導体セクターの重しになっています。PCやスマホ向け需要
回復が後ずれしそうだという見方もあります。10~12月期回復期待が年明け1~3月期にずれ込
むようなことがあると半導体セクターが相場を引っ張って高4万円挑戦という期待が日本市場で
遠ざかることも考えられます。

今年の市場の目玉だったエヌディディアを頂点とする生成AI相場ですが、例えエヌビディアの
決算を受けて市場が失望売りになっても中長期的にはAIをはじめ半導体需要は伸びるというの
が共通認識です。エヌビディアの独り勝ちに黄色信号が灯っても日本の半導体製造装置など無
くてはならない企業は他の企業の需要が支えます。半導体産業は成長産業であり衰退産業では
ないことを忘れてはいけません。

東京市場はライオンやTOTOなど日経平均が4万円を超える活況相場の中でもここ数年相場の蚊
帳の外の銘柄やパーソルやALSOK、ZOZOなど内需系銘柄が高値更新しています。円高懸念や
エヌディディア決算前で動きが取れない主力銘柄に代わって物色されているようです。この流れ
がまだ続くのかそれとも一時的な動きなのか。いずれにしても秋相場はイベントも多く読みに
くい状況が続きそうです。


コメント
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