kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

投資のタイミング

2024-08-16 06:05:22 | 日記
再び市場はリスクオンムードに戻るようです。注目の小売り売上高は市場予想を上回りました。
このところ市場を覆っていた米国の深刻な景気後退懸念は消えたようです。今日は米国株高と
149円台の円安を背景に日経平均は3万7000円台で堅調に推移しそうです。ナスダック指数が
2%を越える上昇でした。SOX指数は5%近い上昇という結果を受けひょっとしたら3万8000円
を越える場面もあるかもしれません。

決算の上方修正でも株価への反応が限定的だった東京エレクトロンやディスコなど半導体の値
嵩株の上昇余地は大きく日経平均を押し上げそうです。今回の急落で売りを主導したセクターは
CATなど海外の短期筋です。レバトリが巻き戻される過程で円高・株安が急激に進みました。
日本市場の下げが大きかったのは彼らの投資が市場を左右する日本市場特有の構造があったよう
です。

また3万8000円から急落する場面では押し目買いで大きく買い残高を膨らませた個人投資家の損切
売りが5日の日本版ブラックマンディでピークに達しました。業績好調の優良銘柄でも信じがたい
安値を付ける銘柄が続出しました。個人投資家の一部には大きな犠牲が出た今回の急落場面で改め
て自分の意志とは関係なく売りを出さざる負えない投資に対する対処の仕方です。

レバレッジを利かせた投資は大きな成果を生む一方、今回のような急落場面では痛手が大きくなる
傾向が強まります。ショック安の時に買い向かえるような投資家がやはり大きな成果を得られるよ
うです。今回のような急落場面は数年に一度あるか無いかです。

自分の投資でも6月までは現金比率を高めていて急落場面に買い向かえるような態勢をとっていまし
たが、我慢できず値ごろ感のある銘柄を仕込んでしまいました。その後に7月11日の高値時に売り抜
ければ痛手は避けられたかもしれません。投資のタイミングは改めて難しいということを痛感しま
した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする