JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

地球からの贈りもの“地熱エネルギー”...森地熱発電所

2014-05-14 23:48:56 | 森町・鹿部町
 森町濁川地区にある 北海道電力㈱森地熱発電所を見学する機会に恵まれた...。地熱発電所はカルデラ盆地の中の高台に位置し、発電所の建物から白い蒸気が上がり一目でわかる...。
                               
 地熱発電所は、現在全国に13カ所で稼働されているが、森地熱発電所は昭和57年11月北海道唯一、全国でも8番目に運転を開始したとのこと。早速建物の中に案内され、職員の福田さんの説明を受ける...。

     
 “地熱エネルギー”でつくられた高温の蒸気と熱水を地下3,000m近く汲み上げ、その蒸気のエネルギーをタービンに導いて回転させ発電機を回して電気を発生させる...。理屈は簡単なようだけど、福田さんの話では地熱井(井戸)の管理など苦労も多いようだ...。

                                 
 森地熱発電所の発電出力は25,000kwで一般家庭6万世帯分の電気使用量に相当するという。“地熱エネルギー”という地球からの贈りものを利用して、自然環境に優しいクリーンエネルギー、安定した発電が出来るなどの特性が多いが、反面、大容量の発電が難しい、周辺環境との調和、調査・開発に時間を要するなどの問題点も多いそうだ。

 
 発電に使った後の熱水は発電所から盆地の中を張り巡らせたパイプで各農家に流れハウスの熱源に利用されている。現在ハウスでは、1月に植えたトマトやキュウリが収穫期迎え農家の方は大忙し...。そんな中2軒の農家にお邪魔させてもらったが、ただ温水を流せばよいというものでもなく土壌のカビ対策のためハウス内の温度管理に気を遣い大変のようだ。
                                  
 それでも農家の方は、「温泉育ちの野菜は、甘みや旨みが凝縮されおり、濁川の野菜は一度食べてみればわかるから...。」と自信たっぷり...。毎週日曜日には、農家の元気かあさんの直売所「濁川温泉郷 温泉市」が開かれ、温泉熱ですくすくと育った野菜が並ぶが函館などからの買い物客で整理券も時間前に無くなるほどの人気だという...。

 
 
 お土産に「トマト」、「キュウリ」、「キャベツ」を手にできた...。温泉水を利用した施設で、人の愛情と自然と太陽の恵みを受け冬でも真夏気分ですくすくと育った野菜...、農家の方が話していたように味覚も抜群...、美味しくいただきました...。



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