JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

“ドサンコ馬”軽やかに石段を駆け上がる...

2014-01-02 22:30:43 | Weblog
                       
 参拝客で賑わう函館八幡宮で、正月恒例の“ドサンコ馬”による騎馬参拝が行われた...。函館市内にある乗馬クラブが平成10年(1998)からホーストレッキングの安全祈願をと毎年行っており、今年は16回目を数え、特に今年は、“ドサンコ馬”の歩く姿を多くの市民に見てもらうため出発地点を移し移動距離を長くしたとのこと。
    
 正午前、5歳から20歳までの“ドサンコ馬”5頭にまたがった騎乗者は武者装束に身を固め石段下の鳥居の前に登場...。八幡宮境内に続く石段は134段で幅も狭く四つ足の馬には厳しいのではと不安もよぎる...。

                             
 しかし、そんな不安をよそに騎乗者から「ハイ!!、ハイ!!...」と声を掛けられると、ひづめの音を響かせながら軽やかに石段をに登り切り、初詣で訪れていた参拝客から歓声と大きな拍手が送られる...。

 
 石段を登り切った“ドサンコ馬”は、拝殿の前に並び神妙な顔つきで神主さんからのお祓いを受け1年の無事を祈っていた...。クラブ代表の池田さんは報道陣の質問に、「馬たちが一段ずつ踏みしめて上がったように、景気もちょっとずつでも上げってくれれば...。」と話していた。

     
 お祓いを受けた後、“ドサンコ馬”は子供たちを背に乗せ楽しませ、子供たちもおっかなびっくりながらも顔や身体に触れ満足そう...。

                                 
 ところで、“ドサンコ馬”道南発祥の「北海道和種馬」といわれ、粗食に耐え、頑強で持久力に優れ、小柄ながら力持ちといった特徴を備えていることから、北海道の開拓になくてはならない存在だった。当時は10万頭を超えていたとも云われるが、現在道内で飼育されている“ドサンコ馬”は約1,300頭と種の絶滅も危惧されているという...。

 性格は元来頑固のようだが、子馬の頃からしっかり調教すると乗馬の出来る温厚で扱いやすい馬に育つといわれている。憂いっぽい優しい目にはちょっと引かれちゃいそうだ...。


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