晩秋の“東本願寺函館別院”．．．

　大三坂へナナカマドの紅葉見物．．．、と出掛けたのだが、残念ながら昨夜からの強風と雨で葉が落ち紅葉も少し色あせている。昨日の風と雨は函館の秋を持っていってしまったようだ．．．。

　
　諦めて大三坂から東側にある二十間坂を下りてきたが、紅葉もさることながら“東本願寺函館別院”の瓦屋根と寺院を囲う白塀に魅せられる．．．。この雰囲気は函館とは思えない光景に出会った感じがする．．．。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　東側の入口で観光客らしき方が、イチョウの黄葉にカメラを向けながら中を覗き込んでいる．．．。我が家でもないのに、「中に入ってみませんか？．．．。」と声を掛け案内する。このお寺は“東本願寺函館別院”と呼ばれているが、正式名称は「真宗大谷派函館別院」．．．。

　
　“東本願寺函館別院”は、大正4年（1915）、防火のために全国で初めてコンクリートで造られた寺院で、平成19年(2007)に重要文化財に指定されている．．．。どっしりとした瓦の大屋根の向こうにカトリック元町教会の三角屋根が見えるのも函館ならでは光景．．．。


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