五稜郭を染める“フジとツツジ”．．．

　気が付けば６月．．．。遅い春で花の開花が遅れるのではと心配したが、４月末からの気温が上昇で一気に季節の歩みを取り戻した。それどころか、函館では初夏の花“フジ”が10日近くも早く開花、今見ごろを迎えている．．．。

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　五稜郭公園に向かう二の橋付近にあるフジ棚．．．。五稜郭公園の整備に合わせ一時移転計画もあったが、市民団体の保存運動が実を結び現状保存された経過もある。そのフジ棚、今年も頭上から流れ落ちるような見事な花が甘い香りを漂わせている．．．。

　　
　フジ棚は、長さ約30m、高さ3.5mに薄紫と白のフジの花がトンネルを作り、土塁の上に作られた「藤見所」からの眺めは雲海を思わせるような見事さに、訪れる観光客も感嘆の声を上げる．．．。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　ツツジの花も今が見ごろ．．．。公園各所に白や薄紫、深紅、オレンジと色とりどりのツツジが公園を染め上げている。サクラの花もいいが、ツツジに囲まれた箱館奉行所もまた別な雰囲気を醸し出している．．．。

　　　　　　
　満開のサクラを上空から眺めることが出来なかったので．．．、と五稜郭タワーから満開のフジとツツジを眺める．．．。サクラ葉の緑とのコントラストが素晴らしくつい見とれてしまう．．．。



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