参拝客で賑わう函館八幡宮で、正月恒例の“騎馬参拝”が行われた...。函館市内にある乗馬クラブがホーストレッキングの安全祈願をと毎年行っているとのこと。
正午、4頭のドサンコ馬にまたがった騎乗者は武者装束に身を固め石段下の鳥居の前に登場...。この石段は、八幡宮境内に続く134段で幅も30cm弱と狭く、踏み外さないか少し心配だ...。
そんな心配をよそに騎乗者の「ほれ!!...」の掛け声で鳥居をくぐり、ひずめの音を響かせながら一気に駆け上がる...。参拝客からも「おう!!」と感嘆の声も聞こえる...。
登り切ったドサンコ馬4頭は、本殿の前に並び神妙な顔つきで神主さんからのお祓いを受け1年の無事を祈っていた...。この後、子供たちを背中に乗せてのふれあいが予定されていたが、ドサンコ馬は大勢の参拝客に囲まれ驚いたのか些かご機嫌斜めで、境内でのふれあいは中止...。
ところで、ドサンコ馬は「北海道和種馬」といわれ、粗食に耐え、頑強で持久力に優れ、小柄ながら力持ちといった特徴を備えていることから、北海道の開拓になくてはならない存在だった。性格は元来頑固のようだが、子馬の頃からしっかり調教すると乗馬の出来る温厚で扱いやすい馬に育つといわれている。今日も参拝客からも「優しい目をしている。」、「随分温和しいもんだ...」などとの声も聞こえていた。
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