JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

寒風の中で“ノナ採り”...

2012-01-09 23:25:03 | 椴法華・南茅部
 何とか日の出の時間の遅い時に、水平線から昇る太陽を見たい!!...。年明けから穏やかな天気は続いているものの、肝心の明け方は太陽の昇る東の空は厚い雲に覆われる。天気予報では、戸井海岸より南茅部の方が日の出の確率が高い...。日の出は午前7時4分、明日からは2日に1分ほどづつ早くなる...、今日よりない!!と暗闇の中を南茅部に...。

 ところが、残念ながらいつもと同じで東の空は厚い雲が太陽の昇る道を遮っている...。諦めざるをえないと車に戻ると、防災行政無線から「本日午前7時30分よりノナ採りを行います。組合員は準備を...。」と流れ、近所の方にどこで見られるか訪ねると「漁港さ行けばいいべさあ...。」と教えてもらい、早速大船漁港へ...。
                   
 漁港からは朝日が雲間から覗きだし海を照らした上を、船外機を付けた磯舟が勢いよく思い思いの場所に走り出す。午前7時半、再び防災行政無線で「ただいまからノナ採りを始めます。時間は午前11時まで...。」と...。

 

                              
 前浜に目に見えるだけでも40~50隻はいるだろうか...。大きな眼鏡で海中を覗き、長い棹を自由自在に操りながらノナを採る...。1隻に2人乗り込み、一人はノナ採り、一人は梶を操る...。2人の呼吸が大切なこともあり、親子や夫婦が多いようだ。“ノナ採り”...。ノナはトゲの長いムラサキウニのことで、この地域ではノナといっている。

 
 1時間半ほどして漁港に戻る船も...。戻ってきた方に「寒くて大変でしょう...。」と声を掛けると、「寒いなんていってられねえ...。眼鏡を覗き込んでいると息で熱っくなってくるんだあ...。」とカッパを1枚脱いでいる。確かに風はそれほど強くないが、それでも刺すような冷たさを感じ、車の車外温度を見ると-5℃...。“ノナ採り”は1月一杯続けられる...。
                             
 ところで、南茅部といえばコンブ...。海には養殖コンブ施設を吊す色とりどりの浮き球がみえる。“ノナ採り”が終われば養殖コンブの間引き作業が始まる...。浮き球の間を縫うように小船が走りその準備に追われている...。


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コメント (1)
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