JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

七飯町が“男爵薯発祥の地”...

2011-07-19 21:20:36 | 七飯町・大沼公園
 先日、七飯町役場で「七飯町ぐるっとMAP 観光・史跡おすすめスポット」というパンフレットを頂戴してきた。七飯・大沼の地図の上に名所・旧跡がコメント入りで紹介されている。その中に「へえ~!!」と思うような知られざる所もあり楽しめる...。

 
 “男爵薯発祥の地”...。「男爵薯といえば亀田」と思っていたが、赤松並木のある国道5号沿いに“男爵薯発祥の地”の記念碑が建っている。碑の側にある案内板によると「明治39年、函館ドック取締役として赴任した男爵川田竜吉が趣味の園芸研究から当地に清香園農場を開いた。明治41年、外国商会を通して数十種の種苗を輸入し、試作実験を行ったことを契機に、ジャガイモの優良品種“男爵イモ”がこの地で誕生した。大正期に入って、七飯村農会による命名と種イモの普及により、全国にその名声を博することとなった。」

 川田男爵は、当時最新鋭のロコモービル(蒸気自動車)を自ら運転してこの赤松並木を行き来したといわれている。明治41年(1908)に“男爵イモ”と命名されて103年、大正期の不況や凶作、第二次大戦後の食糧難時代などに多くの人々の飢餓を救い、飽食の時代といわれている現在でもその人気は衰えを知らない優良農産物...。
                         
 実は、以前は五稜郭公園の中に建っていたが、いつの間にか現在地の五稜郭公園裏門橋の側にイチイの木に囲まれて“男爵薯を讃ふ”という碑がある。これが男爵薯誕生の碑とばかり思っていたのだが、今日改めて確認すると、碑は昭和22年(1947)に建てられたもので、「男爵薯誕生の由来を明らかにしておくことと、川田男爵の功績を讃え感謝の意を伝えることを目的に建立する。」とあり誕生の由来が碑の裏に書かれていた...。

 七飯町の観光MAPから見つけた2つの碑の存在...、そこに「男爵イモ」そのものと、それを導入、栽培し普及のきっかけをつくった川田男爵に対する多くの人たちの限りない敬意の念が、これらの碑に込められていた...。

 
 ところで、石川町の高台に作付けされている「男爵イモ」...。花の時期もほぼ終わり収穫を待っているようだ。心配された天候も回復し、作柄も平年並みだという...。ホコホコとした食感を楽しませてくれる「男爵イモ」、もう少しで食卓に上がるだろう...。


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コメント (1)
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