JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

二十間坂...

2011-02-25 22:13:07 | 函館・坂めぐり
 函館山から函館港に延びる坂...、名前の付いている坂が全部で19ヵ所ある。これらの坂を歩いてみようと始めた“坂めぐり”、すでに1年余り経ったのだがまだ半分も歩いていない。早めにやっつけようと思っているのだが、なかなか...。

 
 そこで、今回は“二十間坂”...。この坂は道幅も広く函館山ロープウェーからベイエリア、函館駅へと続き観光客の往来する函館観光のメーン通りでもある。
 坂の名前の由来は“かって、坂上に大工や工人が多く住んでいたことから「大工町坂」とも呼ばれた。函館は大火が多く、明治12年(1879年)の大火後、防火帯としてできた坂で、路幅が二十間(約36m)あるので「二十間坂」と呼ばれた。”(坂標から)
                         
 函館では何度も大火に見舞われ、市内には何カ所か「防火帯」としての役割を持つ道幅の広い道路があるが、この「二十間坂」もその一つ...。この坂は、明治年間は函館山要塞に大砲を運搬するために、また、戦前は弾薬の運搬にも頻繁に利用されていた。現在は、坂道に長方形の石が綺麗に敷き詰められ、その美しさは異国情緒漂う町並み形成の一端を担っている。

 
 坂道には老舗レストランの「五島軒」。また、国内最古の鉄筋コンクリート造りで瓦の大屋根が特徴の「東本願寺函館別院」がそびえている。東本願寺函館別院で氷割りをしていたお寺の方の話では「このお寺は大火で2度焼失したのを機会に、コンクリート作りにした。ただ、人が還る砂で作ることに抵抗もあって何度も洗い清めたらしい。建築後100年近くの年月を経ているので管理も大変で...。」とのこと...。

 “二十間坂”を歩いてみると函館のさまざまな歴史に触れることが出来る。そんな歴史を振り返りながら、少し冷たい風の中をロープウェーの山麓駅から明治館の前までノンビリ歩いてきた...。
                          
 ところで、“はこだて冬フェスティバル”に合わせて、坂道を生かしたイルミネーションが行われている。ここ、二十間坂も坂の上から麓を越えて「はこだて明治館」(旧函館郵便局)まで続く壮大なイルミネーションは、他の坂とは趣の異なるロマンチックな感動を与えている...。そのイルミネーションも28日まで...。



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