函館の夏の風物詩「市民創作・函館野外劇」...。国の特別史跡・五稜郭跡を舞台に出演者も裏方もすべてボランティア、期間中1万人の函館市民によって綴られる函館の歴史物語、第23回公演「星の城、明日に輝け」が開催されている。今年も早めにと今夜楽しんできた...。いくつかの場面を見てみると(解説の一部を野外劇のパンフレットから抜粋)....。
壮大な楽曲、華麗な照明、迫力の音響とともに、コロポックルのナレーションにあわせ臨場感溢れる函館の歴史絵巻が次々と描かれていく...。コロポックルたちの「星のまちHakodate」の大合唱でドラマが始まる。舞台を照らすレザー光線の怪しい動きは幻想的な光景を醸し出す...。
先住民族アイヌの住むウスケシと呼ばれた土地で、アイヌと和人が交差したときに戦いが起こり、その悲劇は蝦夷地のキリシタンまでもおよび106人もの信者が処刑された。キリシタンを処刑するシーンで十字架が悲しみの色に染まる....。和人の襲撃では舞台を馬が走り回るシーンも...。
黒船でアメリカからやって来た「ペリー」...、次々と海の向こうの文化を取り入れていった箱館の人たち...。イギリス、ロシア、フランス、中国、ドイツなど世界各国から箱館を目指して人と物が集まり一躍国際都市と生まれ変わり、箱館の街は異国の人々で溢れる...。各国との交流を大人数のフラッグダンスで演出。スケールの大きさ、華やかさと一糸乱れぬ踊りは観客を魅了する....。
箱館を守るべく中心地にペリーの通訳を勤めた「武田斐三郎」は、7年の月日をかけ、西洋式築城五稜郭を建設。しかし、この五稜郭を有名にしたのは後の箱館戦争....。
新時代への荒っぽい歩みが始まる。五稜郭を舞台に起きた箱館戦争。榎本武揚率いる旧幕府軍は、ここを拠点に新政府軍と戦う。新撰組土方歳三もこれに参戦し、大きな戦果をあげるが、新政府の弾に倒れた...。活動弁士語る戦いの経過と結末...、クライマックスの殺陣は迫力があり、役者の息遣いが客席にも伝わってくる....。
フィナーレは出演スタッフ全員が舞台に揃い「星のまちHakodate」の大合唱。観客席もペンライトをかざし、舞台と観客席が一つになって感動を分かち合うとともに、この大合唱は、函館がいつまでも光り輝いてほしいと願いを込めて唄われている......。
この「函館野外劇」は、五稜郭という素晴らしいロケーションを生かし、函館のユニークで豊富な歴史的事実を野外劇としては、との函館在住のフランス人フィリップ・グロード神父の提唱から始まり、今は国内最大級の野外劇、しかもすべてがボランティアで運営されている。これを誇りに、地域おこしのためにもいつまでも引き継がれてほしい...
帰りに係の方に「今日の入場者は何人ですか?」と訪ねると、「600人弱だと思います。少し足りないんですよね。」と話してくれた。「今夜は遅くなって雨」の天気予報で傘を持参しての見学だったが、確かに屋外で公演なので天気次第ということがある。以前、団体のツアー客誘致の話をしたことがあるが、雨で中止のリスクもあってエージェントも二の足を踏むようだ。そうなるとやっぱり函館市民が足を運び盛り上げることなんだよね...。来年も必ず見にこよっと...。
ちなみに今年の開催は8月7日までの毎週金、土曜日と7月25日の日曜日...。
壮大な楽曲、華麗な照明、迫力の音響とともに、コロポックルのナレーションにあわせ臨場感溢れる函館の歴史絵巻が次々と描かれていく...。コロポックルたちの「星のまちHakodate」の大合唱でドラマが始まる。舞台を照らすレザー光線の怪しい動きは幻想的な光景を醸し出す...。
先住民族アイヌの住むウスケシと呼ばれた土地で、アイヌと和人が交差したときに戦いが起こり、その悲劇は蝦夷地のキリシタンまでもおよび106人もの信者が処刑された。キリシタンを処刑するシーンで十字架が悲しみの色に染まる....。和人の襲撃では舞台を馬が走り回るシーンも...。
黒船でアメリカからやって来た「ペリー」...、次々と海の向こうの文化を取り入れていった箱館の人たち...。イギリス、ロシア、フランス、中国、ドイツなど世界各国から箱館を目指して人と物が集まり一躍国際都市と生まれ変わり、箱館の街は異国の人々で溢れる...。各国との交流を大人数のフラッグダンスで演出。スケールの大きさ、華やかさと一糸乱れぬ踊りは観客を魅了する....。
箱館を守るべく中心地にペリーの通訳を勤めた「武田斐三郎」は、7年の月日をかけ、西洋式築城五稜郭を建設。しかし、この五稜郭を有名にしたのは後の箱館戦争....。
新時代への荒っぽい歩みが始まる。五稜郭を舞台に起きた箱館戦争。榎本武揚率いる旧幕府軍は、ここを拠点に新政府軍と戦う。新撰組土方歳三もこれに参戦し、大きな戦果をあげるが、新政府の弾に倒れた...。活動弁士語る戦いの経過と結末...、クライマックスの殺陣は迫力があり、役者の息遣いが客席にも伝わってくる....。
フィナーレは出演スタッフ全員が舞台に揃い「星のまちHakodate」の大合唱。観客席もペンライトをかざし、舞台と観客席が一つになって感動を分かち合うとともに、この大合唱は、函館がいつまでも光り輝いてほしいと願いを込めて唄われている......。
この「函館野外劇」は、五稜郭という素晴らしいロケーションを生かし、函館のユニークで豊富な歴史的事実を野外劇としては、との函館在住のフランス人フィリップ・グロード神父の提唱から始まり、今は国内最大級の野外劇、しかもすべてがボランティアで運営されている。これを誇りに、地域おこしのためにもいつまでも引き継がれてほしい...
帰りに係の方に「今日の入場者は何人ですか?」と訪ねると、「600人弱だと思います。少し足りないんですよね。」と話してくれた。「今夜は遅くなって雨」の天気予報で傘を持参しての見学だったが、確かに屋外で公演なので天気次第ということがある。以前、団体のツアー客誘致の話をしたことがあるが、雨で中止のリスクもあってエージェントも二の足を踏むようだ。そうなるとやっぱり函館市民が足を運び盛り上げることなんだよね...。来年も必ず見にこよっと...。
ちなみに今年の開催は8月7日までの毎週金、土曜日と7月25日の日曜日...。