JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

姿見坂...

2010-03-22 21:54:41 | 函館・坂めぐり
 同窓生から電話で「続・青雲時報縮刷版」の購入の申し出があった。早速届けたいので住所を尋ねると「弥生町で、姿見坂の登り切った辺りです。姿見坂はご存じですか?」と逆に訪ねられた。多分、弥生小学校の辺りだろうと思いを巡らせ「大丈夫...、坂の看板を頼りにいきますよ。」と電話を切った...。

                       
 「姿見坂」...、函館の坂道は観光的な要素の含まれているのが多いが、この坂はなんの変哲もない地味な坂道に見える。ただ、名前由来は「かつて坂の上にあった遊廓に因む名で、遊女達のあで姿が見られたことからこの名がついた。遊廓は江戸の吉原を模し、付近は茶屋町と呼ばれて賑わいを見せていたが、明治4年(1871年)の大火で焼失し、蓬莱町(現宝来町)へ移った」(坂道の案内板から)とあり、それには歴史が感じられる。

 かっては、この坂の上に門があり、門の中は遊郭となっており、明治の4年の大火までこの周辺は遊郭地域として繁栄、坂道を遊女の歩く姿が見られたことから名付けられたようだ。ほかに何か歴史的なものでもと探しては見たものの、これといったものを見つけることができなかったが、ただ、坂の上には集合住宅を含めて小綺麗なモダンな建物が多く、何よりも坂の真下は、西ふ頭から函館港、万代埠頭から横津連峰までを眺められる眺望は抜群...、住んでみたい所かも知れない...。
コメント
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