JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

運河?..、いや銀河...、小樽雪あかりの路

2010-02-09 23:32:50 | 旅行
 “さっぽろ雪まつり”の感動をそっと綴じ込めておきたい...、と思いつつも、折角冬路を走ってきたのにこのまま帰るのも、ということで急遽小樽に足を伸ばすことにした。目的はロウソクの炎が冬の夜空を彩る“小樽雪あかりの路”を...。

                      
 “雪あかりの路”は今年で12回目を迎え、今や小樽ばかりか北海道を代表する冬の風物詩...。もちろん初めてで期待をして小樽の街へ乗り込んだ。小樽の街はミゾレ混じりの雨が降る生憎の天気だが、午後5時前にはロウソクに灯りがつきだした。

 
 ロウソクの数は15万本にも及ぶ...。イルミネーションならスイッチ一つで始まるが、雪や氷で形作られた灯籠にロウソクの灯を一つ一つバーナーでつけていく。灯をつけている市民の方は「ロウソクは4時間程持つが、今日のように雨だと一度消えるとつけるのが大変で...。」と空を見上げる。
 つけられたローソクの灯りが雪の街をロマンチックなムードに包む。小樽運河の水面には400個の「浮き球キャンドル」が運河に浮かべられ、この時ばかりは運河が銀河に変身...。

                                  

  
 ワックスキャンドルは手作りで、水を入れた風船を何度もロウの中に入れ厚みを持たせてから風船を割るという手間の掛かる作業で作られる。また、散策路では、ロウソクに火をつけた浮き球をボランティアの市民が漁業用のロープで運河に浮かべる作業を眺めていた観光客は「これは大変だ...。」

                      
 旧手宮線跡地の会場では、暗闇の中に市民手作りのオブジェがローソクの灯りで美しい陰影を創り出している...。

 
 平日にもかかわらず人出の多さには驚かされた。運河会場の散策路は人でごった返し状態。特に外国人観光客が目立ち、一瞬「ここは何処だっけ...。」と戸惑うような外国語が飛び交っていた。

                    
 会場を一回りして最後に、もう一枚...。
 テレビや新聞の報道でより知り得なかった“小樽雪あかりの路”...、実際この目で見てイベントのコンセプトでもある「ぬくもり、あったかさ」を十分に感じ取ることができた。市民ボランティアの灯りをつける、オブジェの修復、観光の案内など人をもてなす気持ちが伝わってくる。この市民の力がイベントを支え続けているのかも知れない。
 2泊3日で2つのイベントを訪ねてきたが、多くの感動を貰ってきた...。また、行きたい気持ちにされられた...。
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氷雪の美に圧倒...、さっぽろ雪まつり

2010-02-09 22:36:15 | 札幌市
 「さっぽろ雪まつり」は、昭和25年(1950)地元の中・高校生が6つの雪像を大通公園に設置したことをきっかけに始まり、今年は61回目を数える。また、クチコミサイトが実施した「冬に行きたいイベント」のアンケートでも断然の1位...、今や日本に誇る冬のイベント...。

 駆け足で何度か見学してはいるが、ゆっくりと楽しんでみよう...、と高速の1,000円乗り放題を活用して日曜日に車で出掛けた。冬道を札幌までは久し振りだし、土曜日は吹雪の八雲町で追突事故があるなど多少不安はあったが、スピードは控えめによそ見をせず安全運転で...。

 

                                
 午後、メーン会場の大通り会場を1丁目から12丁目まで歩いての見学...、雪像は大小併せて136基、氷像が大小8基。4丁目にある「北の動物園」は、札幌・丸山動物園と旭川・旭山動物園の人気者が雪像に...、精巧な作りは動物たちが今にも動き出しそう...。


 8丁目には高さ15mの「韓国・百済王宮」...、この雪像を作るため現地取材をし、百済の繊細で優美な文化を蘇らせている。この雪像には、6トントラック約4,500台の雪を使用し、製作には延べ焼く3,900人で1ヵ月の期間を要したとのこと。

                          
 10丁目の大雪像は「ちびまる子ちゃん」...、お茶の間アニメの「ちびまる子ちゃん」が雪祭り会場に登場。ちびまる子ちゃんをはじめ、大の仲良し「たまちゃん」や「花輪クン」、「みぎわさん」さんなど3年4組の仲間が大集合、子供たちの人気の的...。

 
 9丁目は市民広場...、雪まつりを札幌市民も参加して盛り上げようと、家族や学校、職場の仲間など公募により集まった市民グループが作った小雪像が並べられている。今年は募集基数105に対し617団体が応募...、倍率が約6倍。その中に札幌の知人グループが制作した「GO(5)!GO(5)!MATSUI!!」...。エンジェルスに移籍した松井の活躍を期待して...、皆さん立ち止まって眺めており結構人気があった。それにしても、寒い中お疲れさん...。

                 
 それにしても見学者の多さには驚いた...、日曜日とあって家族連れやカップルが目立ち、特にレストハウスは大賑わい。6丁目の「食の広場」にはジンギスカンやラーメン、かにめし、うにめし、ホタテの貝殻焼き、カニの甲羅焼きなど道内各地を代表する「味」が勢ぞろい...、寒さもあってか暖かいものが飛ぶように売れている。

 

                                    
 最後は、すすきの会場...、美しい氷の彫刻80基がイルミネーションに彩られ立ち並ぶ...。入口にある氷像は高さ約4mの「ハリストス正教会」で札幌のホテルの調理人さんが製作したもの。また、本物のカニや魚が入っている「氷の竜宮城」には驚く...。

              
 時折雪の降る天気だったが午後と夜の2回、1丁目から12丁目までノンビリと雪像を眺めながら歩き回り、迫力ある大雪像、しかも作りの精巧さには驚かされる。しかし、雪像の数はスポンサーが減って昨年より少なくなったとのこと、ここにも不況の波が押し寄せているようだ。期間中に200万人を超える見学者が訪れるという雪まつり...、「冬に行きたいイベント」の1位もわかるような気がする...。
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