JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

氷雪の美に圧倒...、さっぽろ雪まつり

2010-02-09 22:36:15 | 札幌市
 「さっぽろ雪まつり」は、昭和25年(1950)地元の中・高校生が6つの雪像を大通公園に設置したことをきっかけに始まり、今年は61回目を数える。また、クチコミサイトが実施した「冬に行きたいイベント」のアンケートでも断然の1位...、今や日本に誇る冬のイベント...。

 駆け足で何度か見学してはいるが、ゆっくりと楽しんでみよう...、と高速の1,000円乗り放題を活用して日曜日に車で出掛けた。冬道を札幌までは久し振りだし、土曜日は吹雪の八雲町で追突事故があるなど多少不安はあったが、スピードは控えめによそ見をせず安全運転で...。

 

                                
 午後、メーン会場の大通り会場を1丁目から12丁目まで歩いての見学...、雪像は大小併せて136基、氷像が大小8基。4丁目にある「北の動物園」は、札幌・丸山動物園と旭川・旭山動物園の人気者が雪像に...、精巧な作りは動物たちが今にも動き出しそう...。


 8丁目には高さ15mの「韓国・百済王宮」...、この雪像を作るため現地取材をし、百済の繊細で優美な文化を蘇らせている。この雪像には、6トントラック約4,500台の雪を使用し、製作には延べ焼く3,900人で1ヵ月の期間を要したとのこと。

                          
 10丁目の大雪像は「ちびまる子ちゃん」...、お茶の間アニメの「ちびまる子ちゃん」が雪祭り会場に登場。ちびまる子ちゃんをはじめ、大の仲良し「たまちゃん」や「花輪クン」、「みぎわさん」さんなど3年4組の仲間が大集合、子供たちの人気の的...。

 
 9丁目は市民広場...、雪まつりを札幌市民も参加して盛り上げようと、家族や学校、職場の仲間など公募により集まった市民グループが作った小雪像が並べられている。今年は募集基数105に対し617団体が応募...、倍率が約6倍。その中に札幌の知人グループが制作した「GO(5)!GO(5)!MATSUI!!」...。エンジェルスに移籍した松井の活躍を期待して...、皆さん立ち止まって眺めており結構人気があった。それにしても、寒い中お疲れさん...。

                 
 それにしても見学者の多さには驚いた...、日曜日とあって家族連れやカップルが目立ち、特にレストハウスは大賑わい。6丁目の「食の広場」にはジンギスカンやラーメン、かにめし、うにめし、ホタテの貝殻焼き、カニの甲羅焼きなど道内各地を代表する「味」が勢ぞろい...、寒さもあってか暖かいものが飛ぶように売れている。

 

                                    
 最後は、すすきの会場...、美しい氷の彫刻80基がイルミネーションに彩られ立ち並ぶ...。入口にある氷像は高さ約4mの「ハリストス正教会」で札幌のホテルの調理人さんが製作したもの。また、本物のカニや魚が入っている「氷の竜宮城」には驚く...。

              
 時折雪の降る天気だったが午後と夜の2回、1丁目から12丁目までノンビリと雪像を眺めながら歩き回り、迫力ある大雪像、しかも作りの精巧さには驚かされる。しかし、雪像の数はスポンサーが減って昨年より少なくなったとのこと、ここにも不況の波が押し寄せているようだ。期間中に200万人を超える見学者が訪れるという雪まつり...、「冬に行きたいイベント」の1位もわかるような気がする...。
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