JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

南茅部の国道沿いは「昆布のカーテン」

2008-03-25 22:12:22 | 椴法華・南茅部
 昨日は最高気温が5℃前後で肌寒さを感じたが、一転今日は水銀柱が登り始め函館は13.5℃とこれは今年最高。札幌では日中の気温が5日連続10℃を超え3月としては117年ぶりの記録だそうだ。異常気象で片づけられない問題なのかもしれない。地球は、どうなってるんだろう.....。
 今日は所用で恵山、南茅部経由で鹿部町に行ってきた。海沿い国道を走ったが、津軽海峡には暖かい春の陽射しがそそぎ気持ちが良く、ルンルン気分のドライブだ。

     
 椴法華地区から南茅部地区にはいると国道沿いのあちこちに昆布干しのカーテンが出来ている。長さが3mにもなろうとする昆布は風に揺られて潮の香りを漂わせている。そして飴色に輝く昆布の美しさに、つい車を止めた。

       
 若い夫婦が大きな昆布を干し棚にかける作業を黙々と続けていたが、邪魔を覚悟で「昆布の揺れるのが綺麗なんで、写真を撮らせてください。」とお願いをしてみた。するといやな顔一つせず「なんぼでも撮って行けばいいの...。」と、快く応えてくれた。


 シャッターを何度か押していると、旦那さんが「何処から来たの、まっすぐ帰るか...。」、「函館からで、これから戻るところです。」、「うんだば、昆布もっていがねえがあ..。」、「え!、いいんですか?」、「いいから、ゆってべあ...。かあさん、持たせてやれ...。」と袋に沢山詰めだした。
 「2、3本もあればでいいですよ。」、「そったべっこ、持ってたってどうすもんだ...。」と大きな袋に一杯の昆布を持つことになった。

 そして、今の時期の昆布漁は、養殖したものを間引きをする作業で、残ったものは6月に本格的に漁を行い製品にして出荷することや、今日もらったコンブはさっとお湯で湯がき、サラダや3杯酢で食べたり、味噌汁にいれても良し、油炒めも結構いけるなどと親切に教えてくれた。

 早速、夕食に3杯酢で食べたが、これが旨い!。新鮮なこともあるのかもしれないが、「昆布はやっぱり南茅部ですよ...。」。一宿一飯の恩義ではないが、今度昆布漁の時には昆布干しを手伝いに行こうかな......。(邪魔になるから、よした方がいい....。と、陰の声。)
 それは別にしても、あの若い夫婦が健康で何時までも昆布漁が続けられることを祈りたい.....。
コメント
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